SEARCH

コラム

2023.08.01

シトリンとは

大きなシトリンの石
太陽のような輝きを持つシトリン。まずは、シトリンがどんな宝石なのか、歴史や石言葉とともに紹介します。

シトリンは「希望」を意味する宝石

シトリンとは、黄色からオレンジの発色があるクォーツを指します。名前の由来は、フランス語でレモンを意味するcitron(シトロン)です。11月の誕生石で、和名は黄水晶(きずいしょう)。幸運を呼ぶ「希望の宝石」と呼ばれることもあります。
主要な産出地はブラジル、ボリビア、スペイン、マダガスカルなどで、なかでもブラジル産のシトリンは世界最高級の品質であると称されています。

シトリンの歴史

シトリンはクォーツの一種ですが、その歴史はとても古いものです。クォーツは何千年も昔から、装飾品に使用されてきました。ビクトリア朝時代のペンダントやブローチには、シトリンがあしらわれているものも数多くあります。
そして近代でも、シトリンは変わらず人気を誇っているようです。フランスの高級宝飾ブランドであるカルティエがインドのマハラジャのために制作したダイヤモンドのネックレスには、センターに大きなシトリンがあしらわれており、存在感を放っています。

シトリンの石言葉

宝石にはそれぞれ、その石の特質に合った石言葉があります。シトリンの石言葉は「繁栄」「成功」「富」「幸福」「希望」「社交性」「自信」などです。特に富や金運を象徴する宝石として、シトリンには商売繁盛に効果があると考えられ、大切にされてきたようです。

シトリンの特性

シトリンの黄色やオレンジ色は、クォーツの結晶構造に含まれているごく少量の鉄分によるものです。クォーツの鉄分が光の波長によって、黄色やオレンジ色に輝いて見えます。
自然界に存在するシトリンはアメシストが地熱などでじっくり熱せられ、シトリンへ変化したものです。天然のシトリンは非常に希少で、価値が高いと言われています。市場には数多くのシトリンが出回っていますが、そのほとんどはアメシストを人工的に熱処理したものであると考えて良いでしょう。

シトリンが持つとされる効果

宝石にはそれぞれ秘められたパワーがあり、シトリンにもさまざまな効果あると考えられています。金運アップや商売繁盛への効果を発揮すると信じられているので、新しい事業をこれから始めたいと考えている人には、成功へと導いてくれる心強いお守り代わりになってくれるでしょう。
その他に、身に着ける人を好奇心旺盛にしたり、前向きな気持ちにしたりするとされ、恋愛運アップの効果もあると言われています。太陽のように明るく光を放つシトリンは、人間関係をサポートしたり、コミュニケーション能力を高めたりすると考えられる宝石なので、良縁を引き寄せるのかもしれません。

シトリンをあしらったジュエリーの魅力

明るい色合いのシトリンジュエリー。コーディネートに華やぎを添え、お守りのように身に着けられます。ここでは、シトリンジュエリーの魅力を紹介します。

明るく華やかな輝きを添える

太陽のように明るい輝きを放つシトリンジュエリーは、身に着けることで華やかな印象に見せてくれます。シンプルなコーディネートに合わせると、シトリンの明るいオレンジがアクセントになってくれるでしょう。ネックレスやピアスなどなら、顔周りもぱっと明るく見せてくれます。

お守りとして寄り添ってくれる

シトリンジュエリーは、お守りジュエリーにもぴったりです。シトリンが持つ「幸福」「希望」「自信」などの石言葉と、明るく華やかな輝きが前向きな気持ちに導いてくれそう。自信や勇気がほしい時などに、そっと寄り添ってくれるジュエリーです。

プレゼントとしてもおすすめ

華やかでお守りにもぴったりなシトリンジュエリーは、プレゼントとしてもおすすめです。誕生石としてはもちろん、石言葉に気持ちを込めて大切な人に贈るのも喜ばれるでしょう。結婚5周年を記念する宝石でもあるため、結婚の節目にパートナーへ贈るプレゼントとしても選ばれています。

シトリンの楽しみ方

いろいろな形のシトリン
シトリンはお守りとしてもおすすめの宝石で、いろいろな楽しみ方ができます。ここではシトリンの持つパワーや身に着け方を紹介します。

誕生石として身に着ける

誕生石とは、1月から12月までの各月にあてはめられた宝石のことです。自分の誕生石を身に着けると幸運が訪れるという言い伝えもあり、誕生日や記念日に自分の誕生石があしらわれたジュエリーをプレゼントされたことのある人もいるかもしれません。
シトリンは11月の誕生石のひとつとして知られています。他にも11月の誕生石には、トパーズがあります。もちろん誕生石ではなくても身に着けて構わないので、その日の気分に合わせて宝石を選んでも良いでしょう。

曜日石として身に着ける

宝石には誕生石の他に、曜日石も設定されています。曜日石とは、日曜日から月曜日までそれぞれの曜日にあてはめられた宝石のことです。曜日石は生年月日によって決まります。これが誕生石のルーツにもなりました。
日曜日はルビー、月曜日はムーンストーンなど自分の生まれた日の曜日に合わせた曜日石を身に着けることで、運気がアップすると言われています。シトリンは、水曜日の曜日石です。

相性の良い宝石と組み合わせる

シトリンを単体で楽しむのも良いですが、相性の良い他の宝石を組み合わせることもおすすめです。例えばシトリンと、同じく鉄分を含むアメシストは、相性抜群の組み合わせ。この組み合わせには、自分でさえ気付いていない潜在能力を高めるパワーがあるとされています。身に着ける人の環境を浄化して活性化させてくれる相性で、新しい仕事に取り組む時には心強いサポートとなるでしょう。
鮮やかな赤色やオレンジ色のカーネリアンも、シトリンと相性の良い宝石のひとつです。モチベーションを高めてくれる、勇気とパワーを引き出してポジティブな気持ちになるとされています。そのため、新しいことを成し遂げたい、目標を達成したいといった人におすすめの組み合わせです。
透明な水晶に針状の鉱物が入ったルチルクォーツと組み合わせるのもおすすめです。シトリン同様に金運を高めるとされる宝石なので、組み合わせることでより金運を高めると考えられています。

シトリンのお手入れ・保管方法

シトリンの指輪を着けた女性
シトリンの硬度は7であり、比較的ジュエリーとして扱いやすい耐久性を持った宝石と言えます。しかしダイヤモンドやトパーズなど、より硬い宝石との接触でキズが付いてしまうことも。ここでは美しいシトリンを永く身に着けられるよう、適切なお手入れ方法や保管方法を解説します。

汚れが目立つ場合はぬるま湯などで洗う

シトリンの透明感を保つためには、やわらかな布などでこまめに拭き取ることが大切です。指紋や手垢は思った以上に目立つため、身に着けた後にお手入れしましょう。
汚れが目立つ場合は、ぬるま湯や石鹸水を張った洗面器、歯ブラシを使って洗うことも可能です。力を入れすぎず、優しく磨くように擦り、汚れが落ちたら真水でよくすすぎます。最後は、やわらかい布で水分を拭き取って、自然乾燥させてください。

直射日光を避け、硬い宝石と分けて保管する

シトリンは急激な温度変化に弱く、日光を長時間当てると退色するおそれがあるため、直射日光を避けて保管しましょう。また、他のジュエリーと一緒に保管する際は、ダイヤモンドなどの硬い宝石とぶつからないように気を付けてください。硬度が高いシトリンでも、より硬い宝石との衝撃では傷がつくおそれがあるためです。
その他に、フッ化水素酸、フッ化アンモニウム、アルカリ溶液などの化学物質で損傷するおそれもあります。掃除や洗い物などで使用する洗剤類がシトリンにかからないように、作業時は外しておくと安心です。

心を明るく照らすシトリンジュエリー

太陽のような明るさが印象的なシトリンは、身に着けるだけでコーディネートがパッと華やぐ宝石です。ここでは、シトリンをあしらった人気のジュエリーを紹介します。

耳元に彩りを添えるピアス

フェスタリアのシトリンピアス
フェスタリアのシトリンピアス
¥14,300(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
オレンジ系のシトリン、カーネリアンに、空や雲、穏やかな波をイメージさせる色合いのラリマーを組み合わせたピアス。明るい色合いのピアスは、顔周りを華やかに見せてくれます。成功や希望の石言葉を持つシトリン、幸運を呼ぶとされるカーネリアン、愛と平和を象徴するラリマーが、お守りのように寄り添ってくれるでしょう。

シトリンにダイヤモンドが輝くペンダントトップ

フェスタリアのシトリンペンダントトップ
フェスタリアのシトリンペンダントトップ
¥110,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
雨上がりにかかる虹にインスピレーションを受けて作られたペンダントトップです。ころんとしたキューブ型にシトリンをセッティングし、ダイヤモンドを添えたデザイン。丁寧に磨き上げられたゴールドと、あたたかみのある輝きのシトリンは相性抜群です。2WAY仕様になっており、片面にはカットの中に大小ふたつの星が映し出される “Wish upon a star®” ダイヤモンドをセッティングしています。装いや気分に合わせて、リバーシブルに身に着けられるでしょう。

シトリンジュエリーを身に着けて前向きな自分に

笑顔の女性
まるで太陽のように華やかにきらめくシトリン。身に着けるだけで、明るく前向きな気持ちになれるでしょう。新しいことを始める時やモチベーションを上げたい時には、シトリンをあしらったジュエリーを身に着けてみてくださいね。

RELATED