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コラム

2022.02.18

年の差婚のメリット・デメリット。うまくいく方法や将来について

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大きく年齢の離れた男女が結婚することを年の差婚と呼びます。かつては年の差婚といえば「年上男性と年下女性」のケースが多かったですが、最近は「年上女性と年下男性」の年の差婚も見られるようになりました。本記事では年の差婚について、メリットとデメリットや考えておきたい将来のことなどについて詳しく紹介します。

【年上夫】年の差婚のメリット

ソファで本を読む夫婦
年の差婚には、「年上男性と年下女性」のケースと「年上女性と年下男性」のケースがあります。はっきりした定義はありませんが、概ねその年齢差が10歳以上離れていると年の差婚と呼ぶようです。もし現在結婚を考えているパートナーがいて年齢が離れているなら、年の差婚のメリットやデメリットを知った上で結婚について考えてみましょう。まずは、年上の夫を持つ場合のメリットについて解説します。

経済的にも精神的にも相手に余裕がある

男性が女性よりかなり年上の場合、男性の収入によっては経済的に余裕を持てる場合があります。その場合は女性が専業主婦でも、余裕のある生活ができることが多いようです。そのため、子どもが生まれたら子育てに専念できるのはメリットでしょう。
さらに男性には精神的な余裕もあり、包容力が期待できる場合も。男性の人生経験が豊富なため、相談やアドバイスを得られ、学びが多いので自分も成長できるメリットもあります。

ケンカが少なく落ち着いた関係になれる

男性から見てかなり年下の女性はかわいいと思われることが多いようです。甘えさせてくれるため、多少のわがままは許してくれ、ケンカになることが少ないでしょう。精神的にも自立しているため、すれ違いの時間が多くてもやきもきすることなく関係を続けられるメリットが考えられます。

【年上夫】年の差婚のデメリット

背中を向けあうカップル
かなり年上の男性との結婚にはメリットもありますが、デメリットもあります。特に将来に対する不安は大きいかもしれません。続いては、年上男性と年の差婚をするデメリットを見ていきましょう。

将来の収入に対する不安がある

男性がかなり年上である場合、同年代の男性と比較して定年までの年数が少ないことになります。今は経済的に安定していても、近い将来収入が減少するかもしれません。リストラされた場合、再就職が難しいことも考えられます。住宅を購入する場合、年齢によっては住宅ローンが組めなくなる懸念もあります。
経済的なリスクを回避するために、計画的に貯蓄をしておくことが重要です。

子育てや介護に不安がある

男性が高齢の場合、年齢が不妊の原因になることも。子どもが生まれた場合であっても、教育費が多く必要な時期より前に収入が減るリスクもあります。子育てには体力が必要ですので、体力の低下が心配になるかもしれません。子育ての時期と親の介護の時期が重なる可能性もあるでしょう。
さらに女性より早く高齢者になるため早い段階から夫の介護が必要になったり、男性の方が平均寿命が短いため早くに夫を亡くしてしまう可能性もあります。ふたりで過ごせる時間を大切に過ごしましょう。

【年下夫】年の差婚のメリット

一緒に料理する夫婦
年の差婚には、女性が年上のパターンもあります。最近は年上女性と年下男性の夫婦も増えてきているようです。年下夫を持つメリットを見てみましょう。

将来への不安が少ない

年の差婚で夫がかなり自分より年下の場合、今は収入が少なかったとしても、今後の収入や子育ての面で将来への不安が少なくなります。
年上女性との結婚を選ぶ男性は、柔軟性のある人が多いようです。また、世代的にも仕事に理解があり、家庭のことや子育ても手伝ってくれる傾向にあります。年下夫より自分の方が収入が多くてもライバル視をされないため、収入差があったり昇進したりしても負い目なく仕事に専念できるでしょう。
一般的に女性の方が長生きするため、夫が年上だと先立ってしまったらどうしようという不安を抱きがちですが、年下夫の場合は相手が若い分、それだけ長く一緒にいられる可能性が高くなります。

意見を尊重してもらえ穏やかな関係が築ける

年下の夫を持つ場合、柔軟性が高いので妻の意見を尊重してくれることが多いようです。そのため、特に自分がリードしたいタイプの女性は、年下男性との相性は良いでしょう。また、今までの恋愛関係では彼氏に対して頼りがいを求めすぎて衝突してしまったことがあっても、年下男性に対しては多くを求めず、寛容になれることも。けんかが少なくなり、穏やかな関係が築きやすくなります。

いつまでも若々しい気分でいられる

年下夫のノリに同調すると自分も若い気分でいられ、いつまでも若々しくいたいと思うようになります。年下夫に合わせて外見にも気を使うようになるため、服装や髪形、運動してスタイルを保つなど、自然に若々しくいようという意識が働き、努力を怠りません。

双方が成長し合える

女性は男性に期待し過ぎず、精神的に自立しようとするため、男性にプレッシャーを与えません。一方で、年下夫にも男性としてのプライドがあるため、「仕事で成功して彼女を安心させたい」「彼女に頼られる男になりたい」と双方が成長のための努力をするようになります。

【年下夫】年の差婚のデメリット

年下夫の浮気を心配する妻
男性が年上の年の差婚にもデメリットがあるように、年下夫にもデメリットがあります。年下夫と年の差婚をした場合、どんなことが予測されるのか、デメリットを見てみましょう。

年齢による出産リミットがある

女性が人生設計において出産をしたいと考えている場合、なるべく高齢出産のリスクを避けて早めに子どもを持ちたいと考えていることは少なくありません。しかし男性が年下である場合、まだ子どもを持ちたいと思うタイミングでなかったということもあり、お互いの気持ちに差が生じてしまうことが考えられます。
年齢によっては出産リミットが近く、子どもを望む場合に相手の家族からの反対に合うこともあるでしょう。
心配な場合はブライダルチェックを受けるなど、事前に対策を行っておくと良いかもしれませんね。

浮気の心配をしてしまう

年下夫との年の差婚で気になるのは、夫が若い女性と浮気をするのでは?という心配。特に女性が更年期に差しかかる頃になると、その心配がピークを迎えるようです。しかし年齢に関係なく「浮気する男性はする」ということも覚えておきたいものです。

夫の精神年齢が幼く頼れない

年の差婚で夫が年下だと、精神年齢が違うため相手のことを子どもっぽいと感じることも。いざという時に頼りづらく、甘えたくても甘えられないこともあるかもしれません。

年齢差をコンプレックスに感じてしまう

夫と一緒にいることで自分が老けて見られたり、ふとした時に年齢差をコンプレックスに感じてしまうこともあるでしょう。
ジェネレーションギャップも年齢差を感じさせる理由の1つ。普段は趣味も合い年齢差をあまり気にしていなくても、夫の友達と集まった時の共通の話題やカラオケで選ぶ曲でのギャップ、彼の友達から敬語を使われるなど、ささいなことから年齢差を感じるかもしれません。

年の差婚でうまくいく方法

アパートの鍵を受け取る新婚夫婦
年の差婚は同年代カップルにはない障害がある分、うまくいかなくなる割合も少なくないでしょう。しかしもちろん、何十年も仲良く連れ添っている年の差カップルもたくさんいます。年上夫や年下夫との結婚を維持する上で、うまくいく夫婦に共通する特徴を紹介します。

年の差のことは気にせず対等な関係を

年上でも年下でも年の差を気にしすぎると、相手の精神年齢や老化などネガティブなところに目を向けがち。年齢差のことはあえて意識しないようにしましょう。年齢のことばかり気にしていては彼も楽しくないし、お互いに気まずくなってしまいがち。対等な関係でいることを心がけましょう。

相手を信頼し敬う気持ちを持つ

年下の夫に「男なんだからこれくらいやってよ」「もっとしっかりしてよ」といった、相手の気持ちを傷つける言葉を投げかけてはいけません。精神年齢が幼い部分があってもありのままに受け入れるようにしましょう。
普段は人に甘えることはなくても時々彼だけには甘えてみることも「彼女を守りたい」と思わせる秘訣。時として適度な負荷をかけることも大事です。
また年上の夫が甘やかしてくれるからと相手を軽んじるのも良くありません。年上でも年下でも相手を信頼し相談をして、一人の人間として敬うようにしましょう。

ライフプランについて話し合っておく

相手が年上でも年下でも年齢差があると出産や子育て、介護などライフステージの変化による問題があります。子どもを持つかどうか、互いの親の介護はどうするかなどよく話し合って決めておくことをおすすめします。
子どもや介護はきちんと計画していても、予定通りに行くとは限りません。価値観の不一致を防ぐためにも事前にすり合わせが大切です。

感謝の言葉を伝える

夫婦だからといってやってもらったことを当たり前のように受け止めず、感謝の気持ちを口に出して伝えるようにすることが大切です。感謝を伝えないことが当たり前になってしまうと感謝の気持ちを忘れてしまうだけでなく、相手に伝えることすら恥ずかしいと思うように。
年齢に関係なく「いつもありがとう」「本当に助かる」「頼りになるね」といった男性の自信となるような言葉をかけることが大事。お互いに助け合いながらも、言われて嬉しい言葉はかけ合いたいですね。

年の差婚を反対されたら? 親を説得する方法

娘と父
結婚に年齢は関係ないものとはいえ、我が子を心配するが故、結婚の挨拶に行った時に年の差婚に反対されてしまう場面も多くあるようです。最後に年の差婚に反対された時に親を説得する方法について紹介します。

ふたりの気持ちをしっかり伝える

親が年の差婚に反対するのは心配だからです。相手が年上の男性の場合、娘が騙されているんじゃないかと考えたり、年下の男性の場合、頼りにならないのではないかと考えたりしてしまいます。親が年の差婚に反対している場合、時間をかけて説得する必要があるでしょう。
まずは、ふたりの結婚に対する真剣な気持ちや絆をしっかり伝えます。軽い気持ちで決めたことではないと理解してもらい、時間をかけて相手の魅力を伝えてくださいね。

親の不安点を解消する

ふたりの気持ちが本物であることは理解してもらっても、さまざまな面で不安があると親は反対するかもしれません。例えば経済面について、年上の男性の場合定年後の収入減のリスクを心配したり、年下男性ならそもそも収入の少なさを心配したりするでしょう。
女性が年上の場合なら、子供を持てないことを男性側の親が心配するかもしれません。心配を解消するためにリスクに対して理解していることを伝え、経済面が不安な親には「将来に向けて貯金している」と具体的な貯蓄金額を伝えるなど対策を提示してみるのも1つの手です。

年の差婚のメリット・デメリットを理解して幸せになろう

ソファに座り年下の彼に肩を抱かれる女性
年の差婚には、さまざまなメリットとデメリットがあります。夫婦は実際の年齢差は縮まらなくても、一緒に年を重ねていくうちに、見た目の年齢差も精神的な年齢差も気にならなくなっていくものです。最終的に大事なのは、お互いを思いやる気持ち。年齢差を意識せず、ふたりで幸せな結婚生活を歩んでくださいね。

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