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2020.03.19

プラチナの指輪が人気の理由は?メリットや特徴について

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婚約指輪や結婚指輪を決める際に、どのような金属にするのか迷っているという人もいるのではないでしょうか。日本人に人気の指輪の金属のひとつと言えばプラチナです。ここでは、プラチナについてご紹介しています。

指輪にプラチナを選ぶメリット

プラチナは指輪の素材として人気の金属のひとつ。希少性の高さや見た目の美しさ以外にも、指輪の金属として使用することに対しての様々なメリットがあります。

強度を変えることができる

プラチナの指輪とひとことで言っても、プラチナの含有量によって強度、さらには色合いも変わります。プラチナが含まれる割合によって、「Pt999」、「Pt950」、「Pt900」などと表示され、数が多いほどプラチナの純度が高くなっていきます。

プラチナは一般的に純度が上がるほど強度が落ちるといわれます。そのため、一般的に純度の高いプラチナは強度が弱いことから、他の金属を混ぜ合わせることで強度を上げている場合がほとんど。ただし、最近では最新の技術により、通常の約2倍の強度を持った「Pt999」のプラチナも存在します。

金属アレルギーを起こしにくい

金属アレルギーを起こしにくいというのも、プラチナが指輪の金属として人気の理由のひとつ。結婚指輪や婚約指輪を選ぶのは楽しいことですが、アレルギーを持っている人はどうしても慎重になってしまいます。

一般的にプラチナはアレルギーを起こしにくい金属といわれています。しかし、先ほど説明したように多くの場合は他の金属と混ぜ合わせることで強度を強くしています。そのため、その混ぜ合わせた金属によってはアレルギーの原因になることも。

アレルギーが気になる場合は純度の高いプラチナを選ぶか、混ぜ合わせた金属に関するアレルギーを確認しておくことをおすすめします。

日常使いに最適

プラチナは科学的に安定した金属のため、他の金属と比べて変質しにくいという特性があります。
そのため、日常使いで指輪をつけっぱなしにしていても問題はありません。
ただし純度の低いプラチナの中には、変色しやすい金属が混ぜられていることもありますので注意は必要です。
さらに、プラチナは柔らかく加工しやすいという特性もありますので、万が一指輪が変形したり、傷が付いてしまっても、シンプルなデザインのものであれば修理することもできます。

希少性が高い

プラチナは他の金属と比べて希少性が高いというのも、プラチナの指輪の人気が高い理由のひとつ。金と比べても、生産量が少なく、年間の供給量も金の20分の1ほどと言われています。

希少性が高いということはそれだけ指輪の価格は高くなってしまいますが、結婚指輪や婚約指輪には特別感を求める人が多いため、プラチナの指輪がよく選ばれています。

プラチナの純度による表記の違い

プラチナリング
プラチナジュエリーを選ぶ際に目にする「Pt」の文字。これはプラチナの元素記号です。「Pt900」や「Pt950」などの表記はプラチナの純度の違いをあらわしています。

ベーシックな「Pt900」

Ptの後に続く数字はプラチナの純度を表しており、「Pt900」は90%の純度のプラチナということをあらわしています。「Pt900」は純度が高い「Pt950」や「Pt999」に比べると強度があるため、変形しにくく、傷もつきにくいことがメリットでしょう。

また、国内で取り扱われることの多い純度であることから、サイズ直しなどの修理に対応してくれるところも多いでしょう。プラチナの純度が低い「Pt900」は、「Pt950」や「Pt999」に比べて価格を抑えることができる場合が多いため、予算をあまりとれないという方にもおすすめです。

国際基準の「Pt950」

国内のISO基準では純度85%以上の「Pt850」以上であれば、プラチナの指輪やジュエリーとして認められています。しかし、国際基準では純度95%以上の「Pt950」以上のものでなければ、プラチナとしては認められていません。そのため、海外では「Pt950」以上のものがよく使われているのです。

また、「Pt950」は「Pt900」に比べて他の金属の割合が少ないため、金属アレルギーを起こしにくいという利点も。ただし、純粋なプラチナということではないので含まれている金属によってはアレルギーが出てしまう可能性はあります。

他には強度の面での差も。一般的には「Pt950」は「Pt900」よりも少し柔らかいため、やや変形しやすく、傷つきやすいというデメリットもあります。

純プラチナである「Pt999」

「Pt999」は純度99.9%のプラチナ。つまり、ほぼ純粋なプラチナということになります。100%という意味の「Pt1000」と表記されてあるプラチナも存在しますが、100%純粋な金属というものは理論上存在しないとされているため、「Pt999」も純プラチナと同じ扱いとなります。

純プラチナは他の金属が混ざっておらず柔らかいため、一般的には傷が付きやすく加工しにくいといわれています。しかし、前述でも紹介した通り、通常の約2倍の強度を持った純プラチナも登場しています。

また、「Pt999」は他の金属を混ぜていない「純粋な金属」であるため、「純粋な愛」を表現したいという方にもおすすめ。純粋な愛を誓うブライダルリングにふさわしい素材です。

強度の高い「ハードプラチナ」

「ハードプラチナ」は、割り金に「パラジウム」に加え、「ルテニウム」などを使用している「強度の高いプラチナ合金」のこと。プラチナという素材はもともと柔らかくそのままでは加工が難しいことから、一般的には「パラジウム」と呼ばれる金属を割り金として混ぜて加工することが多くなっています。

「Pt900」と比べても、約1.2倍から1.5倍ほどの強度を誇るため、細身のデザインを採用したり、石を留める爪の部分にハードプラチナを使用することも。ただし加工が難しいため、デザインが限られたり、加工するための費用が高額になったりする可能性もあります。

プラチナの指輪はこんな方におすすめ

プラチナリング
ブライダルリングにはよくプラチナが選ばれますが、指輪の地金にはゴールドやシルバー、チタンなどもあります。さまざまな選択肢がある中で、プラチナの指輪はこんな方におすすめです。

常に指輪を付けていたいという人

日常生活の中で、常に指輪を身に着けていたいという人に、プラチナの指輪はおすすめです。

プラチナは変色や変質しにくい特性を持っていますので、できるだけ指輪を外すことなく日常生活を送ることができます。汗にも強く、安定した性質のため、そのまま温泉に入ったり、スポーツをしたりすることも可能です。

ただし、重たいものを持ったり、強い負荷がかかる恐れのあるスポーツをする場合は、強い衝撃で変形してしまう恐れはありますので外しておくのが無難です。

ダイヤモンド付きの指輪を選びたい人

婚約指輪を選ぶ際には、特別感が欲しいという理由からダイヤモンド付きの指輪を選ぶ人も多いかと思います。ダイヤモンド本来の凛とした輝きと銀白色のプラチナは相性抜群。粘り強い性質を持ったプラチナは細く小さな爪で宝石をしっかりと留めることもできます。

そのような理由から、ダイヤモンドとプラチナは最高のパートナーとも言われています。ダイヤモンド付きの指輪を選びたい人にはプラチナがおすすめです。

特別感を出したいという人

言うまでもなく、希少価値の高いプラチナは特別感のある指輪としてぴったりの素材。この世でたったひとつの婚約指輪や、一生ものの結婚指輪にふさわしい希少性の高さだと言えます。

上品で落ち着いた色合いでありながら、貴金属としての美しさも兼ね備えたプラチナは男女ともに人気。ゴールドのリングは着けにくいという男性も、プラチナであればスーツスタイルにも馴染みやすく身に着けやすいと感じる方も多いでしょう。

また、「白金」と呼ばれるプラチナの色は、花嫁のウェディングドレスとの相性も◎、華やかな婚約指輪とシンプルな結婚指輪を重ねて結婚式で着けても素敵ですね。

ブライダルリングはプラチナで永遠の輝きを

プラチナリング
白く美しい光沢をもつプラチナは、ダイヤモンドとの組み合わせが美しく婚約指輪にぴったり。また、日常生活において変色しにくいプラチナは長期間肌身離さず身に着ける結婚指輪の素材としてもおすすめです。

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