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コラム

2021.01.28

プロフィールムービーの作り方

ムービーを作成する新郎新婦
結婚式の定番演出であるプロフィールムービーは、ゲストに新郎新婦のこれまでの歩みを分かりやすく紹介するものです。以前は司会者が言葉で紹介していたものを映像化することで、言葉だけでは伝えられないニュアンスまでゲストと共有できます。

プロフィールムービーは映像制作会社に依頼する、または自分達でも作成できます。それぞれ詳しく見てみましょう。

映像制作専門業者に依頼する

手間や時間をかけずにプロフィールムービーを制作したいなら、映像制作を専門とする会社に依頼する方法があります。映像制作会社は、ネットで検索したり、結婚式場に紹介してもらったりして探しましょう。式場と提携している会社であれば手順が決まっていることが多いため、あまり時間のない新郎新婦にもおすすめです。

また、プロが作る映像であるため、仕上がりのクオリティも保証されます。ただし、納品までにはある程度時間が必要です。期間に余裕を持って発注するよう気をつけてくださいね。

パソコンやスマホで自作する

プロフィールムービーは自作も可能です。動画編集というとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、近年では便利なソフトやアプリも増え、パソコンの性能も向上したことで、素人でも簡単に編集できるようになりました。テンプレートも豊富なので、初心者でもプロのようなクオリティの高いムービーを作れると、近年では自分達で作るカップルも多いようです。

自作のプロフィールムービーなら内容を自由に決められ、ふたりの思い出にもなる上、費用も抑えられるなどメリットもたくさん。ただし手間や時間はかかるので、自作する場合もスケジュールに余裕を持つことが大事です。

プロフィールムービーの構成

白黒の写真
プロフィールムービーを制作する時にまず決めなくてはならないのが、プロフィールムービーの構成です。決まりはありませんが、これから制作を予定しているカップルは、まず、基本的なプロフィールムービーの構成をチェックしておきましょう。

新郎の生い立ち

プロフィールムービーでは、まず新郎の生い立ちから紹介することが多いです。誕生、幼少期、中学生、高校生、大学生、社会人とそれぞれの時代の写真を入れながら順を追って紹介します。紹介時間は2分程度が目安で、ゲストにまつわるエピソードがあれば添えると良いでしょう。

新婦の生い立ち

続いて、新婦の生い立ちを紹介します。新郎と同じように写真とエピソードを交えて紹介しましょう。時間は新郎と同じく2分程度が目安です。

ふたりが出会ってから結婚までの道のり

それぞれの生い立ちを紹介した後は、ふたりの出会いから結婚までを紹介します。初めて出会った日付や、お互いの第一印象について、お付き合いが始まるきっかけなどを盛り込むことが多いです。ふたりで出かけた思い出の場所の写真なども交えると良いでしょう。

プロポーズの場所や言葉なども紹介しながら、2分程度にまとめてください。

未来への抱負や感謝の気持ち

エンディングとして、これからのふたりの抱負や家族や友人、周囲の人への感謝のメッセージを込めます。このパートも目安時間は2分程度です。プロフィールムービー全体で6分~8分に収めるのが理想です。

プロフィールムービーはテーマを決めて作る

風船を持った新郎新婦
プロフィールムービーの構成をざっくり決めたら、次はテーマを決めます。会場にいる人達に感動を伝えたいのか、笑ってほしいのか、自分達の結婚式をどのような雰囲気にしたいのかによってもテーマは異なるでしょう。ここでは、プロフィールムービーの代表的なテーマについて紹介します。

会場の雰囲気が高まる感動系

プロフィールムービーのテーマとして定番なのは、やはり感動系です。落ち着いた雰囲気に仕上がるので、失敗しにくい演出方法と言えます。BGMには、しっとりバラード系を選びましょう。

黒い画面の中に写真が浮かぶようなシンプルなスライドショーがおすすめで、写真に添えるコメントも感情移入できるようなものに工夫すると良いですね。

ゲストも楽しめるお笑い系

ゲストに楽しんでほしいという思いが強いなら、クスっと笑えるお笑い系のプロフィールムービーがおすすめ。BGMには明るくポップな曲をセレクトしてください。音楽に合わせて、テンポ良く写真を紹介していくと、楽しい雰囲気に仕上がります。

プロフィールムービーを余興の1つとして考えるカップルもいます。新郎新婦の顔を合成して未来の子どもの顔を予想したり、映画やドラマのパロディ風に作ったりなどさまざまな演出を取り入れてみましょう。

ふたりらしさを表現できるサプライズ系

凝ったプロフィールムービーが好みなら、サプライズ系のムービーもおすすめです。会場まで向かっている様子のムービーを組み合わせて、新郎新婦入場の前に流したり、有名人からのメッセージを取り入れたりするカップルもいます。アイディア次第でいろいろな演出ができるので、先輩カップルのムービーを参考にしてもいいかもしれません。

プロフィールムービーにおすすめの曲

ピアノの上のハート

365日 / Mr.Children

幅広い世代に人気の男性グループMr.Childrenのバラードです。しっとりとしたピアノの前奏は、感動系のプロフィールムービーにぴったり。365日大切な人を想う気持ちが歌詞になっているので、家族への感謝の気持ちを伝えたい人にもおすすめです。

恋 / 星野源

プロフィールムービーにアップテンポな楽曲を使いたいという人に人気の曲です。人気ドラマの主題歌だった曲なので、知っている人が多い曲だというのもポイント。プロフィールムービーの中で、ドラマのエンディングとして流行した「恋ダンス」を踊るのもおすすめの演出です。

Just The Way You Are / Bruno Mars

おしゃれな雰囲気のプロフィールムービーにしたいなら、洋楽をセレクトするのもおすすめです。この曲は新郎からのストレートな愛のメッセージが歌詞になっているので、結婚式でも人気の曲の1つです。

プロフィールムービーをおしゃれに仕上げるコツ

新婦を撮影するカメラマン
プロフィールムービーを自作したいけど、素人っぽい仕上がりになってしまいそうで不安という人もいるでしょう。しかしコツを押さえておけば、まるでプロが作ったようなおしゃれなプロフィールムービーを自作できます。ここではプロフィールムービーをおしゃれに仕上げるコツを解説します。

ムービーのコンセプトを決める

プロフィールムービーをおしゃれに仕上げるには、コンセプトが重要です。コンセプトとはテーマのようなもの。コンセプトを決めずになんとなく作り始めてしまうと、まとまりのないイメージのプロフィールムービーになってしまう可能性があります。

結婚式そのものにテーマがあるならば、それに沿って作ると良いでしょう。例えば、ふたりとも映画が好きならそれをテーマにするなど、ふたりに共通するものからコンセプトを考えると分かりやすいかもしれません。

写真や動画は加工する

自分達で撮影した写真や動画などを素材として使うなら、明るく補正して使ってください。ムービー編集ソフトで、簡単に写真や動画の補正ができます。ただし、加工のしすぎやエフェクトのつけすぎはチープな印象を与えかねないため、控えめにしましょう。

プロが撮った写真や動画を使うだけでプロフィールムービーは垢抜けた印象になるので、素材に織り交ぜるのがおすすめです。なるべくシンプルに作ることを心がけるのがポイントです。

フォントの選び方やコメントにも配慮する

プロフィールムービーに使用するフォントにもこだわってみましょう。フォントは、フリーでダウンロードできるものもたくさんあります。ペーパーアイテムなど他のものとフォントをそろえると、統一感が出ておしゃれです。

ただし、写真のコメントは読みやすさも重視します。文字数は写真1枚に対して20文字~30文字が目安。1行あたり10~11字で改行して、2~3行に収めるようにすると見やすいです。また、文字を出す位置は統一して、見やすく配置することを心がけてください。

プロフィールムービーで自分達らしい結婚式を演出しよう

海辺で撮影中のカップル
結婚式に参列してくれたゲストに自分達を紹介し、感謝の気持ちを伝えられるプロフィールムービー。手作りをすればより思い入れの深い結婚式になるでしょう。オリジナルのムービーを制作して、自分達らしい結婚式にしてくださいね。また、結婚式の手作りアイテムとして人気なのがウェルカムボードです。手作りしようと考えている人は、こちらの記事も参考になりますよ。

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