人気再燃中のリゾート婚とは?ふたりらしいウエディングプランを
リゾート婚とは、美しい景色や自然に囲まれたリゾート地で行われる結婚式のことです。ホテルでの挙式よりも開放的かつ小規模となるケースが多く、近年のコロナ禍の影響を比較的受けにくいウエディングスタイルといえます。本記事では、リゾート婚のメリット・デメリットやプランの立て方、人気のロケーションなどを紹介します。
リゾート婚のメリット・デメリット
リゾート婚は、一般的なホテル挙式とは異なる点がさまざまです。まずはリゾート婚のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット①密にならない
ホテル挙式などに比べると、リゾート婚はゲストの人数が少ないのが一般的。開放感のある屋外で行われるケースも多く、密になりにくいメリットがあります。
最近では、「おめでたい席でも密になるのは不安…」と感じる人も少なくないでしょう。ほど良い距離感を保ちやすいリゾート婚は、withコロナの時代にもマッチしたウエディングスタイルといえます。招く側も招かれた側も、不安が少なく過ごしやすいでしょう。
メリット②魅力的なロケーションで式を挙げられる
なんといってもリゾート婚の魅力は、抜群のロケーション。青い海、深い森など、その土地ごとの魅力はさまざま。非日常的な美しい風景の中で、式を挙げられるのは大きなメリットです。
また、そんな素敵なロケーションの中で撮影された写真は、やはり魅力的です。写真を見る度に、素敵な結婚式の想い出がよみがえるでしょう。
メリット③本当に親しい人だけ呼べる
先述したように、リゾート婚は遠方で行われることが多いため、ゲストは少人数であることが多いです。親族など、本当に親しい人達を中心とした集まりとなるため、アットホームな雰囲気での式となります。
大勢の人に祝福されるホテルなどでの結婚式も魅力ですが、規模が大きくなりがちでゲストとの距離を遠く感じる場合も。友達や家族・親族との距離が近くなるのは、リゾート婚ならではの嬉しいメリットです。
デメリット①「絶対来てね」と言いにくい
リゾート婚は、基本的に遠方であることが多いです。泊まりになるケースもあり、ゲストに掛かる負担は少なくありません。「○○で式を挙げるんだけど、来てくれる?」と誘っても、なかには参列をためらう人もいるでしょう。
また、結婚式では、新郎・新婦がゲストの交通費を負担するのが一般的。もしもふたりが、ゲスト全員の交通費を出すつもりなら、金銭的な負担が大きくなることも考慮しておく必要があります。
デメリット②現地での打ち合わせが少なくなる
遠方のリゾートで挙式する場合、たびたび現地に足を運ぶのは困難です。事前に現地に行くのは挙式場の見学くらいで、現地スタッフとの準備などに関する細かなやり取りは「ほぼ電話とメールのみ」ということもあり得るでしょう。
しかし近年では、対面での打ち合わせや長距離移動をせずに式の準備を進められるのは、メリットとも言えるかもしれません。
理想のリゾート婚を叶えるプランニング
リゾート婚を成功させる上で、プランニングは非常に重要です。結婚式までの日程をどうするべきか、人気の沖縄でリゾート婚をするケースを例にして紹介します。
条件を絞って時期・日程を決める
結婚式を挙げる6~8ヵ月前くらいまでに、大まかな日程などを決めます。日程を決める時には「ふたりの記念日に式を挙げたい」「休みが取りやすい時期に挙式したい」など、大まかな希望をあげて、そこから絞っていきましょう。
また、現地の気候や混み具合も考慮しておきたいポイントです。例えば沖縄の場合、7~9月は台風シーズンにあたる恐れがあります。加えて、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの連休などは、特に混み合うので、これらの時期に結婚式を挙げたい場合は、早めに日程を決めておいた方が良いですね。
式の予算について考える
時期や日程と併せて、予算も考えましょう。リゾート婚では主に、以下のような費用が掛かります。
・式場
・貸衣装
・ブーケ&ブートニア
・新婦ヘア&メイクの費用
・旅費&宿泊費
現地で手配するのが大変だと感じたら、パッケージプランがおすすめです。式に必要なものが、すべてプランに含まれています。
例えば沖縄で挙式した場合、平均予算は100~200万円です。一方、ホテルなどで行う一般的な挙式費用の平均額は350万円程度と言われているため、リゾート婚の方が挙式費用を抑られますよ。
ゲストを決める&招待状を出す
リゾート婚の場合、ゲストの交通費を負担する新郎・新婦も多いようです。旅費の負担などを考慮すると、招待するゲストの人数などについて、良く考えて決めたほうが良いですね。
また、招待したいゲストには、必ずリゾート婚である旨を伝えるようにしましょう。日程や場所、ゲストの顔触れ、必要時には旅費などについても伝え、その上で出席の可否を検討してもらう方が、相手にも親切です。ここで「出席する」と返事のあったゲストには、式の4~2ヵ月前に招待状を出します。
ウエディングドレスやアイテム、ヘアメイクなどを決める
式の約3ヵ月前には、ウエディングドレスや小物類を決めていきます。リゾート婚なら、式場や周囲の雰囲気をイメージしながら決めるとスムーズです。
ただし、現地でレンタルしようと考えている人は、ドレスのデザインやバリエーションを良く確認しておきましょう。着たいデザインが見つからない場合は、ドレスや小物を持参する必要があります。
ゲストへの最終連絡・リスト作成をする
式の1ヵ月ほど前には、参加予定のゲストに最終の連絡をします。特に自分達と違うホテルに滞在するゲストがいる場合は、配慮が必要です。現地での連絡方法や、ホテルから式場までのアクセス手段などをきちんと確認しておきましょう。
また、リゾート婚では忘れ物などがトラブルになることもあり得ます。持ち物リストを作って、事前に確認するのがおすすめです。
【国内】リゾート婚で人気の高いスポット
リゾート婚で人気が高いのは、やはり非日常を味わえる場所。ここでは、国内で人気の高いリゾート地を紹介します。
リゾートらしさ満載の沖縄
沖縄ならではの「青い海、白い雲」は、「これぞリゾート」といった雰囲気があります。リゾート婚では定番の土地なので、式場も豊富です。
また、沖縄は観光施設やレジャースポットもたくさん。ゲストも本人達も、旅行を兼ねて楽しむことができますよ。
アットホームな雰囲気に包まれる軽井沢
避暑地として長い歴史を持つ軽井沢は、高級感のあるリゾートスポット。豊かな緑に囲まれて、ゆったりとした結婚式を楽しめるでしょう。
都内からアクセスしやすく、ゲストが参列しやすいのもメリットです。
豊かな自然が魅力の北海道
広大な自然が広がる北海道は、四季折々の美しさがあります。観光名所も多く、式の後も楽しめます。
また、北海道は、「食のおいしさ」も見逃せません。北海道ならではの食材を利用したメニューは、ゲストにとっても楽しみのひとつとなるでしょう。
リゾート婚に招待された時に気を付けたいポイント
リゾート婚に招待されたら、どのような点に注意すべきなのでしょうか。リゾート婚に招かれた際のマナーを紹介します。
ご祝儀は一般的な結婚式と同じ額を用意する
例えば沖縄でリゾート婚を挙げた場合、ご祝儀の相場は3万円とされています。つまり、一般的な結婚式と変わりません。リゾート婚でご祝儀を用意する場合も、普段の結婚式と同じ金額を用意しましょう。
ただし、新郎・新婦のなかには「交通費を負担できないため、ご祝儀は遠慮する」という形式を取る場合もあるようです。
ヘアメイクなどは早めに予約しておく
現地で着付けやヘアメイクをしてもらう場合には、早めの予約がおすすめです。また、新郎・新婦側から特に案内などがない場合は、自分でもヘアメイクをしてくれるところを探してみると良いですね。ヘアメイクをどこに頼めば良いのか分からない場合は、参列予定のホテルや式場に聞くと教えてくれるでしょう。
開放感溢れるリゾート婚で理想のウエディングを実現させよう
リゾート婚は、密になりにくく、招待したい人だけを呼べるなどのメリットがあります。国内で行うリゾート婚なら、沖縄や北海道、軽井沢などが大人気。事前にしっかりと準備をして、理想のウエディングを叶えましょう。