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コラム

2021.10.08

1.5次会はアットホームさが魅力。ポイントを押さえゲストと楽しいひと時を

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1.5次会とは、新郎・新婦が主催する自由でアットホームなウエディングパーティー。フォーマルさや開催に必要なコストは、披露宴と二次会の中間くらいと言われています。この記事では、1.5次会の概要やメリット・デメリット、パーティーを開く前に決めておくこと、流れ、さらにはおすすめの演出・余興アイディアを紹介します。

1.5次会とは

見つめ合うカップル
1.5次会とは、新郎・新婦主催の自由度が高いウエディングパーティーです。ここでは概要と、どのようなカップルにおすすめなのかを紹介します。

新郎・新婦主催の自由度が高いウエディングパーティー

1.5次会には、「これ」という定義や形式がありません。一般的には、披露宴よりもカジュアルで二次会よりはフォーマルなウエディングパーティーのことをさします。パーティーは新郎・新婦が主催するため、どのような形式・内容、進行にするかはカップル次第です。本当に親しい人だけを呼べるため、一般的な結婚式よりもアットホームな空間でしょう。

カジュアルな雰囲気を好むカップルなどにおすすめ

1.5次会に向いているのは、カジュアルな式を挙げたいカップルです。例えば、次のようなカップルは1.5次会を選択すると満足のいく式となるでしょう。
  • 親族だけで既に式を済ませており、友人を招いたパーティーを開きたい
  • なるべくコストをかけず、自分達らしい結婚式を実現させたい
  • フォトウエディングと入籍を済ませており、お披露目を兼ねたパーティーをしたい

1.5次会のメリット・デメリット

ダンスをするカップル
1.5次会のメリットはゲストへの負担が少ない、低コスト、ゲストとの距離が近いなどです。デメリットと併せて詳しく紹介します。    

メリット①会費制ならゲストへの負担が少ない

パーティーを会費制にすれば、ゲストはご祝儀を持参する必要がありません。二次会もないため、ゲストにかかるコスト面の負担を軽減できます。結婚式に招かれると、ご祝儀の他にドレス・ヘアメイク代、交通費などが必要です。特に負担の大きいご祝儀をカットできるのは、ゲストにとって大きなメリットといえます。

メリット②一般的な結婚式よりも低コスト

ご祝儀制の一般的な結婚式の費用相場は、約300~350万円といわれています。これに対して、会費制はゲスト30人ほどで30~40万円程度です。会場や演出・料理内容にもよりますが、一般的な結婚式よりは低コストでウエディングパーティーを開催できるでしょう。

メリット③新郎・新婦とゲストの距離が近い

1.5次会は、一般的な結婚式よりも新郎・新婦の自由度が高いでしょう。進行や形式にこだわる必要はなく、守るべきしきたりもほとんどありません。招く方も招かれる方も肩の力を抜いて参加でき、新郎・新婦、さらには招かれたゲストのそれぞれが思いきりパーティーを楽しめます。  

デメリット①慣れていないゲストは戸惑う可能性がある

特に目上のゲストに多いですが、1.5次会のカジュアルさに戸惑うことがあるかもしれません。会費制や自由度が高い式の進行などについて、違和感を感じる人も。事前にパーティーの主旨や内容をきちんと説明しておきましょう。    

1.5次会を催す時に決めておくこと

相談するカップル
1.5次会を催す前に会費、料理、会場などついて決めておかなければなりません。それぞれの詳細を紹介します。    

会費制かご祝儀制か

会費制・ご祝儀制どちらを選択するかで、式のスタイルは変わってきます。ご祝儀制はご祝儀をいただく分、ゲストをきちんとおもてなししなければなりません。コース料理に着席スタイルが一般的で、引き出物や引菓子も必要になります。ややフォーマルなスタイルにしたいカップルは、ご祝儀制が良いです。一方会費制の相場は、1~1万5,000円くらいです。料理やスタイルに決まりはなく、カジュアルなパーティーを好むカップルにおすすめ。カジュアルな雰囲気になりがちな1.5次会では、どちらかというと会費制を選ぶカップルの方が多いでしょう。

料理をどのように提供するか

まずコース料理かビュッフェ料理かを決めますが、フォーマル度・コストが高いのはコース形式です。ビュッフェは気楽さがありますが、すべての人に食事が行き渡らない可能性があります。また、着席式・立食式のどちらを選ぶかも重要な問題です。座りっぱなしの着席式に比べると立食式は移動しやすく、いろいろな人と話せます。ただし自分で料理を取るスタイルは、高齢者や子連れなどが多いパーティーには不向きでしょう。

会場をどこにするか

1.5次会のテーマや雰囲気、食事スタイルに合う会場を探します。会場の選択肢としては、レストラン、ホテル、ゲストハウスなどがあるでしょう。新郎・新婦できちんと話し合い、納得のいく場所を見つけてください。1.5次会がポピュラーになってきた昨今では、独自の1.5次会プランを提供する会場も少なくありません。このような会場を選ぶと、パーティーの開催もスムーズです。

新郎・新婦は何を着用するか

1.5次会には厳密なドレスコードがありません。新郎・新婦は何を着用するか、事前に決めておきましょう。基本的には「ふたりの着たいものを着る」というスタンスで問題ありませんが、パーティーのテーマや演出にマッチした装いにするとおしゃれです。例えば、新婦がカラードレスやカジュアルなワンピースを着用したり、新郎がタキシード以外のものを着用したりするケースも多いようです。

お車代・引き出物をどうするか

遠方から来るゲストのお車代については、ご祝儀制なら全額または一部負担が原則。一方会費制の場合は、負担なしか3,000~1万円程度の少額負担が一般的です。お車代を出せない場合は事前にゲストにその旨を伝え、出席の可否を判断してもらいます。また、会費制では引き出物や引菓子は不要で、プチギフトを配る程度で大丈夫です。ただし会費が1万5,000円を越える場合、何もお返ししないのは失礼な印象を与えます。そのため、会費制でもゲストに高額な会費をお願いする場合は、引き出物か引菓子を用意しましょう。

1.5次会の流れ

披露宴を楽しむカップル
1.5次会の流れについて、フォーマルなケースとカジュアルなケースを紹介します。自分達にはどちらの形式が合っているか、参考にしながら考えてみてください。

【例】ご祝儀制のフォーマルな1.5次会

フォーマルな1.5次会の流れは次を参考にしてください。
  1. 新郎新婦入場
  2. 開宴の挨拶
  3. 新郎新婦スピーチ
  4. ゲストの乾杯の挨拶
  5. 歓談
  6. ケーキ入刀&ファーストバイト
  7. 新郎新婦お色直し退場
  8. 新郎新婦のプロフィールDVD上映
  9. テーブルラウンド・写真撮影
  10. 歓談
  11. 親への手紙朗読
  12. 両家代表からの挨拶
  13. 新郎新婦から謝辞
  14. 新郎新婦退場
  15. ゲストのお見送り
ほとんど一般的な披露宴の流れと変わりませんが、すべておこなう必要はありません。自分達でやってみたいところだけピックアップしても良いでしょう。

【例】会費制のカジュアルな1.5次会

会費制の1.5次会はややカジュアルな流れです。
  1. 新郎新婦入場
  2. 司会者による開宴の挨拶
  3. ゲスト代表による乾杯の挨拶
  4. 歓談
  5. ケーキ入刀&ファーストバイト
  6. 余興
  7. テーブルラウンド・写真撮影
  8. 新郎新婦から謝辞
  9. 新郎新婦退場
  10. ゲストのお見送り
式がカジュアルになるほど、余興は少なめになる傾向があります。ただし、歓談や写真撮影の時間は長めです。

1.5次会でおすすめの演出・余興アイディア

盛り上がるゲスト
1.5次会でおすすめの演出・余興アイディアは、ブーケプルズ、新郎・新婦による司会進行、生演奏などです。それぞれの特徴や良さを見ていきましょう。

ブーケプルズ

新婦のブーケに付けられたリボンを未婚女性が引っ張り、ブーケにつながっていた人がもらえます。ブーケトスに似ていますが、投げたりしないので屋内の式にぴったりです。

新郎・新婦で司会進行する

新郎・新婦が司会進行を務めると、なごやかな雰囲気を作り出せます。フォーマルな式にはアンマッチですが、フランクなパーティーにはおすすめです。司会を頼まなくて良いため、コストカットできるのもうれしいポイント。

生演奏

楽器ができる友人が参加するのであれば、生演奏を依頼してみてはいかがでしょうか。演奏に新郎・新婦が参加すると、より一層盛り上がる余興になります。

1.5次会で自分達らしい結婚式を挙げよう

抱き合うカップル
1.5次会は、形式にとらわれない自由度の高いウエディングスタイルです。会費制を選択すればゲストへの負担も少なく、気軽でアットホームなパーティーとなるでしょう。ただし、自由度が高い分自分達で決めなければならないこともたくさんあります。ふたりでしっかりと話し合い、大切なゲストをおもてなししましょう。

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