ファーストバイトの意味って?演出&アレンジアイディア、新婦が可愛く食べるコツも
ファーストバイトとは結婚式で行う演出のひとつ。基本は新郎新婦がケーキを食べさせ合う演出を指しますが、アレンジを加えて行われることもあります。この記事では、ファーストバイトの意味やおすすめ演出、アレンジアイディアを紹介します。ファーストバイトで、新婦が可愛くケーキを食べるコツもみていきましょう。
ファーストバイトとは?
ファーストバイトには、ふたりの明るい結婚生活を願う意味が込められています。まずは、ファーストバイトとはどんな演出か、どんな意味があるのかをみていきましょう。
新郎新婦がケーキを食べさせ合う演出
ファーストバイトとは、新郎新婦がウエディングケーキをお互いに食べさせ合う演出です。もともとは、海外から伝わった儀式で、英語では「First bite」と記載されます。さまざまな由来がありますが、西洋では悪魔は甘いものが嫌いとされ、魔除けの意味で甘いケーキを食べるようになったのが始まりと言われています。
一般的にはスプーンでケーキを食べさせ合いますが、最近は大きなサイズのスプーンやスコップ、しゃもじなど、アレンジされることも。新郎新婦の仲の良い姿に、ゲストもほっこりした気持ちになる人気の演出です。
ファーストバイトに込められた意味
ケーキ入刀後に行うファーストバイトは、新郎新婦が夫婦になって初めて行う共同作業。「食べるものに困らせない」「美味しい食事を用意する」など、これからの結婚生活に対する想いが込められています。また、「ケーキをカットする=ふたりのこれからの人生を切り開く」という意味もあり、ふたりの門出にふさわしい演出です。
ファーストバイトのおすすめ演出
ここでは、会場を盛り上げるファーストバイトのおすすめ演出を紹介します。おすすめ演出を参考に、ふたりらしいファーストバイトにしてみてくださいね。
ゲストにかけ声を入れてもらう「同時ファーストバイト」
定番は、新郎新婦が同時にケーキを食べさせ合う「同時ファーストバイト」です。ふたりの仲睦まじい姿を見せられます。司会者に「せーの」の合図を入れてもらい、ゲストには「あーん」のかけ声をしてもらうのがおすすめ。ゲストもかけ声で参加することで、会場全体が盛り上がります。
新郎に大きなケーキを食べさせる「ビッグスプーン」
新婦には食べやすい小さなスプーン、新郎には大きなサイズのスプーンでケーキを食べさせる演出。新婦と新郎のスプーンの大きさの違いが、ゲストの笑いを誘います。
スプーンのサイズは、おたまくらいの大きさから、1メートル近くの大きさまでと幅広く工夫できます。大きなサイズのスプーンを持つ新婦、大きく口を開ける新郎の姿に会場が盛り上がります。スプーンもリボンやお花でデコレーションしてあると、フォトジェニックで素敵です。
新婦が新郎を釣る「フィッシングバイト」
「フィッシングバイト」とは、釣り竿の先にケーキをすくったお玉を取りつけ、新郎に食べてもらう演出です。釣り糸がゆらゆらと揺れるので、新郎がケーキを食べるのに一苦労。ゲストからの応援ももらいつつ、笑いも誘えます。新郎がパクっとケーキを食べる姿は、新婦が新郎を釣り上げたようで、さらなる笑いを誘えるでしょう。
ファーストバイトのアレンジアイディア
ファーストバイトでは、新郎新婦がケーキを食べさせ合うのが一般的ですが、親やゲストを巻き込んだアレンジアイディアも存在します。印象に残るファーストバイトをしたいのなら、アレンジアイディアも検討してみてくださいね。
感謝の気持ちを伝える「サンクスバイト」
「サンクスバイト」は、感謝の気持ちを伝えたい人にケーキを食べさせる演出です。育ててくれた親、新郎新婦の出会いのきっかけとなったゲストなどにケーキを食べてもらいます。司会の人に親やゲストを指名してもらうと、サプライズ感があって盛り上がるでしょう。
母親に食べさせてもらう「ラストバイト」
「ラストバイト」は、両家の母親が新郎新婦にケーキを食べさせる演出です。親元から巣立ち、新しい家族をつくっていく子どもへ、最後の一口を食べさせるという意味でラストバイトと呼ばれます。
仲の良い親子の姿が微笑ましく、涙を誘う感動の演出となります。ラストバイト後に、ファーストバイトを行うのもおすすめです。自立して、ふたりの家庭を築くという流れになってドラマチックな演出になるでしょう。
意外性があって盛り上がる「お手本バイト」
「お手本バイト」は、母親と父親にファーストバイトのお手本を見せてもらう演出です。親がケーキを食べさせ合う姿は、なかなか見れる機会も少ないのでは。恥ずかしがりながらでも、ノリノリで行っても、意外性があって盛り上がるでしょう。親だけでなく、仲の良い先輩夫婦などにお願いしても良いですね。
ゲストにも楽しんでもらえる「サプライズバイト」
「サプライズバイト」は、くじ引きでケーキを食べさせる相手を選ぶ演出です。新郎新婦それぞれ1回ずつくじを引いて、選ばれた人に前に出てもらいます。感謝を伝えたい人がたくさんいて選べない、ゲストにも参加してもらいたいなどの場合におすすめです。誰が選ばれるかわからないドキドキ感があって、盛り上がります。
ファーストバイトで新婦が可愛く食べるコツ
ファーストバイトで「あーん」と口を開ける姿はシャッターチャンスの瞬間。新婦としては、可愛い姿でケーキを食べたいのではないでしょうか。最後に、ファーストバイトで新婦が可愛くケーキを食べるコツを紹介します。
顎を上げないで食べる
ファーストバイトでは、顎を上げて大きく口を開けてしまうことが多いもの。しかし、必要以上に首を傾けてしまうと、しまりのない顔に見えてしまうことがあります。
可愛く見せるには、顔をまっすぐの状態でキープし、新郎を見つめながら口を少しだけ開けるようにしましょう。モグモグする時は、手で口元を覆うと良いですね。ファーストバイトは大げさなアクションになりやすいですが、そこは新郎に任せて、新婦は可愛く振る舞ってくださいね。
苺などの固形物を食べる
新婦のファーストバイトは、苺などの固形物を食べさせてもらうのがおすすめです。小さめの一口にしてもらうことで可愛い姿を見せられます。また、スプーンよりもフォークで食べさせてもらった方が、パクっときれいに食べられます。生クリームだと、口元が汚れてしまうことがあるので要注意。ファーストバイトのことも考えて、苺やフルーツがデコレーションされたケーキを選んでみてはいかがでしょうか。
手の位置にもこだわる
ファーストバイトをしてもらう時の、手の位置にもこだわってみましょう。だらんと手を下に伸ばしてしまうと、エレガントさが欠けてしまいます。きれいに見せるには、胸の少し下あたりで手を合わせておくのがおすすめです。食べた後は、新郎を見つめながらにっこりと微笑んでくださいね。
ファーストバイトの演出で結婚式を盛り上げよう
ファーストバイトには、ふたりの結婚生活を豊かにする意味が込められています。新郎新婦がケーキを食べさせ合うだけでなく、親やゲストに参加してもらうなどアレンジも豊富です。ふたりらしい演出になるように工夫しましょう。また、新婦は可愛く写真に残してもらうためにも食べ方も意識してみてくださいね。