結婚式で人気の「ブーケプルズ」とは?ゲストが喜ぶアイディアや成功のコツを紹介
結婚式の定番演出ブーケトスに代わって、今注目を集めているのがブーケプルズです。ブーケに付けたリボンをゲストに引いてもらう演出で、ブーケトスよりもアレンジしやすいなど、さまざまなメリットがあります。本記事ではブーケプルズについてやり方やポイント、おすすめのアレンジアイディアなどを紹介します。
結婚式で人気の演出「ブーケプルズ」とは?ブーケトスとの違い
挙式後に行われる演出として、今人気を集めているブーケプルズ。まずはブーケプルズとはどんな演出なのかや、ブーケトスとの違いなどを解説します。
ブーケに付けたリボンを引く演出
花嫁の持つブーケにリボンを付け、ダミーで用意したリボンと一緒にして、それらを女性ゲストに引いてもらう演出がブーケプルズです。実際にブーケにつながったリボンは1本だけで、引き当てた女性は次の花嫁になれると言われています。
花嫁が投げたブーケを受け取った人が次の花嫁になれるというブーケトスと似ていますね。挙式後はもちろん、披露宴でも最近よく見られる演出です。
ブーケトスとの違いと魅力
ブーケトスは花嫁が後ろ向きにブーケを投げて、それをゲストにキャッチしてもらうものなので、安全のために広めの場所を確保する必要があります。当日の天気次第では、実施できないことも。その点ブーケプルズは比較的狭いスペースでもできるため、場所を選ばず、天気にも左右されないのが魅力です。室内、室外問わずできるので、さまざまなスタイルの結婚式にマッチするでしょう。
またブーケトスは参加者が決まっておらず、その場にいる未婚女性ゲストに集まってもらうスタイルが基本。そのため、参加することに抵抗を感じる人もいます。対して、ブーケプルズはあらかじめリボンの数(参加者の数)を決めた上で、指名制や挙手制での参加ができるため、ゲストも参加しやすいようです。
ブーケプルズに必要なものとやり方
ブーケプルズを結婚式の演出として取り入れたい場合、あらかじめ準備が必要です。ここではブーケプルズの準備に必要なものとやり方を解説します。
準備するもの
- ブーケ
実際に花嫁が持つものとは別にブーケプルズ用のものを準備しておくとスムーズ。
- リボン
参加人数分。長さは2m程度、会場が広ければ3m程度にすると他のゲストからも見やすい。
基本的にはこれだけあればできますが、参加賞などを準備しても楽しいですよ。参加賞には、ミニブーケやちょっとしたお菓子、アクセサリーなどが喜ばれます。
ブーケプルズのやり方
- ブーケにリボンを1本結ぶ。途中で外れないようきつめに結ぶのがポイント。
- はずれのリボンと当たりのリボンを、両手で参加者にどれが当たりか分からないように持つ。
- 参加者に1本ずつリボンを持ってもらい、掛け声と同時に一斉に引いてもらう。
ブーケプルズを成功させるコツとポイント
用意するものも手順も少なく簡単にできるブーケプルズですが、まれにブーケとリボンが外れてしまって誰が当たりを引いたか分からなくなるなど、想定外のハプニングが起こることもあるようです。ここではブーケプルズを成功させるコツとポイントを解説します。
仕切り役を立てる
ブーケプルズの演出では、司会進行をしてくれる仕切り役をお願いしておくとスムーズに進行できます。ブーケトスと違い手元で行われるブーケプルズは、参加者以外から状況が把握しにくいもの。仕切り役に、参加者以外のゲストへ実況や誰が引き当てたかを伝えてもらうと良いでしょう。参加者の誘導や人数調整などもしてもらえます。
リボンの本数と素材を選ぶ
ブーケプルズのハプニングで多いのが、リボンが絡まってしまうことです。あまりに本数が多いとリボンが絡みやすくなるため、10~15本程度にしておきます。またリボンはほど良い幅があって握りやすいもの、つるつるした素材が良いようです。
色などに決まりはありませんが、結婚式のテーマカラーと合わせるとおしゃれですよ。
参加者をあらかじめ決めておく
ブーケトスのようにその場で参加者を募っても良いですが、スムーズなブーケプルズの進行のために事前に指名しておいたり、参加してくれそうな人に声掛けしておいたりすると良いでしょう。あらかじめ参加者を決めておけば、必要なリボンの本数を把握できるメリットも。参加者が少なすぎて演出が盛り上がりに欠けることもありません。
ゲストが盛り上がるブーケプルズのアイディア
ブーケプルズの演出は、ブーケを引き当てた人が次の花嫁になれると言われています。しかし最近はそのジンクスにこだわらず、ゲストみんなに楽しんでもらうイベントとして行いたいと考える人も増えているようです。ここではブーケプルズの演出でゲストにより盛り上がってもらうためのアイディアを紹介します。
参加者みんながハッピーになれるブーケプルズチャーム
ブーケプルズにせっかく参加してもらうなら、ブーケを引けなかった人もハッピーになれるよう工夫をしてみましょう。おすすめはブーケプルズチャームです。ブーケ以外のリボンの先にチャームと呼ばれるモチーフを付けます。チャームとは、ハートやリボンなどさまざまな形があるかわいいアイテムのこと。
チャームには幸せのお裾分けの意味があり、海外ではお守りのようなものと考えられています。チャームの代わりにミニブーケやキャンディ、コスメなどを付けても良いですね。
男性も参加して盛り上がれるブロッコリープルズ
ブーケプルズは、ブーケトスのように女性向けのイメージが強い演出です。男性ゲストにも女性と同じように楽しんで欲しいなら、ブロッコリープルズという選択もあります。これはブーケプルズのブーケの代わりにブロッコリーを使った演出。ブロッコリーをプレゼントしますが、その場で食べられるようマヨネーズを一緒に贈るのが定番のようです。
ブーケプルズ以外にもあるゲスト参加型の演出
結婚式に参列してくれたゲストには、その場を思い切り楽しんで欲しいですよね。結婚式ではブーケプルズ以外にもゲストが参加できる楽しい演出がたくさんあります。最後にブーケプルズ以外の人気のゲスト参加型演出を紹介します。
お菓子トス
新郎新婦がゲストにお菓子をまくお菓子トスも人気の演出。東海地方の伝統で、嫁入り前に近所にお菓子をふるまう風習が由来です。お菓子をブーケの形にして新郎新婦が投げ、ゲストがキャッチします。ブーケではなくお菓子なら、未婚女性だけでなく年齢も性別も問わず誰でも参加しやすいですね。
ウエディングキャンバス
挙式の演出で、今注目のゲスト参加型のイベントがウエディングキャンバス。1枚の真っ白なキャンバスボードを準備して、ゲストにブラシを使って好きな絵を描いてもらい、それを結婚証明書にするというものです。結婚証明書をゲストみんなで作り上げる素敵な演出として人気があります。結婚式の後も、アートとして新居に飾れるのも素敵ですね。
アイディアいっぱいのブーケプルズでゲストと盛り上がろう
これまでの定番であったブーケトスに代わって人気を集めている、ブーケプルズ。アイディア次第で未婚女性以外にも参加してもらい、ゲスト全員が楽しめる演出にできます。参加賞を設けたり、男性や子どもにも参加してもらったりなど自分達らしいアイディアをプラスして、ゲストと一緒に結婚式で盛り上がりましょう。