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コラム

2022.09.21

結婚式のブーケの保存方法|加工する際の相場や気を付けたいことも紹介

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結婚式のブーケを、記念に残したいと考える人もいるでしょう。ブーケの保存には、押し花やドライフラワー、プリザーブドフラワー、アイスフラワーなどの方法があります。また、挿し木にしたり、保存方法を工夫して生花をもたせたりする手も。この記事では、結婚式のブーケの保存方法、加工する際の相場や気を付けたいことを紹介します。

結婚式のブーケの保存方法

結婚式のブーケには、さまざまな保存方法があります。方法によって保存期間や仕上がりが異なるので、自分がどのように手元に置いておきたいのかを考えながら、保存方法を考えてみてくださいね。    

1.押し花

押し花とフレーム
押し花は、花びらや花弁、葉などのパーツに分けてプレスし、水分を取り除いて乾燥させる保存方法です。各パーツを組み合わせて額などに入れ、省スペースで飾れます。
押し花にした後、キャンドルやスマホケース、アクセサリーに加工するアイディアもあります。その他、専門業者に依頼して、厚みが出るように組み立てる「立体押し花」などに加工するのもおすすめです。時間の経過で花の色は抜けてしまいますが、色の変化も楽しめるでしょう。
保存期間:10~15年

2.ドライフラワー

吊るされたドライフラワー
ドライフラワーは、花を風通しの良い日陰に干して乾燥させる保存方法。バスケットや花瓶などに入れて飾るとおしゃれです。押し花に比べると、花の立体感を残せます。さらに、ドライフラワーを保存専用オイルと一緒に小瓶に入れて、ハーバリウムに加工する方法もあります。
ただし、乾燥した後の保存状況によっては、色あせやカビなどのトラブルが発生する場合もあるので、直射日光や高温多湿を避けて保存しましょう。きれいに保存したい時は、専門業者にお願いするのもおすすめです。
保存期間:2ヵ月~1年(花の種類によって異なり、早いものは2~3ヵ月ほどで劣化することもあります)    

3.プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーのボックス
プリザーブドフラワーは、専用の加工液を用いて花の水分を抜き、着色液で色をつける保存方法です。生花のような色合いとやわらかさを再現でき、元のブーケに近い状態で保存できます。
ただし、湿度に弱い保存方法のため、場合によっては1~2年で劣化することがあります。また、自分で加工するには難しく、手間もあるため、専門業者に依頼するのがおすすめです。
保存期間:3~5年

4.アイスフラワー

アイスフラワーは、生花をマイナス30度で凍らせ、真空状態で乾燥させる保存方法。花を瞬間的に凍らせて美しい状態をキープするので、プリザーブドフラワーのように着色を必要とせず、花のもつ自然な色や形を残せます。ほとんどの種類の花を加工できるのがメリットです。
保存期間:3~6ヵ月

5.挿し木

庭に植えられたピンクのバラ
バラや紫陽花など、花の種類によっては挿し木にするのも素敵。やり方は、花を小さな鉢やコップに植え替え、根が出たらプランターや庭に植えるだけです。思い出のブーケの花が成長していく姿を楽しめるでしょう。

6.生花のまま

花瓶に入れられた生花
生花の保存期間は短いですが、花の色や香りをそのまま感じられます。花の種類や季節によって保存期間は異なりますが、水揚げしたり、延命剤を使ったりと工夫すると長く楽しめるでしょう。
保存期間:3~10日

結婚式のブーケの保存・加工の相場

ケースに入れられた赤いバラ
結婚式のブーケを専門業者に依頼して加工する場合、加工方法によって費用が異なります。おおよその相場は以下の通りです。
  • 押し花:3万円~
  • ドライフラワー:4万円~
  • プリザーブドフラワー:5万円~
  • アイスフラワー:5万円~
額縁やクリスタルなどの使用するアイテム、加工品のサイズなどによっても費用が異なるので、詳しくは専門業者に確認してみてくださいね。

結婚式のブーケを保存・加工する際に気を付けたいこと

結婚式のブーケ
結婚式のブーケを加工する際は、いくつか気を付けたい点があります。花をきれいな状態で保存するためにも、注意点を押さえておきましょう。

加工は早めに行う

ブーケを加工する場合は、花の鮮度が良い状態が望ましいです。また、花の鮮度によって仕上がりが変わるため、できるだけ早く加工することが大切。あらかじめ依頼する業者を決めておき、結婚式の当日~翌日を目安に持ち込むようにするのが理想です。花の形が崩れないように、袋などに入れずに手で持っていくと良いでしょう。

花の種類に合わせて加工する

花の種類によっては、上手に加工できない場合もあります。例えば、押し花では花弁に厚みがあるガーベラやひまわりの加工が難しいです。ドライフラワーでは、ユリやチューリップ、ダリアなどの水分の多い花や花びらの薄い花は加工しにくいとされています。また、実ものや多肉植物は水分量が多く、乾燥させる際にシワシワになったり、ひどく変色したりするおそれがあるため、業者でも加工不可になりやすいです。
ブーケのメインの花などがきれいに保存できるか、花の種類と加工法の相性を確認しながら決めてみてくださいね。    

結婚式のブーケの保存・加工に関するQ&A

新婦がもつブーケ
最後に、結婚式のブーケの保存・加工に関するQ&Aを紹介します。自分で行う加工、業者に依頼する際に気になる花の傷みや納期についてみていきましょう。    

自分で加工することもできる?

ブーケの加工は、自分で行うことも可能です。押し花は自宅にある本などを重しにしてプレスする、ドライフラワーは花を逆さにして乾燥させるなど、意外と手軽に加工できます。
ただし、手間がかかり、加工がしっかり行えていないと色あせや形崩れすることがあります。仕上がりの美しさなどにこだわるのなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
ドライフラワーの作り方は以下の記事でも紹介しているので、自分で加工する場合は参考にしてみてくださいね。

業者では傷んだ花でも加工できる?

傷みの具合によりますが、花がしおれている程度であれば、受け付けてくれる業者がほとんどです。花が茶色く枯れ始めていても、きれいな部分だけを選定する、傷んだ花の部分だけ他の花に差し替えるなどの対応をしてくれることもあります。業者によって対応が異なるので、まずは早めに相談してみてくださいね。    

業者に依頼すると納期はどれくらい?

繊細な花を扱って加工するため、業者に依頼すると納期は長くなりやすいです。おおよその納期の目安は以下の通りです。
  • 押し花:2~4ヵ月
  • ドライフラワー:2~5ヵ月
  • プリザーブドフラワー:2~4ヵ月
  • アイスフラワー:1~2ヵ月
花を乾燥させる工程だけでも1ヵ月ほど要する場合もあり、乾燥後の作業も壊れやすい花を用いて行うため時間がかかります。業者に依頼する際は、時間がかかるものと思って完成まで待ちましょう。

結婚式のブーケを保存して思い出を残そう

笑顔の新郎新婦
ブーケを保存すると、手元に結婚式の思い出を残せます。加工方法によって仕上がりはもちろん、費用や保存期間なども異なります。費用を抑えたい、ブーケの加工を手軽にしたい場合は自分で、仕上がりにこだわりたいなら業者に依頼するなど、自分の希望と向き合いながら保存方法を選んでみてくださいね。

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