結婚前のお金に悩みを抱えている人は意外と多い!?
アンケートによると、「結婚をする前に1番悩んだこと」で1位にランクインしたのは、「経済面の不安」です。なんと約3割の方が「最も悩んだのはお金のこと」だったという結果に。ところで、「お金の不安」といってもさまざまなタイプがあるはずです。「どのくらいお金がかかるのかわからなくて不安」という人もいれば、「そもそもお金がないから理想の結婚式や新生活ができるかどうか不安」という人もいるでしょう。不安を解消するには、その不安の対象である「結婚のお金」についてしっかり把握しておくことが最初のステップ。まずは、結婚にかかるお金がどのくらいか、詳しく見ていきましょう。
そもそも結婚にはどれくらいのお金が必要?
結婚を決めると、いくつかのイベントを行うことになります。大きく分けると4つ。「婚約」「結婚式」「新婚旅行」「新生活準備」です。それぞれのシーンごとに、どのくらいかかるのが、平均額をチェックしてみましょう。
ちなみに、最も大きなお金がかかる「結婚式」ですが、実は実質かかる費用は異なります。というのも、結婚式には入ってくるお金、つまりご祝儀(平均176万8000円)があるからです。さらに、両家から援助(平均179万円)してもらうケースも多く、それらを引いた分が「自己負担金」となるのです。
また、「婚約」「結婚式」「新婚旅行」「新生活準備」は、実施するのかしないのか、どの程度の内容にするのかによってかかる費用は異なります。特にお金に不安がある場合は、お金のかけどころを決めたり、行うタイミングをずらしたりすることで、一度にかかる金額を抑えることもできます。総額平均のような金額が必ずかかるというわけではありませんので、安心してくださいね。
結婚資金はどうやって貯める?具体的な貯め方をチェック
とはいっても、大きなお金が動くのは事実です。資金を貯める必要がある方もいるでしょう。そこで、どのようにすればお金が貯まるのか、おすすめの方法をご紹介します。
【最初に決めておきたいこと】
お金を貯めるためには、自分たちの場合は「どのくらいの資金」が「いつまでに必要か」シミュレーションし、目標を明確にすることが大切です。次の項目をふたりですり合わせましょう。
【具体的な貯め方】
いつまでにいくら貯めなければならないかを想定したら、次は具体的にどうやって貯めていくか、その方法を見ていきましょう。
1.結婚資金を貯蓄するための口座をつくる
着実にお金を貯めていくのに最もおすすめなのは、ふたりで「結婚資金」のための専用の口座を作ること。ポイントは「先取り貯蓄」。毎月自動的に一定額を積み立てていく方法です。会社の財形貯蓄や銀行の自動積立てを利用し、通帳のみで管理するなど簡単にお金をおろしにくい仕組みを作ることも大切です。
ふたり共通の口座を作ると管理がしやすくなりますが、別々の口座で貯蓄する場合は、それぞれが毎月貯める金額と残高を都度確認する機会を持つようにしましょう。
(1年間の先取り貯金の例)
毎月5万円×12回+ボーナスから15万円×2回=90万円
2.生活スタイルを見直し、節約する
上手に節約するには続く方法を採用したいもの。食費に光熱費、交際費といったものをやみくもに節約しようとすると、ストレスがたまり、続けるのが困難になることも。そこで注目すべきは「固定費」の見直しです。固定費とは、住居費や保険料、通信費といった、毎月一定金額がかかるもの。まず現在かかっている金額を確認し、結婚を機に見直せるものがないか検証します。
その際、ふたりで一緒に暮らし始めることも有効。それぞれにかかっていた住居費を減らすことにもつながりますし、食費や光熱費なども抑えやすくなります。
3.結婚式、新婚旅行の費用を抑える
現在結婚式のスタイルも多様化しています。多くの人を招いた華やかな結婚式もあれば、レストランなどで行う1.5次会のようなカジュアルなスタイルを選択することもできます。家族と親友など親しい人に絞った食事会や写真だけ残すフォトウエディングといった形も。
また、結婚式の中でも、料理にはお金を掛けるけれど、衣裳は1着のみにするなど、かけどころ抑えどころのメリハリをつけるといった工夫も。自分たちの人生にとって大切なものは何か、結婚式を挙げる意味は何かなど、ふたりで話してみることから始めてみましょう。
結婚すると国や自治体からお金がもらえる場合も
内閣府では、新居の家賃や引っ越し費用など、結婚による新生活に必要な初期費用を支援する「結婚新生活支援事業補助金」という制度を用意しています。概要は次の通りです。
【もらえる補助金の上限額】
・一般コース 1世帯あたり30万円
・都道府県主導型市町村連携コース
29歳以下:1世帯あたり60万円
30歳以上39歳以下:1世帯あたり30万円
【対象地域】
各都道府県が窓口となるため、各自治体のホームページを確認しましょう。
もともとは地域少子化対策の一環として実施されているため、対象となる地域が限定されており、令和4年4月1日時点での対象自治体は629市町村です
【その他条件】
・所得が夫婦合わせて400万円未満
・過去に同じ補助金を受けていないこと
・その他市町村が定める要件を満たすこと
上記は住んでいる場所によって受給できないケースもあり、特に人口の多い都市部は対象外であることも多いようです。
ただし、対象外の地域でも独自の制度があることも。例えば東京都では、「1年以内に結婚を予定している婚約カップル」と「結婚してから1年以内の新婚カップル」を対象に、『TOKYOふたり結婚応援パスポート』を発行。結婚式場やレストランから住まい探しまで協賛店によってさまざまなサービスを受けられることで、カップルの結婚へのモチベーションを高める取り組みを行っています。
このように、調べてみるとさまざまな支援制度があるので、ぜひご自身の地域の取り組みに注目してみましょう。
これも重要!結婚後のお金のやりくりポイント
結婚後も教育費や住宅購入などライフイベントごとにお金が必要となります。その資金のために家計についてもしっかり考えておきたいもの。そこで最初の段階で次のようなことを考えておきましょう。
【ライフプランについてふたりで考えてみる】
子供はほしいか、家を購入するかといったことを考えることで「出ていくお金」を、どんな働き方をするかなどを考えることで「入ってくるお金」を想定します。
【家計のやりくりや仕組みを考える】
主に、次の3つの管理方法があります。ふたりにあったスタイルを検討しましょう。
1.共同財布型…ふたりの収入を全額まとめた共有の財布から家計にかかる費用を支出する方法。
2.役割分担型…家賃は夫、食費は妻など、項目によって役割を決めて分担する方法。
3.片方収入型…どちらか片方の収入だけで家計をやりくりする方法
【お金について話し合う機会を習慣化する】
お金の話は切り出しにくい話題の一つですが避けて通ることはできないもの。早い段階で、ふたりですり合わせておくことが大切です。なぜなら、結婚生活が進むにつれてカップルによっては関係性が変化し、フラットに話しにくくなってしまうケースも少なくないからです。
おすすめは、結婚前や結婚直後に、「ボーナス時」や「半年に一回」などタイミングを決めて、定期的にお金について話す日を決めておくこと。あらかじめルール化することで、お金の問題が起きた際も素早く軌道修正できますし、話しにくいことを対話する習慣があれば、お互いの関係性にとっても良い影響を与えるので一石二鳥です。
「ナシ婚」を選択するカップルもこだわりの指輪で絆を深めよう
結婚にかかる費用や家計を考えるとついついお財布を引き締めがち。特に結婚式については大きなお金が動くだけに、結婚式自体をあきらめる、写真だけにするといった「ナシ婚」を選択する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、やはり結婚はふたりの人生においては大きな節目。だからこそ簡単にあきらめず、せめてその証である結婚指輪などはぜひ残しておきたいものです。
今のふたりの思いと幸せな未来に寄り添ってくれる素敵な結婚指輪をご紹介します。ぜひ指先に幸せをまとい、幸先のいいスタートにしましょう。
Gemini ジェミニ
Gemini ジェミニ
¥110,000(税込)~
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
おふたり並んで歩んでいけるよう願いが込められたマリッジリング。左の薬指のラインに美しく沿うデザインが特徴的です。
写真右のデザインはシンプルなダイヤモンド1石タイプと複数石タイプがあります。
Rigel リゲル
Rigel リゲル
¥74,800(税込)~
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
凛と光り輝く1等星リゲルのように、おふたりの誓いがいつまでも輝きますように。究極にシンプルなマリッジリングは、内甲丸の着け心地の良さで選ばれています。
写真右のデザインはダイヤモンドが入っていないタイプとダイヤモンド1石のタイプの2種類から選べます。
Aldebaran アルデバラン
Aldebaran アルデバラン
¥110,000(税込)~
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
富と幸福の前兆となる幸運の星と考えられてきた1等星アルデバランが、おふたりの幸せを見守ってくれます。
シャープなVラインが指を長く、より美しく見せてくれます。
結婚にまつわるお金を知って、ふたりで幸せな一歩を踏み出そう!
不安はその対象について理解できると軽減するものです。ここまで結婚をするに当たってかかる費用ややりくりについて見てきましたが、結婚式や新生活に対するふたりの理想やイメージについて対話することが第一歩となります。ぜひ、話すべきポイントを整理して、幸せな未来に向けてふたりで歩み始めましょう!
〈監修者紹介〉
ファイナンシャルプランナー/セカンドキャリアアドバイザー
氏家祥美さん
「幸福度の高い家計づくり」をモットーに家計の仕組みからキャリアまでサポートする「ハートマネー」代表。家族問題や働き方も踏まえた総合的なアドバイスが好評。「いちばんよくわかる!結婚一年生のお金(学研パブリッシング)」など多数の書籍も手掛けている。2児の母。