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コラム

2023.07.28

結婚指輪が関節に引っかかって入らない原因

入らなかった指輪を見つめる女性
結婚指輪は、指のむくみや体型の変化などが原因で引っかかってしまいます。それらの原因には普段の生活習慣が関わっていることも。まずは指輪の引っかかりが起こる原因と、理由もあわせて見ていきましょう。

指が一時的にむくんでいる

水や塩分、アルコールを摂りすぎると、一時的に指がむくんで指輪が入らないことがあります。女性の場合は、生理や妊娠、更年期などでホルモンのバランスが乱れ、むくみが生じることも。長時間同じ姿勢または立ち仕事をしている人や体・指先が冷えている人、水分が不足している人なども指がむくんでいるため、指輪が入らない可能性があります。

購入時よりも太った

太ったことで関節周りに肉がつき、結婚指輪が入らなくなった可能性も考えられます。食べすぎや運動不足が理由と考えられますが、年を重ねるごとに新陳代謝が低下し、体重が増えていることも理由にあげられます。

関節が太くなったり、変形したりしている

指を鳴らす癖がある人は、軟骨が太くなり関節も太くなったため、結婚指輪が入らなくなったのかもしれません。また、仕事や趣味などで日常的に指を使いすぎることも、筋肉が発達して指が太くなる原因に。他にも、突き指や女性ホルモンの影響により、指が変形する場合があります。

結婚指輪が関節に引っかかって入らないときの対処法

指輪が入らなくなった原因がわかったら、それにあわせた対処法で解決していきましょう。指輪が入らないときに自分でできる対処法を紹介します。

手のマッサージや体操、ツボ押しを行う

手をマッサージする女性
むくみが原因で結婚指輪が引っかかって入らない場合は、マッサージや体操、ツボ押しなどで改善してみましょう。
<マッサージ方法>
  1. 手にハンドクリームを塗る
  2. 手のひらを反対側の手の親指で揉みほぐす
  3. 手が温かくなってきたら、指の根元を反対側の手の親指と人差し指で挟み、爪の方へ滑らせる
  4. 3を全ての指で行う
<グーパー体操>
  1. 椅子に腰かけ姿勢を正し、両手を肩の高さで前に伸ばす
  2. 手をグーの形にして、その後パーの形にする(1セット15回、2セット)
少し大げさに握ったり、手を広げたりするのがポイントです。
<ツボ押し>
手のひらにある合谷(ごうこく)というツボを押して手のむくみを解消する方法です。親指と人差し指の付け根の延長線上で少しくぼんだ部分を3秒ほど強く押し、ゆっくり離します。これを15回、2セット行うと効果的です。
指のむくみを解消する方法をより詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

塩分を控え、カリウムを積極的に摂る

カリウムを含む食材の画像
塩分の摂りすぎが原因で、むくみが生じている可能性が高い人は食生活を見直しましょう。漬物や佃煮などのおかず、ハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわなどの加工食品は塩分を多く含むため控えた方が良いです。
うどんやラーメンも塩分を多く含んでいるので、汁までは飲み干さないようにしましょう。ねぎやしょうがなどの香味野菜、香辛料、お酢、柑橘類などを食塩の代わりに使ってみるなどの工夫をするのも良いでしょう。バナナやほうれん草、ひじき、ピーナッツなど塩分の排出を促す働きがあるカリウムを含む食材を積極的に摂取するのもポイントです。

ダイエットをする

階段をのぼる女性
太ったことが原因で指輪が入らなくなった場合は、食事と運動量を意識してダイエットに取り組みましょう。ダイエットはストレスなく続けられる内容にすることが大切です。ダイエット中に食事で意識したいことや、運動量を増やすコツを紹介します。
<ダイエット中に食事で意識したいこと>
  • よく噛んで食べる
  • 最初に野菜を食べる
  • 空腹時は無理をしないで、間食を取り入れる
  • 21時以降はできるだけ食べない
など
<運動量を増やすコツ>
  • こまめに家の掃除をする
  • エレベーターやエスカレーターではなく、なるべく階段を使う
  • いつもより1駅分多く歩く
など
家の掃除30分と徒歩30分の運動量はほぼ同じと言われています。週に1回30分~1時間程度、家を掃除する時間を設けると良いでしょう。

指輪のサイズ直しやリメイクをする

指輪の修理をする男性
マッサージやダイエットが効かない、または今すぐに着けられるようになりたい場合は、サイズ直しやリメイクを検討してみてはいかがでしょうか。サイズ直しの基本料金は3,000~5,000円が相場です。購入したブランドによっては、ショップに持っていけば無料で対応してくれるところもあります。
その一方で、1号アップにつき1,000円ほど地金代がかかる場合や、技術料としてプラス料金が発生する場合も。サイズ直しは基本的に2~3週間程度かかり、GW前や年末の時期はさらに時間を要する可能性があります。

関節が変形している場合は医療機関へ

指のゆがみを確認する女医
先述した方法では結婚指輪の引っかかりに対処できない場合があります。引っかかりの原因が指の変形であるならば、医療機関に相談をしてください。テーピングや装具で固定する、女性ホルモンが原因なら低用量ピルの服用などによって、症状が改善する可能性があります。

【注意】サイズ直しが難しいタイプの結婚指輪

フェスタリアの結婚指輪
サイズ直しを検討している場合は、サイズ直しが可能な結婚指輪かを確認しておきたいところ。結婚指輪の製法やデザインによって、サイズ直しが不可能なものや、可能ですが困難なものもあります。

鍛造製法(たんぞうせいほう)でつくられた結婚指輪

指輪をつくる方法には鍛造製法と鋳造製法(ちゅうぞうせいほう)があります。その内の鍛造製法でつくられた結婚指輪は大幅なサイズ直しができません。鍛造製法には以下の2通りがあります。
  • 金属の塊を叩いたり伸ばしたりして棒状にし、それを曲げ溶接して指輪の形にしていく伝統的な製法
  • プレス機で金属を圧縮して塊にしてから機械で削り出し、指輪の形にしていく製法
どちらの製法も密度が高く強度があることがメリットですが、その分サイズ直しが難しいことも。結婚指輪を購入したブランドによっては、同じデザインの指輪を現在の指にあわせたサイズでつくり直してくれるところもあります。

全周にひねり・カットが入った結婚指輪

全周にひねりやカットが入った指輪は、サイズ直しでデザインが崩れる恐れがあります。0.5~1号などの微調整であれば対応可能な場合もありますが、ブランドによっては追加でデザイン調整料が発生したり、サイズ直しに長時間かかってしまったりする場合もあります。

フルエタニティの結婚指輪

フルエタニティの結婚指輪は、全周にダイヤモンドが敷き詰められているのでサイズ直しが難しいデザインです。全周にダイヤモンドがある場合、あしらってあるダイヤモンドをすべて外し、指輪のサイズを直してから、再びダイヤモンドを1つずつ留め直す必要があります。それによって1号サイズアップするだけでも高額な修理費用がかかることも。フルエタニティはサイズ直し自体できないとしているブランドも多いです。

指輪が関節で止まって抜けなくなったときの対処法

指輪が抜けない人
指輪が抜けなくなったときは、石鹸やハンドクリームを使ってみましょう。石鹸は泡立てて指と指輪の間に泡をなじませ、ハンドクリームは指と指輪の間にクリームをなじませます。そうすると滑りが良くなるので、指輪を少しずつ動かしながら外してみてください。
指輪が抜けなくなったときの対処法をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

指輪が関節に引っかかって入らないときは、原因に合った対処を

むくみがない手の女性
むくみや太ったことが原因で、指輪が入りにくくなることがあります。手のマッサージをしたり、食生活の見直しや運動などで改善してみましょう。指の関節が変形して指輪が入らなくなった場合は、まず医療機関に相談をすることが大切です。どうしても入らなくなってしまったら、指輪をサイズ直ししたり、リメイクしたりすることも検討してみてください。

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