希少価値の高いブルーダイヤモンドとは?
天然のブルーダイヤモンドは「一度見ることができただけでも幸運」といわれるほど希少な存在。まずはブルーダイヤモンドがどんな宝石なのか見ていきましょう。
ブルーダイヤモンドとは
ブルーダイヤモンドとは美しい青色をしたダイヤモンドのこと。ダイヤモンドは無色透明や淡いイエローのものが多く、出現率が10万分の1といわれるブルーダイヤモンドは、カラーダイヤモンドの中でも特に希少です。
ダイヤモンドがブルーに発色する理由は、炭素が結晶化する際にホウ素が含まれるため。しかし、ダイヤモンドが眠る地中深くにはホウ素が存在しないため、神様の気まぐれといわれるほどブルーダイヤモンドは珍しいです。
天然で発色の良いブルーダイヤモンドは市場に出てもすぐに高値で取引されるため、ジュエリーショップでもめったに見られず、「一度見ることができただけでも幸運」といわれています。店舗で販売されているブルーダイヤモンドの多くが、人工的に色を引き出すトリートメント処理をされたものです。
ブルーダイヤモンドの色
天然のブルーダイヤモンドの場合、鑑定書(グレーディングレポート)には「ナチュラル」と表示されます。カラーダイヤモンドは色の強さに種類があり、希少性・価格ともに高いのが、色鮮やかで美しい「FANCY ファンシー」「FANCY INTENSE ファンシーインテンス」「FANCY VIVID ファンシービビッド」です。
さらに色合いについても、ストレートブルー、グレイッシュブルー、バイオレットブルー、グリーンブルーなど細分化されています。トリートメントのブルーダイヤモンドも、オーシャンブルー、スカイブルー、アイスブルーなど、色の濃さによって呼び分けられています。
ブルーダイヤモンドの価値
ブルーダイヤモンドは市場に出回ることが少ないため、価格をつけられず相場が落ちません。ひと目見るだけでも奇跡といわれているため、市場に出た際は驚くほどの高額な値が付けられることもあります。高額なものは1カラット2億円という価格がついたものも。
また、世界最大級のブルーダイヤモンドとされる12カラットの「ブルームーン」は約60億円で落札されました。ブルーダイヤモンドには、世界中の収集家から愛される価値があるのです。
カラーダイヤモンドは発色の良さで価値が決まります。人工のカラーダイヤモンドの着色方法や他のカラーダイヤモンドについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
ブルーダイヤモンドの産地
ブルーダイヤモンドの産地は、かつてはインドが主要でした。しかし、ここ数年は南アフリカ共和国のカリナン鉱山で発見されることが多く、有名なブルーダイヤモンドが発掘されています。また、南アフリカの別の数カ所の鉱山からも採掘されていて、シエラレオネやブラジル、インドネシアの沖合にあるボルネオでも発見されています。
ブルーダイヤモンドの石言葉
ブルーダイヤモンドの石言葉は「永遠の幸せ」や「絆を深める」です。そのため、結婚式のサムシングブルーとしてブライダルリングにあしらったり、ファッションジュエリーにお守りとして取り入れたりされています。ブルーダイヤモンドは色別にもそれぞれ意味があります。
<色別の意味>
- オーシャンブルー:包容力
- スカイブルー:自由
- アイスブルー:永遠
青色には心を落ち着かせる効果があり、ブルーダイヤモンドを身に着けると「魅力や才能を引き出してくれる」ともいわれています。
ブルーダイヤモンドに歴史あり!有名なホープダイヤモンドとは
幸運を運ぶとされるブルーダイヤモンドには、有名な逸話を持つものもあります。現在は博物館に保管されているホープダイヤモンドについて見ていきましょう。
ホープダイヤモンドは世界最大のダイヤモンド
45.52カラットもあるホープダイヤモンドは、世界最大のダイヤモンドです。銀行家ヘンリー・ホープが所有していたことから名付けられました。9世紀にインドで発見された当初は112カラットもあり、その後カット加工されて現在の大きさになっています。映画「タイタニック」の碧洋のハートのモデルになったといわれていて、世界的に有名なダイヤモンドです。
ホープダイヤモンドの逸話
ホープダイヤモンドは9世紀のインドで農夫が発見した後、ペルシア軍が侵略したときにブルーダイヤモンドを持ち去ったといわれています。17世紀になって、宝石商によりインドからヨーロッパに持ち込まれましたが、持ち主に次々と不幸が訪れたそうです。
その後、宝石商により17世紀にインドからヨーロッパに持ち込まれましたが、持ち主に次々と不幸が訪れ、1839年にヘンリー・ホープが所有。しかし、さまざまな不調に見舞われ、ヘンリー・ホープは亡くなりました。さらに、宝石の所有権をめぐる裁判でホープ家は破産しています。
これらの逸話により、ブルーダイヤモンドであるホープダイヤモンドは呪いの宝石と呼ばれました。最後に所有したのはハリー・ウィンストンで、10年ほど所有し1958年にアメリカのスミソニアン協会の国立自然史博物館に寄贈されました。
ブルーダイヤモンドをあしらったおすすめのジュエリー
お守りとして身に着けるのにぴったりな、ブルーダイヤモンドをあしらったフェスタリアのジュエリーを3つ紹介します。ネックレスのエンドチャームやリングの内側に、トリートメント加工されたブルーダイヤモンドがセッティングされたシリーズです。
しずく形モチーフのプラチナネックレス
フェスタリアのPt950/850 ダイヤモンド ネックレス
¥59,400 (税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
ラテン語で「恵まれている」という意味を持つ、フェリシアの青い花をイメージしたネックレスです。ネックレスのエンドチャームにブルーダイヤモンドをさりげなくセッティングしています。
しずくの形をしたモチーフにあしらわれたダイヤモンドが胸元に華やかさをプラス。フェリシアには「幸運」の花言葉があり、身に着ける人が豊かで恵まれた人生になるようにとの願いが込められています。
ダイヤモンドが連なったベーシックなデザインのプラチナネックレス
フェスタリアのPt950/850 ダイヤモンド ネックレス
¥55,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
5石のダイヤモンドが連なったベーシックなデザインのプラチナネックレス。こちらもネックレスのエンドチャームにブルーダイヤモンドをセッティングしています。そっと寄り添うブルーダイヤモンドが上品な印象です。
3石のダイヤモンドが並ぶ可憐な印象のプラチナリング
フェスタリアのPt950 ダイヤモンド リング
¥59,400 (税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
3石のダイヤモンドが並ぶ可憐な印象のプラチナリング。リングの内側にあるブルーダイヤモンドが胸をときめかせる仕様になっています。高品位のプラチナを使うことで、永く身に着けられます。
ブルーダイヤモンドは結婚式のサムシングブルーにもピッタリ
結婚式で身に着けると幸せになるサムシングブルーの言い伝えから、ブライダルリングにブルーダイヤモンドを選ぶ人もいます。
ブルーダイヤモンドはサムシングブルーにぴったり
サムシングブルーはサムシングフォーの中の一つです。サムシングフォーとは、ヨーロッパで古くから伝わる言い伝えのこと。結婚式当日に「新しいもの」「借りたもの」「古いもの」「青いもの」を身に着けた花嫁は幸せになれるといわれています。
サムシングブルーの言い伝えから、ブルーダイヤモンドやブルーサファイアを施したブライダルリングを選ぶカップルも増えています。サムシングブルーは人目につかないように身に着けるのが良いとされていることから、リングの内側にさりげなくセッティングするのもおすすめです。
ブルーダイヤモンドを幸せのお守りとして身に着けて
ブルーダイヤモンドは美しくブルーに発色するダイヤモンドです。天然のブルーダイヤモンドは希少価値が高いため、市場ではほとんど流通していませんが、トリートメント加工されたブルーダイヤモンドも美しい輝きを持っています。ブルーダイヤモンドは、結婚指輪やファッションジュエリーにさりげなく取り入れるのも人気。幸せのお守りとしてブルーダイヤモンドを身に着けてみてはいかがでしょうか。