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顔合わせ・結納

2020.10.16

初めての両家顔合わせ。知っておきたいマナーや人気の手土産を紹介

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顔合わせの手土産に何を選べば良いのか迷う人も多いようです。手土産を選ぶときは、「相手の好みに合わせること」「高すぎず安すぎないものを選ぶ」などのポイントに注意して選ぶのが一般的です。この記事では、顔合わせの際の手土産の相場や選び方などのポイント、さらには、マナーやおすすめの品物の種類、渡すタイミングなどを紹介します。

顔合わせで手土産を渡す必要性

風呂敷に包まれた手土産
結婚の挨拶を兼ねた顔合わせ。なるべくスムーズに進行させたいものですが、そもそも両家顔合わせの場で手土産は必要なのでしょうか。はじめに、手土産の必要性について説明します。    

手土産を必ずしも持参する決まりはない

手土産は両家が「今後ともよろしくお願いします。」という気持ちを表す上で、あった方が望ましいと言えます。

ただし、このとき注意したいのが、「両家の手土産のバランスがとれていること」。片方が多かったり高額だったりしないよう事前にどのような手土産を持参するか、すり合わせておくのがベターです。

顔合わせの場所にもよる

例えば、レストランなどで顔合わせをするのなら、両家で話し合って「持参しない」とするのも良いでしょう。

一方、どちらかの家で顔合わせを行う場合、訪問する側が手土産を持参するのはマナーです。また、訪問された側も「わざわざ来て頂いた」という意味で手土産を渡すという場合もあります。

顔合わせで渡す手土産を選ぶ時のコツ

着物を着た女性が持つ手土産
手土産を持参すると決めたら、予算や品物を決めなければなりません。顔合わせの手土産はどのように選べばよいのでしょうか。手土産の選び方を紹介します。

一般的な金額相場は「3,000円~5,000円」

手土産に「いくら」という決まりはありません。しかし、あえて一般的な相場を述べるなら「3,000円~5,000円程度」が望ましいでしょう。

手土産は安すぎると失礼ですし、高すぎても相手に負担を与えます。両家顔合わせでは3,000円~5,000円くらいの手土産が安すぎず高すぎずでちょうど良いと考えられます。

地元の名産品を選ぶ

両家顔合わせの手土産では、お互いの地元の名産品を選んだ、というケースが多く見られます。地元が違えば、馴染みの食べ物も違います。「聞いたことはあるが食べたことがない」「食べてみたいと思っていた」という食べ物は、相手の家の人にも喜んでもらえるでしょう。

両家顔合わせは、お互い緊張しがち。手土産が会話のきっかけとなれば、顔合わせもスムーズに進みやすくなります。

事前にリサーチしておく

「甘いものが苦手な家庭に甘いお菓子を贈ってしまった」…。このようなミスは、事前にリサーチしておけば防げるはずです。

必ずしも相手の好みにぴったりはまるものを持参する必要はありませんが、「苦手なもの」を持参するのは避けるべきです。

それぞれの家庭の好み・苦手について事前に把握し、失礼のない手土産を選びましょう。

顔合わせに人気の手土産の種類

手土産を差し出す女性の手
顔合わせの手土産に、他の人はどのような物を準備しているのでしょうか。結婚前の顔合わせに適しているといわれる、人気の手土産を見ていきましょう。    

洋菓子①バームクーヘン

バームクーヘンは、縁起の良いお菓子として親しまれています。木の年輪をかたどった形は、「幸せを重ねる」という意味が込められているそうです。おめでたい席である両家顔合わせにはぴったりと言えますね。

洋菓子②ゼリー

ゼリーは子どもから大人まで幅広い世代に好まれる傾向にあります。基本的に小分けしてあるので、簡単に食べたり配ったりできます。

有名フルーツ店などが販売しているゼリーなら、高級感もありますね。

和菓子①カステラ

カステラのように1本が長いお菓子は「末永く」という意味が込められているようです。これから長いお付き合いとなる家族同士が集まる場にもぴったりです。

大きさも程よく、両家顔合わせに持参すると見栄えの良い手土産となるでしょう。

その他①お酒

地元の銘酒は、お酒をたしなむ家庭におすすめです。人気の銘柄には入手困難なものもあります。地元が酒どころとして有名ならば、人気の銘柄・地元で評判の銘柄などを贈ると喜ばれそうです。

その他②果物

果物も地元色が強く、おすすめです。ただしフルーツといっても種類は多く、「あれは好きだけれどこれはダメ」ということもあるでしょう。相手の好みを事前に把握しておくことをおすすめします。
また、手土産ですから見栄えも重要です。化粧箱などに入ったものを贈りましょう。

顔合わせで渡す手土産のマナー

皿に乗ったカステラ
顔合わせの手土産にはマナーがあります。知らずに振る舞うと、相手に不快な思いをさせる可能性も。ここでは、手土産で気を付けたいマナーを紹介します。

のしを付ける

両家顔合わせの手土産には、基本的にのしを付けるのがマナーです。表書きは「御挨拶」とし、その下に名字を記しましょう。また、水引は結婚のときに使う「結び切り」にします。両家顔合わせの段階まで来ている場合、既に結婚については認められているとみなして問題はないでしょう。

ただし、水引については地方によって異なるケースがあります。地元のマナーや習わしなどを確認し、結び切りが不適切であれば「蝶結び」を選びましょう。

縁起の良い手土産にする

結婚の手土産ですから、「縁起が良い」方が望ましいでしょう。

例えばおせんべいは「割れる」ため縁起が悪いとされます。また、ナイフを入れないと切れないものもあまり好まれません。ただし、カステラやバームクーヘンは縁起が良いといわれるので、個別にいわれを確認するのがおすすめです。

このほかにも、縁起にこだわるなら、鯛や鶴などをかたどったお菓子は結婚にふさわしい縁起物です。

しかし、実際のところ、近年は「縁起よりも味にこだわりたい」という人も増えています。あまり縁起が良くないとされるものでも、相手が縁起を気にしない家庭なら手土産にして構いません。

渡すときには「ぜひ食べていただきたくて」などと添えると、好印象です。

事前に準備しておく

両家顔合わせの手土産は、相手の地元で購入しないようにしましょう。相手方近くで購入してしまうと、いかにも「間に合わせ」という感じが強くなり、印象が良くありません。

手土産は「時間をかけて選んだ」「喜んでもらえるものを選りすぐった」ということを相手に感じてもらえるものがベターです。

手土産を渡す際に気を付けたいポイント

ワンピースとカーディガンを着た女性
顔合わせの手土産を準備したら、あとは相手に渡すだけです。ただし、渡すタイミングや渡し方には気を付けねばなりません。顔合わせの手土産を渡すタイミングやポイント、さらにはおすすめの服装を見てみましょう。    

両家がそろったタイミングで渡す

手土産は、両家初めての顔合わせをし、挨拶を交わすタイミングで渡しましょう。緊張してしまうと「早く渡さなければ」と気が急ぎがちです。くれぐれも玄関先などで渡してしまわないよう注意しましょう。

袋や風呂敷から出して渡す

手土産を渡すときは、必ず品物を袋や風呂敷から取り出しましょう。取り出した品物は相手の正面に向くように持ち、そのまま手渡します。

袋や風呂敷のまま渡すのはマナー違反なので注意しましょう。

また、このとき「地元の名産品です」「〇〇がお好きだと伺ったので」などと添えると丁寧な印象です。つい言ってしまいがちな「つまらないものですが」は、このような場にはふさわしくないため、気を付けましょう。

清潔感のある服装を心がける

両家顔合わせの場では、男性も女性落ち着いた清潔感のある服装を心がけることが大切です。

女性の服装で最も好まれるのは、清楚な印象を与えるワンピースです。着脱が楽な上、動きやすいのも魅力。顔合わせでは膝丈~膝下の短すぎないものがベターです。

このほか、シンプルなデザイン・カラーのスーツや和装を選ぶ人もいます。

ただし、和装を選択する際は相手方とのすり合わせが必須です。顔合わせでは、服装も両家格を揃えることが大切です。両家の格が揃うよう、事前に相談しておきましょう。

一方男性は、ネイビー、ブラック、チャコールグレーなどのスーツを選ぶ人が多いようです。髪の毛や髭も整えてきれいにしておくことをおすすめします。

心を込めた手土産を準備して、顔合わせの日を迎えよう

食事会を開く人々
顔合わせをスムーズに進行するためにも、相手に喜んでもらえる手土産を選びましょう。手土産には特に決まりがないので、相手の好みを優先して選んでも大丈夫です。

ただし、のしを付けたり渡すタイミングに注意したりと気を付けたいポイントもあるので、注意しましょう。相手に喜んでもらえる手土産を持参して、会話のきっかけにしましょう。

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