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婚約指輪・結婚指輪

2021.01.13

フェスタリアのブライダルコンシェルジュに聞く!今時の婚約事情&婚約指輪を選ぶコツ

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1月27日は『求婚の日』。時代とともに変わりゆく結婚観ですが、イマドキのプロポーズ事情はどうなっているのでしょうか。プロポーズとともに想起される婚約指輪ですが、ネット上では「婚約指輪はいるのか問題」なども議論されています。 また、以前はサプライズで指輪を渡すいわゆる「箱パカ」も人気でしたが、昨今ではプロポーズの形にも変化があるのだとか。そこで、日々店頭に立ち、様々なカップルの相談に応えてきたフェスタリア サンクチュアリ 伊勢丹新宿店のブライダルコンシェルジュに、最近のウェディングやプロポーズ事情、また婚約指輪を選ぶ際に気をつけるべきポイントを伺いました。

婚約指輪を求めるカップルが増加中?!

――2020年はコロナによって人々の生活様式が変わり、結婚式やプロポーズに関する事情も大きく変わった年でしたが、婚約指輪の需要に変化はありましたか?

はい。今年はコロナ禍で結婚式や新婚旅行を延期した方も多くいらっしゃいましたが、だからこそ形に残るものにお金をかけたいと、意外にも婚約指輪をお求めになる方は増えているんです。
――えっ、そうなんですか?!

特に、婚約は女性にとっては一大イベントですし、「いつか欲しかった!」ものをここぞとばかりに購入される方も増えたように思います。指輪は自分で見て楽しむこともできますし、またSNSにアップして楽しんだりと、様々な楽しみ方がありますから。
――なるほど、外出を控えたり、レジャーにお金をかけたりしなくなった分、目に見えるジュエリーにお金をかける方が増えたと。婚約指輪を求めていらっしゃるお客様はどのような方が多いですか?

まず、男性お1人でいらっしゃる方が多いです。皆様に「なぜこのタイミングでプロポーズを?」と聞くと、昨年はコロナ禍で生活が変わったなど、ネガティブな出来事の多い年でしたが、だからこそふたりにとっての素敵な思い出を作ろうと、一歩踏み出すことを決めた方が多くいらっしゃいます。また、ご自宅で一緒に過ごす機会が増えた中で、あらためてふたりの将来を考え、家族になろう!と決断された方も多かったようです。
――コロナ禍をふたりの人生を変えるステップアップとして前向きに捉えているんですね。カップルで来店する方も多くいらっしゃいますか?

はい、カップルおふたりで来て、最後は男性が選ぶという方も多いです。ブライダルリングはご一生物ですので、デザインはじっくり選びたい、とりわけフェスタリアといえば、カットの中に星が映し出されるダイヤモンド “Wish upon a star” が人気ですが、こちらは一つ一つが職人の手によるカッティングで、石の中に見える星の形も一つとして同じものはないので、現物を見ながらじっくり選びたいという女性が男性と一緒に来店することが多いですね。

プロポーズの形に変化は?平均予算は?

――プロポーズの仕方も、時代によって移り変わりがありそうですが……?

そうですね。彼女に「サプライズして」と頼まれて「半サプライズ」のような形で、という方も多いです。「どんな演出をしたら彼女が喜んでくれますか?」と相談される方も多いですよ。また去年はお出かけの機会が減り、これまでは例えばディズニーランドやホテルで渡す「場所の演出」も多かったのですが、昨年は日常の中でさりげなく渡す演出をされる方も増えたようです。私も「日常の中だからこそ、逆に印象に残るのでは」とそのようなご提案をさせていただくことが多いです。
――平均金額はどれぐらいですか?

これまでは25−35万くらいが平均的です。ただ、コロナで結婚式や新婚旅行にかける予算が減った分、マリッジリングもエンゲージリングも最近はともに平均金額が少し上がっています。
――「人に見せる結婚」ではなく、ふたりで楽しめるもの、ふたりの記念になるものを、と消費の行動が変わっているのかもしれませんね。

機能性より「好き」重視に!長く愛せるものを選ぼう

フェスタリアの指輪が3つ横に並んでいる様子
また、これまで人気があるのはシンプルなものが中心で、華やかなものは今までは少数派だったのですが、昨今はコロナもあり、結婚というライフイベント自体が周囲に向けたものというよりもパーソナルなものになってきているので「機能性よりもまず、自分の好きなデザインを」と、華やかなデザインを選ぶ方が増えているんですよ。
――なんと!コロナでそんな変化もあるんですね。

はい。今日はご婚約指輪の中で特に人気のデザインの3種類をお持ちしました。
フェスタリアの「Diamond Fairy(ダイヤモンドフェアリー)」
こちらの「Diamond Fairy(ダイヤモンドフェアリー)」は石留めの部分の台座を限りなく小さくセッティングしているものです。止めている部分が目立たず、ダイヤがそのまま手に乗っているかのように見えます。
――ダイヤの側面がしっかり見えるデザインですね。

はい。ダイヤのフォルムを楽しむこともできますし、側面からの光が綺麗に入るため、石の輝きも美しく見えます。婚約指輪では一番シンプルなものです。
フェスタリアの「Sourire(スリール)」
中央は「Sourire(スリール)」 。婚約指輪の中でも特に華やかなデザインのもので、輝きをより楽しみたい女性に人気です。ダイヤ一粒ではなく、周囲にもぐるりと石を巡らせたデザインなので、ファッションリングとしても雰囲気を楽しんでいただけます。
フェスタリアの「Lumiere(リュミエール)」
最後はウェーブのラインが特徴的な「Lumiere(リュミエール)」。お指を綺麗に見せる形として、結婚雑誌でも人気の形です。包み込むような女性らしい柔らかな曲線が魅力です。フェスタリアの台座は星のダイヤモンドに合わせて「5点止め」になっているものが多いのが特徴的です。石の美しさを引き立たせるデザインです。
――婚約指輪を選ぶ際に、気をつけたほうがいいことはありますか?

結婚や婚約は家族のイベントではありますが、やはり指輪はご自身の目に一番入るものですので、人からどう見られるかや、身につけやすさだけでなく、まず、ご自身の気分が高まるものを選んでいただくのがいいかな、と私は思います。例えばパソコンを触るときに、自分の選んだものが手に光っているのって嬉しいじゃないですか。
――確かに、長い目で見ても自分が納得いくデザインが一番ですよね。

はい。とりわけ、フェスタリアのブランドコンセプトは“ビジュ ド ファミーユ”(家族の宝石)です。ご夫婦おふたりのものでもあるし、将来出会うかもしれないお子様など、大切な家族に受け継いでいただきたいという想いを込めてお作りしています。ジュエリーは形を変えて大切な方に渡して行けるもの。だからこそ、持ち主が思いを込めて愛し続けられるものが一番ですよね。
――「好き」に素直に!というご提案なんですね。

婚約指輪は「家族を守る石」。幸せを願う心を受け継ぐもの

フェスタリアのブライダルコンシェルジュ
そもそも、「婚約指輪」の起源って何かご存知ですか?
――えっ、なんですか?

諸説ありますが、遠い昔、そもそもダイヤモンドの研磨師が存在せず指輪という形すらなかった時代には、男性が女性に宝石の原石を「お守り」として渡していたとも言われています。
――石をそのままですか!なんだか、持ち運びに苦労しそうです……。

「家族が幸せに過ごせるよう、お家をお守りください」と、石のパワーに思いを込めて、男性から結婚相手に贈るものだったんです。それが時代をへて、宝飾の技術が発達し「婚約指輪」という形になったのですが、今でもその根本の意味は変わらないはずですよね。結婚や結婚式の形が多様化した今では、婚約指輪は使えないのにもったいないとか、結婚指輪があるから……とご購入を見送られる方もいらっしゃいますが、私としては、婚約指輪はこれから始まる家族の幸せを願う、気持ちを込めた「家宝」として、ぜひお渡ししていただきたいんです。
フェスタリアの「Sourire(スリール)」を両手で持つ様子
――家族を守る願いを込めたもの、と考えると素敵ですね!

はい。特にフェスタリアの代表作はふたつの星のダイヤモンド“Wish upon a star”シリーズです。「星」は願いを込める象徴ですから、愛しいお相手への気持ちや、これから築く家族の希望を込めて選んでいただけるのかな、と。
――「長く続く」という意味でも、空に変わらず輝き続ける「星」のダイヤはとても象徴的で、長く身につけられるものなのかもしれませんね。

フェスタリアは、元々時計修理店から始まった会社で、2020年に創業100周年を迎えました。“Wish upon a star”が登場したのは約8年前ですが、ダイヤを星が映るようにカットする技術は難しく、カッティングできるマイスターは世界で数人しかいないんです。
――そんなに少ないんですか?!

ダイヤモンドの職人はみな同じ技術を持っているわけでなく、とりわけ最後の仕上げができる職人はさらに限られます。また手仕上げの研磨なので、皆それぞれ美しくも一つとして同じものはなく、世界に一つだけの星なんです。
――それを聞くと、まさに婚約指輪にピッタリと感じますね。
フェスタリアのブライダルコンシェルジュ
フェスタリアはアフターメンテナンスが充実していることもあり、クリーニングなども気軽に受けられます。店頭にお持ちになってお子様が生まれたことなどご報告してくださる方も多く、まさに“ビジュ ド ファミーユ”、家族のお付き合いになるお客様が多いです。「買うかどうか迷っていたけど、買ってよかった!」とおっしゃる方もとても多いですし、一時のイベントとしてではなく一生家族に残るものとして、幸せを願う気持ちを込めて婚約指輪を選んでいただけると嬉しいです。

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