7月の誕生石「ルビー」とは?特徴や石言葉、プレゼントに最適なジュエリーも
人を惹きつける情熱的な魅力を持つ赤い宝石「ルビー」は、昔から世界4大宝石の1つとされ珍重されてきました。7月の誕生石としても知られている宝石です。この記事では、ルビーの特徴と意味、お手入れ方法やおすすめジュエリーを紹介します。大切な人への特別なプレゼントに、ルビーのジュエリーを贈ってみませんか。
7月の誕生石、ルビーとは
夏の太陽を思わせるルビーは、7月の誕生石。古くから、燃えるようなルビーの赤色にはさまざまな力があると信じられてきました。まずはルビーの語源と歴史について紹介します。
ルビーの語源
ルビーは、赤を意味するラテン語「Rubeus(ルベウス)」が語源だと言われています。和名も「紅玉(こうぎょく)」と、ルビーの赤色が印象的であることを物語っているようです。「宝石の女王」との呼び名もあるルビーの輝きは、身に着ける人をより美しく見せてくれます。
ルビーの歴史
記録上最も古いとされているのは、2500年以上前のスリランカでの採掘。古代インドでは、ルビーの赤い色から太陽の宝石と信じられ、ラトナラジュ(宝石の王という意味)と呼ばれていました。中世ヨーロッパの王族からもルビーの人気は高く、ギリシャ人からは宝石の母、ローマ人からは最も価値の高い宝石として珍重されていました。
ルビーの特徴
深く鮮やかな赤色が印象的なルビーですが、中には特別な名前で呼ばれるものがあります。ルビーの特徴や色によって異なるさまざまな呼び名について紹介します。
鉱物名は「コランダム」
ルビーの鉱物名は、サファイアと同じ「コランダム」です。コランダムの中で赤いものだけをルビーと呼び、それ以外の色はすべてサファイアに分類されます。そのため、ルビーはコランダムの中で最も貴重で高価な宝石の1つとされているのです。
コランダムの純粋な結晶は無色ですが、そこに微量元素が混ざることでさまざまな色が生まれます。ルビーの赤色を生むのはクロムですが、クロムの含有量によってルビーの色が変わります。含まれるクロムの量が多ければ多いほど、ルビーの赤色は強くなります。
ルビーのカラーバリエーション
ルビーの赤色にもバリエーションがありますが、中には特別な名前がつけられたものもあります。
「ピジョンブラッド」は鳩の血という意味を持つ、最高品質とされるルビーです。良質なルビーの産地であるミャンマーで採れたものの中でも、一定以上の濃い色のルビーだけがピジョンブラッドと呼ばれます。
また、牛の血を意味する「ビーフブラッド」はタイ産のルビーで、黒みを感じる赤色が特徴です。
その他に、スリランカやベトナムで採れる、ピンクのような透明感のある赤のルビーは「チェリーピンク」と呼ばれています。
ルビーの宝石言葉に秘められた意味
ダイヤモンドよりも古い歴史を持つルビー。ルビーには「愛」「情熱」「勇気」「勝利」「威厳」といった宝石言葉があり、それぞれの意味を込めて贈られる習慣もあります。ここからは、ルビーの宝石言葉に込められた意味について紹介します。
ルビーの石言葉①愛情
ルビーには、「愛」や「純愛」などの石言葉があります。燃えるようなルビーの赤い色は愛の象徴とされているため、女性との相性が良い宝石とも言われています。また、身に着けることで内面の美しさを引き出してくれる効果があるとされ、恋愛成就のお守りとしても人気です。
夫婦にとっての特別な日である結婚記念日に、結婚記念石を贈る人も少なくありません。結婚40周年は「ルビー婚式」とされ、ルビーが結婚記念石となっています。
ルビーの石言葉②情熱・勇気
ルビーは「情熱・勇気」の象徴とされ、身に着けると自らを奮い立たせ、物事を成し遂げるパワーをくれるとも言われています。感受性を高める働きもあるため、恋愛や仕事など目的に向かって頑張る人をサポートしてくれるでしょう。
ルビーの石言葉③勝利・威厳
ルビーは「勝利を呼ぶ石」と呼ばれ、災いを避け、勝利や繁栄をもたらすものと考えられていました。ルビーを身に着けることで、富と権力を手に入れられると言われていたのです。そのため中世ヨーロッパの王族や上流階級の人々は、魔除けとして、また幸福のお守りとしてルビーを大切にしました。王族にふさわしい「威厳」もルビーの石言葉の1つです。
ルビーの取り扱いとお手入れのポイント
ルビーは比較的硬度が高く、扱いやすい宝石です。ここでは、ルビーをあしらったジュエリーの取り扱い方や、お手入れ方法を紹介します。
ルビーは比較的扱いやすい宝石
宝石の硬度を測る数値にモース硬度がありますが、ルビーを含むコランダムのモース硬度は9。ルビーは比較的硬い宝石です。また、靱性にも優れ、割れにくいという特性を持っています。普段使いしやすく、扱いやすいルビーは、初めて宝石を持つ人にもおすすめの石です。
取り扱いと普段のお手入れ
扱いやすいとされるルビーですが、取り扱いやお手入れの仕方に気を配れば、より美しい状態を保てます。ルビーに限らず、肌に触れるジュエリーは汚れがつきやすいものです。着けた後は毎回、やわらかい布で拭く習慣をつけましょう。
汚れが気になる場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、歯ブラシなどを使って軽くこすります。その後真水でよくすすぎ、水気をふき取ってください。
また、石鹸や化粧品が付着すると、宝石の輝きは曇ってしまいます。水仕事や入浴、メイクやヘアセットをする際はジュエリーを外した方が良いでしょう。
ルビーの保管方法
ルビーは比較的硬い宝石ですが、宝石の中にはやわらかく傷つきやすいものもあります。保管する際は、ジュエリー同士が触れてぶつかり合わないように気を付けましょう。
仕切りのあるジュエリーボックスに入れたり、ジップ付きのビニール袋に小分けにしたりするのがおすすめです。
プレゼントにおすすめのルビージュエリー
大切な人へのプレゼントは、想いを込めて選びたいですね。ルビーはオンにもオフにも合わせやすい宝石。シンプルなデザインのものを選ぶと、永く愛用できるでしょう。
ルビーの深紅の輝きは存在感があり、さりげなく身に着けるだけでコーディネートが華やかになります。白、黒、紺、グレーなど、さまざまな色の洋服に合わせやすいのも嬉しいですね。プレゼントにおすすめのルビージュエリーを紹介します。
ルビーとダイヤモンドのスクエアフォルムペンダント
フェスタリアのK10PG ルビー・ダイヤモンド ネックレス
¥27,500(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
真っ赤なルビーをダイヤモンドで囲み、花束をイメージさせるネックレス。大切な人へ花束を贈るように、プレゼントとしてもピッタリです。素肌を美しく見せてくれるピンクゴールドのスクエアフォルムと、中央にきらめくルビーの組み合わせが、毎日の装いにアクセントを与えてくれるでしょう。
女性と関わりが深い月モチーフとルビーが寄り添うピアス
フェスタリアのK18YG ルビー ピアス
¥11,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
新月に一番近い三日月のモチーフと7月の誕生石であるルビーが寄り添うように施されたピアス。三日月のモチーフには願いを叶えるパワーがあると言われています。そんな三日月モチーフと恋愛成就のルビーを組み合わせたピアスをお守りにしてはいかがでしょうか。
月の満ち欠けをイメージしたペンダント
フェスタリアのK18PG ルビー ネックレス
¥99,000(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
左右でルビーの留め方が異なり、どの角度から見ても美しいデザインのネックレス。つややかに輝く赤いルビーとやわらかなピンクゴールドの組み合わせが、女性の美しさを引き立ててくれるでしょう。どんなファッションにも合わせやすいデザインは、お守りとして毎日身につけやすいアイテムです。
情熱の石ルビーに想いを込めて
情熱や愛、勇気など、強い想いの象徴とされるルビー。燃える炎のような赤色は、パワフルなエネルギーを感じさせます。ジュエリーとしてルビーを身に着けることで、前へ前へと進むパワーをもらえるかもしれません。大切な人へのかけがえのない想いを伝える時に、ルビーのジュエリーを贈るのも素敵なアイデアです。ぜひ、とっておきのひと品を探してみてください。