古来より人々を魅了する宝石エメラルドとは
古来より人々を夢中にした宝石エメラルドは、現代では5月の誕生石として知られています。まずはエメラルドとはどんな宝石なのか紹介します。
5月の誕生石・結婚55周年の結婚記念石
美しい緑色の宝石エメラルドは、日本では5月の誕生石として親しまれています。さらに、結婚55周年を祝う式はエメラルド婚式と呼ばれ、エメラルドのジュエリーを贈る風習もあります。
ユダヤ教では聖なる石、キリスト教カトリック教会では法王石として尊ばれてきた歴史があり、世界4大宝石の1つに数えられ、現在でも世界中の人々に愛されている宝石です。
エメラルドの原産地
エメラルドは世界中で広く産出されますが、良質なエメラルドが採れるのがコロンビアやブラジル、パキスタン、ジンバブエ、ザンビア、マダガスカルなどです。なかでも有名なのはコロンビア。エメラルドの最大の産出国とされ、質の高い鉱石が採れます。
産地によっても特徴があり、コロンビアでは深みのある緑色、ザンビアでは濃く青みがかった色のものが多く産出されます。
エメラルドの特性
エメラルドは、ベリル(緑柱石)という鉱物グループに分類され、水色のアクアマリンやピンク色のモルガナイトの仲間です。
モース硬度は7.5~8で比較的傷つきにくく、割れやすさの度合いを示す靭性は比較的良好です。なお、内部には傷のような「ジャルダン」と呼ばれるインクルージョン(内包物)が多く見られます。インクルージョンは宝石によって欠点とされることがありますが、エメラルドに関しては個性の1つとして捉えられています。
エメラルドの由来
エメラルドの名前の由来は、サンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマカラタ」を語源とする説や、ギリシャ語の「スマラグドス」から変化してエメラルドになったという説があります。エメラルドの名が世間に広く知られるようになったのは、スペインがインカ帝国に侵攻した頃とされます。ヨーロッパにエメラルドが流通するきっかけとなりました。
和名では、翠玉(すいぎょく)、または緑玉(りょくぎょく)と名付けられています。
エメラルドの歴史
エメラルドの歴史は紀元前まで遡ります。古くから神聖な石として崇拝され、クレオパトラもその美しさに魅了された1人です。インカ帝国ではジュエリーとしてはもちろん装飾としても多用され、神殿がエメラルドで埋め尽くされるほどだったそう。1990年頃に名だたるジュエリーブランドがエメラルドジュエリーを発表したことで、現代でも世界中で愛されています。
エメラルドの石言葉と込められた意味
エメラルドの石言葉は、「幸・愛・癒し・知性・未来」です。それぞれに込められた意味を紹介します。
「幸」に関する石言葉
幸せに関する石言葉には、幸福・喜びなどがあります。エメラルドは持ち主に幸せをもたらすと信じられ、幸せな結婚生活を送るためのお守りとしても用いられています。
「愛」に関する石言葉
エメラルドは愛情などの石言葉を持ち、「愛の石」とも称されます。愛の成就という意味合いもあり、身に着けることで愛する人と結ばれるパワーを授けてくれるとも言われています。
「癒し」に関する石言葉
エメラルドには、癒し・健康・精神の安定などの石言葉もあります。みずみずしい木々を連想させる緑色をしていることから、自然のエネルギーが込められていると考えられているためです。ヒーリング効果が高い石とされ、古代では薬として用いられていたことも。
「知性・未来」に関する石言葉
エメラルドは未来を見通す力を持つとされ、深い知性や叡智のパワーが込められていると信じられています。そのため先見の明、明晰さ、希望、新たな始まりなどの石言葉を持つと言われることもあります。
エメラルドに信じられている効果
エメラルドは身に着けることでさまざまなパワーを与えてくれると信じられています。お守りとして身に着けたい人はチェックしてみてください。
恋愛運を高める
エメラルドは「愛の石」と呼ばれるように、愛の力が非常に強く、恋愛成就に導いてくれると言われています。エメラルドをパートナーに贈ることは愛と献身を意味するとされ、安定した結婚生活を送りたいときのプレゼントとして選ぶのも良いでしょう。愛に深い関わりを持つので、夫婦円満や恋愛運を高めるパワーストーンとしてなじみ深い宝石です。
魔除け効果がある
「魔女はエメラルドには近寄れない」という言い伝えがあり、魔除けの効果があるとされています。転じてパートナーの浮気防止に役立つと言われることも。エメラルドを身に着けることで、邪気を払って人生にポジティブな影響を与えてくれるかもしれません。
自信を与えてくれる
エメラルドには精神を安定させるリラックス効果があるとされ、ビジネスシーンなどで自信を持ちたいときのお守りとしても人気です。思考力や判断力を高め、すぐれた知恵を授けてくれるとも信じられています。とくに何か新しいことを始めるときには、強い味方になってくれることでしょう。
エメラルドジュエリーの選び方
エメラルドがあしらわれたジュエリーを選ぶときは、使用されているエメラルドの色合いや透明感をチェックするのがおすすめです。それぞれのポイントを押さえておきましょう。
好みの色合いを選ぶ
基本的には色が濃いほど評価が高くなりますが、色合いによって好みが分かれます。淡くきらめく緑色は若々しい印象を与え、葉っぱのようなツヤのある緑色は幅広い層から人気があり、翡翠のような濃い緑色は和装やシックな服装を好む人から重宝されています。
なお、ある程度の厚みがないと深い色は出にくく、サイズが小さいものは若々しい緑色になりやすいという傾向があるので、色とサイズの両方に注目して選びましょう。
傷が目立たないものを選ぶ
エメラルドはインクルージョン(内包物)が多い宝石です。インクルージョンは地中深くで結晶ができる際に生じるもので、天然の証と言えますが、傷のように見えて透明感が損なわれることもあります。全く傷がないものを選ぼうと思うとその分高価になりますが、目立つ傷についてはなるべく確認しておきたいところです。
エメラルドジュエリーの取り扱い方
エメラルドは適切なお手入れを行えば、世代を超えて受け継ぐことが可能な宝石と言われています。エメラルドジュエリーの普段のお手入れや取り扱いの注意点、保管方法について解説します。
普段のお手入れ
エメラルドジュエリーの普段のお手入れは、外した後にやわらかい布で優しく拭くだけで十分です。なかなかとれない汚れがあるときは、35℃くらいのぬるま湯に浸し、軽く振るようにして優しく洗います。洗い終わったら水気をよく拭き取り、自然乾燥させましょう。
なお、高温・衝撃に弱いので、高温のお湯や超音波洗浄器の使用は避けてください。洗剤も使用しない方が安心です。取り扱いに不安があれば、プロにメンテナンスをお願いすると良いでしょう。
取り扱いの注意点と保管方法
天然のエメラルドのほとんどは、透明度を高めるためにオイルや樹脂で傷の部分を充填処理しています。そのためエアコンによる乾燥や間違ったお手入れが原因でオイルが抜けてしまうと、元の傷が目立ってくる場合があります。衝撃や乾燥を防ぐためには、他のジュエリーとは分けてジュエリーボックスにしまうのがおすすめです。
普段使いから特別な日までおすすめのエメラルドジュエリー
最後に、フェスタリアのエメラルドジュエリーを紹介します。普段のお守りとしても、特別な日のワンポイントとしてもぴったりなジュエリーを厳選しているので、ぜひチェックしてください。
神秘的な輝きが魅力のエメラルドネックレス
フェスタリアのK18YG エメラルド ネックレス
¥99,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
月の満ち欠けをイメージしたデザインのネックレス。どの角度から見ても美しく見えるようにデザインされています。胸元でエメラルドが神秘的に輝き、印象的な装いに仕上げてくれるでしょう。
ゴールドとのコントラストが目を引くエメラルドネックレス
フェスタリアのK18YG エメラルド・ダイヤモンド ネックレス
¥52,800(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
特別な日の記念品としてだけではなく、日々のお守りとしても身に着けたいネックレス。フォトフレームのように縁取られたゴールドと新緑のようなやわらかい色合いのエメラルドとのコントラストが、上品ながらも目を引くデザインです。大切な人への贈り物としてもおすすめです。
さりげないきらめきを添えてくれるエメラルドピアス
フェスタリアのK18YG エメラルド ピアス
¥11,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
月モチーフのイエローゴールドに、小ぶりのエメラルドが寄り添うころんとした可愛らしいフォルムのピアス。身に着けることでエメラルドからやすらぎのパワーをもらえるかもしれません。目立ちすぎないので、ビジネスなどで思考力を高めたいときのお守りとしても重宝します。
気分に合わせて使い分け可能なエメラルドチャーム
フェスタリアのK18YG エメラルド・ダイヤモンド チャーム
¥36,300(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
ネックレス、ブレスレットなどシーンに合わせて使えるチャーム。エメラルドとダイヤモンドの2WAY仕様なので、気分によって表情を変えられます。きらめくしずくのようなみずみずしい輝きを放つエメラルドは、幅広い世代から好まれるでしょう。
理想的な輝きを放つエメラルドを手に入れよう
身に着ける人に癒しを与え、幸福へ導くとされる宝石エメラルド。普段身に着けるジュエリーや、ここぞというときのラグジュアリーなジュエリーとしても、エメラルドが活躍します。あなたにとって理想的な輝きを放つエメラルドジュエリーを選んでみてはいかがでしょうか。