手作りウェルカムボードでふたりらしさを。最新トレンドや作り方を紹介
ウェルカムボードとは結婚式場の入口や受付に置かれる案内板のこと。ゲストを最初に出迎えるアイテムなので、おしゃれで印象に残るもの、ふたりらしさを表現できるものを選びたいと考える人も多いです。そこで、本記事ではウェルカムボードの最新トレンドや基本の作り方、手作りするときのアイディアを紹介します。
ウェルカムボードを置く意味
結婚式場でよく目にするウェルカムボードには、会場を知らせる案内板と装飾品の2つの役割があります。ここでは、ウェルカムボードを置く意味について詳しく紹介します。
会場を知らせる案内板
ウェルカムボードのもともとの役割は、いつからどの会場で誰の結婚式が行われるかをゲストへ案内すること。デザインや内容に決まりはなく、結婚式の日付や新郎新婦の名前、「Welcome」などのゲストを歓迎する言葉を記載するのが一般的です。
結婚式会場を彩る装飾品
ウェルカムボードには、会場を華やかにする装飾品としての役割も。ウェルカムドールや写真などを添えて受付やウェイティングスペースに置けば華やかになり、ゲストも結婚式が始まるまでの時間を楽しめます。専門業者に頼んで設置するウェルカムボードも素敵ですが、自分達で手作りすれば、ふたりらしいオリジナリティのある演出ができます。
ウェルカムボードの最新トレンド
ウェルカムボードのデザインは、結婚式によってさまざまです。どんなウェルカムボードを設置するか悩むのなら、トレンドを取り入れてみましょう。ここでは、ウェルカムボードの最新トレンドを紹介します。
黒板や鏡を使ったシンプルなウェルカムボード
最近は黒板や鏡などに手書きでふたりの名前やイニシャル、ゲストへのメッセージだけを書いたシンプルなウェルカムボードが人気。結婚式当日だけでなく、新居のインテリアとして活用できるのもポイントです。
手作りするときは、文字のバランスや配置を考えてから書き始めれば、比較的簡単に作れます。土台になる素材を何にするかは、仕上がりの印象で決めるのがおすすめです。例えば、温かみのあるウェルカムボードにしたいのなら黒板や木目、スタイリッシュな雰囲気が好きなら鏡やアクリル板を選ぶと良いでしょう。
フラワー＆グリーンでナチュラルなウェルカムボード
シンプルなウェルカムボードも良いですが、文字だけでは少し寂しいという人もいるかもしれません。そんなときは、ドライフラワーの壁飾りやリースを添えた、ナチュラルテイストのウェルカムボードがおすすめです。こちらも木目調やアクリル板など、土台の素材によってイメージを変えられます。
大人っぽくもかわいいガーリー系ウェルカムボード
ガーリーテイストのウェルカムボードはかわいらしさだけでなく、少し大人っぽさを取り入れたデザインがトレンド。文字だけのシンプルなウェルカムボードをベースにし、アクセントとしてレースを使ったり、額縁の色をくすみカラーにしたりしています。
ふたりの思い出を綴ったウェルカムボード
付き合い始めた日やプロポーズの日など、出会いから結婚式当日までのふたりの記念日を記載したウェルカムボードも人気。ふたりのこれまでのラブストーリーがぎゅっと詰まった、素敵なウェルカムボードができあがります。結婚式後は新居に飾って、子どもの誕生など新たな思い出や記念日を書き込んでいくのもおすすめです。
手作りウェルカムボードの作り方
ふたりらしさを表現するウェルカムボードなら手作りにするのもおすすめです。専門業者に依頼するよりも費用を安く抑えられることも。ここでは、ウェルカムボードの基本の作り方をみていきましょう。
①ウェルカムボードを置く場所を決める
ウェルカムボードを作る前に、まず会場のどこに置くかを決めましょう。置く場所を決めずにウェルカムボードを作り始めてしまうと、大きすぎて置けなかったり、小さくて目立たなかったりすることも。担当のウエディングプランナーと相談しながら決めると良いです。
結婚式場によっては、ウェルカムボードを入口（屋外）と式場内の2ヵ所に設置できる場合があります。準備期間や予算に余裕のある人は2種類作るのもおすすめです。ただし、屋外や入口付近に置くときは、雨に濡れても大丈夫な素材や、強い風が吹いても崩れない作りにする必要があります。
②ウェルカムボードのデザインを考える
ウェルカムボードを置く場所が決まったら、それに合わせてサイズとデザインを決めます。会場入口なら、A2サイズ以上の大きなもの、受付テーブルの上ならB5～A4サイズくらいを目安にしてください。
デザインは会場や他のウェルカムグッズとテイストを合わせると統一感が出ます。ふたりの趣味や思い出を取り入れればオリジナリティを演出できて、ゲストも楽しめるはず。記載するメッセージも決めておきましょう。
③材料を集める
デザインに応じて必要な材料を、ホームセンターや画材店、100円ショップなどで購入します。最もシンプルなウェルカムボードであれば額縁、メッセージを書く紙、装飾用の造花やリボンだけで作れます。土台となる額縁は、ウェルカムボードのイメージに合わせて色やデザインを選ぶと良いです。
④メッセージを書く
材料が揃ったら、買ってきた紙にメッセージを書きましょう。ペンや筆で手書きするのが不安な場合は、アルファベットシールを貼ったり、メッセージのテンプレートを利用したりする方法も。テンプレートは名前や日時などを編集して印刷できるので簡単です。ふたりの写真を貼り付けるのもおすすめです。メッセージができあがったら、額縁に入れてください。
⑤額縁を装飾する
最後に造花やリボンなどで額縁を装飾します。造花の花の部分だけを使用する場合は、あらかじめハサミなどで茎を切っておきましょう。スティック状の樹脂を熱で溶かしながら接着するグルーガンがあると、数十秒で固定できるので便利です。グルーガンはホームセンターや手芸店などで購入できます。
手作りウェルカムボードのアイディア
基本の作り方を元にアレンジすれば、おしゃれでふたりらしいウェルカムボードができあがります。ここでは、手作りウェルカムボードのアイディアを紹介します。
造花をあしらった立体的なウェルカムボード
新郎新婦の名前とゲストへのメッセージだけのシンプルなデザインでも、表面に造花を飾ることで立体的で華やかさのあるウェルカムボードに。花の種類やフレーム、フォントなどにこだわれば、ふたりのイメージに合うウェルカムボードが作れます。
刺繍で作るウェルカムボード
刺繍で文字や絵柄を縫って作るウェルカムボードは時間がかかりますが、一針一針にふたりの思いが込もった特別なものになります。名前や日付、ふたりの好きなモチーフなどを参考に作るのがおすすめです。一から作るのが不安な場合は、図案や説明書が付いた手作り用のキットを利用するのも良いでしょう。
和風のウェルカムボード
神社での神前式や日本庭園のある会場などは、和を感じるウェルカムボードを置くのも素敵です。婚礼衣装や和装小物をモチーフに選べば、和風のウェルカムボードになります。和紙や和風のフォントなどを使って作るのがおすすめです。
手作りウェルカムボードでゲストをもてなそう
ウェルカムボードは、新郎新婦よりも先にゲストを出迎るアイテム。おもてなしの気持ちを込めて、ふたりならではのオリジナリティあるウェルカムボードを手作りしてみてはいかがでしょうか。
