再婚の結婚式の不安を解消。気を付けたいポイントや子連れ再婚の手続きも解説
再婚の結婚式は、「式を挙げるべきかどうか」「ご祝儀はもらうべきか」「2回目のゲストを招待して良いのか」などが気になりますよね。また子連れでの再婚なら、子どもにも適切な配慮が必要です。ここでは、再婚で結婚式を挙げる時のポイントやご祝儀、ゲストへの対応などについて紹介します。
幸せになるために。再婚の結婚式のポイント
再婚の結婚式をする時のポイントは、結婚式の必要性について考える、ふたりが納得できるウエディングスタイルを選ぶ、子どもへの配慮を忘れないなどです。それぞれについて詳しく紹介します。
結婚式をするか悩んだら考えたいこと
再婚の場合、「2回目だから…」と結婚式をためらう人が少なくありません。ご祝儀をまたもらうのは気が引ける、今さら盛大な挙式・披露宴は違和感がある…などと考える人が多いためです。
しかし、相手が初婚の場合、これが一生に1度の結婚式となるかもしれません。頭から「結婚式はしない」と決めるのではなく、ふたりに合うスタイルで式を挙げてみてはいかがでしょうか。結婚式は、両家の絆を深めたり、親同士・家族同士の親睦を深めたりする絶好のチャンスです。式を挙げなかったことについて後悔しないよう、ふたりにとって最善と思えるプランを選択してくださいね。
ふたりが納得しやすいウエディングスタイルを選ぶ
近年は、結婚式のスタイルも多様化しています。再婚だからと挙式をためらってしまう人は、気兼ねせずに結婚の誓いができるスタイルを選ぶのがおすすめです。例えば、少人数専用のパーティ会場やホテルの一室を借りて、家族だけあるいはふたりだけの結婚式を挙げるスタイルがあります。あるいはリゾート地に親しい人や家族だけを招いて、開放感溢れる式を挙げてもよいでしょう。ふたりらしい式のスタイルは、探せばきっと見つかりますよ。
子どもへの配慮を忘れない
子連れでの結婚式で大切なのは、子どもが疎外感を感じずに居心地よく過ごせることです。新郎・新婦の間に子どもの席を作ったり、新郎・新婦がいない時はおじいちゃん・おばあちゃんの側に行けたりするようにしておくと安心でしょう。せっかくなら、子どもには「ケーキ入刀」「フラワーガール・ボーイ」「花束贈呈」といった役をお願いすると良いですね。
再婚の結婚式で配慮が必要となること
再婚の結婚式ではゲストの数が新郎・新婦で異なることや、招待されるのが2回目のゲストがいること、さらには式の演出などに配慮が必要です。それぞれどのような配慮をすれば良いのかご紹介します。
新郎・新婦で呼びたいゲストの数が異なること
初婚と再婚では、招きたいゲストの数に差が出ることが多々ありますが、無理にゲストの数を合わせる必要はありません。どうしてもゲスト数の差が気になる時は、席次表をあえて作らないようにしてはいかがでしょうか。席次表はあいさつまわりをする身内だけに渡し、他には配りません。また、テーブルの配置などを工夫すれば、「どちらのゲストが多いか」などとも目立ちにくくなりますよ。
招待するのが2回目のゲストがいること
初婚の時と同じ人を結婚式に招待しても、マナー的な問題はありません。とはいえ、ゲストにもいろいろな考えの人がいるのも事実。再婚の人が初婚の時と同じゲストを招く場合は、招待状を発送する前に打診する方が良いでしょう。この時「出席する」と言ってくれた人には、招待状を送ります。「このたびは遠慮したい」という人がいれば、その気持ちを優先するのがベターです。
式のスピーチ・花嫁の手紙などの演出
結婚式の演出として、新郎・新婦がスピーチしたり手紙を読んだりする場合、再婚であることには触れないようにします。マイクを握って「離婚」「2度目」「再婚」などの言葉を口にするのは控えましょう。結婚式でのスピーチは、両親や参列してくれたゲストへの感謝を伝えるに留めるのが良いですよ。また、スピーチしてくれるゲストにも、事前に離婚や再婚という言葉は避けるようお願いしておいてください。
再婚の結婚式のご祝儀マナー
再婚の結婚式では、ご祝儀にも気をつけたいマナーがあります。ご祝儀を受け取る場合、受け取らない場合、さらには会費制という選択肢について紹介します。
ご祝儀を受け取る場合
再婚の場合、相場より高い引き出物を返す人が多いようです。結婚式の引き出物の相場といわれるのが、およそ5,500円。この金額よりもやや高めにして、6,000円~1万円くらいのものを用意すれば良いでしょう。
また、引き出物は相場通りにして、数千円程度のギフトを用意する人もいます。あるいは新婚旅行に行く予定があるのなら、旅行先でちょっと気の利いたおみやげを買ってくるのも良いお返し方法です。
ご祝儀を受け取らない場合
ご祝儀を受け取らない場合は、事前に「ご祝儀は不要です」と周知しておきましょう。それでもご祝儀を持参してくれるゲストがいた場合、その人には引き出物に代わるギフトをお返しします。あまり遅くなると失礼なので、結婚式から1ヵ月以内をめどにお返しすると良いですね。
会費制という選択肢もある
結婚式を会費制でおこなえば、招く側も招かれる側もご祝儀についてあれこれ悩む必要がありません。ただし、会費制にすると、一般的な結婚式よりも低予算になります。お金をかけるところ・かけないところにメリハリを付けて、全体的なコストを抑える工夫が必要です。
子連れ再婚に必要な手続き
子連れ再婚で多くの人が悩むのが、手続きの方法です。ここでは子連れ再婚での養子縁組について、その特徴と手続きについてご紹介します。
養子縁組をする場合
子どもを再婚相手の養子にする場合、婚姻届の提出と併せて養子縁組の手続きが必要です。これをおこなうことで、ごく普通の親子と同様に相続や扶養の義務などが発生します。
養子縁組の手続きには、一般的に以下の書類が必要です。ただし詳細は居住地の役所に確認しましょう。
・届書1通(成年の証人2人が署名押印したもの)
・届出人の印鑑
・戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)(養親および養子の本籍が届出地の市区町村でない時)
・本人確認書類(運転免許証、パスポート等)
・家庭裁判所の許可書謄本(未成年者を養子にする時、後見人が被後見人を養子にする時)
養子縁組をしない場合
養子縁組をしない場合でも、子どもの氏の変更は必要です。母親が再婚でその子どもが再婚相手の籍に入るなら、母親の入籍後に手続きを始めましょう。まず家庭裁判所で「子の氏の変更許可」の申し立てをおこない、その後居住地の役所で「入籍届」を提出します。
再婚のウエディングドレスと指輪の選び方
再婚の結婚式では、すっきりしたラインのウエディングドレスが人気です。また、指輪もシンプルなものだと日常使いしやすくなります。再婚の場合のウエディングドレスや指輪の選び方を紹介します。
ウエディングドレスの選び方
2度目のウエディングドレスに抵抗のある女性は、裾が広がりすぎないシンプルなラインのドレスがおすすめです。例えば、次のようなドレスはいかがでしょうか。
・マーメイドライン
・スレンダーライン
・裾が広がりすぎないAライン
またウエディングドレスの色に抵抗がある人は、ベージュやオフホワイトのドレスがおすすめです。肌をきれいに見せる色なので、美肌効果も期待できますよ。もちろん、純白のウエディングドレスを選んでも問題はありません。
指輪の選び方
婚約指輪を購入しないカップルなら、結婚指輪にお金をかけるのも素敵です。近年は、シンプルな王道デザインからボリュームのある個性派デザインまで、自分たちらしい指輪を選ぶ人が増えています。ダイヤモンドがあしらわれた華やかなデザイン、素材にこだわった高純度プラチナやゴールドの指輪…と結婚指輪のバリエーションは豊富なので、選び甲斐もありますね。ふたりでとことん話し合って、納得できる指輪を見つけましょう。
また、フェスタリアはふたりの想いを込めたダイヤモンドを普段から気兼ねなく身に着けられる「ブラッジリング」を提案しています。日常使いしやすいけれど特別感もある…そんな指輪をお探しのカップルは、ぜひフェスタリアのラインアップをチェックしてみてくださいね。
「再婚だから」とためらわずふたりらしい結婚式を
再婚でも結婚式を挙げることに問題はありません。近年はウエディングスタイルも多様化しています。パートナーとよく話し合い、ふたりに合ったスタイルを見つけてください。ご祝儀や式の演出が気になる場合は、会費制にしたり少人数だけの式にしたりする方法もあります。子どもも式の準備から巻き込んで、家族みんなで新しいスタートを切りましょう。