結婚式の打ち合わせの基礎知識
まずは、結婚式の打ち合わせの基礎知識を紹介します。開始時期や回数、所要時間、持ち物や服装などを知っておくと、安心して打ち合わせに臨めるでしょう。
打ち合わせの開始時期
結婚式の打ち合わせは4~3ヵ月前に開始し、最終打ち合わせは大体2週間~10日前に行います。式場を決めるタイミングは半年前から1年前が多いですが、実際に打ち合わせが始まるまでは少し時間があります。
打ち合わせ開始までは衣装選び、招待客のリストアップ、どんな結婚式にしたいかをイメージしておくと良いでしょう。
打ち合わせの回数と時間
結婚式の打ち合わせの回数は、式場によって異なります。一般的には1ヵ月に1回くらいのペースで行い、全部で3~4回くらいの打ち合わせになることが多いです。結婚式へのこだわりがある場合は、もっと回数が多くなるケースもあります。
打ち合わせ時間は、2~2時間半ほど。決める内容が多い、2ヵ月前頃の打ち合わせは4~5時間ほどかけて行います。
打ち合わせに参加する人
打ち合わせは必ずしもふたりで行く必要はありません。仕事などで都合がつかない場合は、1人だけで打ち合わせすることも。ただし、衣装決めなどはパートナーや家族、友人と行くのが良いでしょう。誰かと一緒に行くことで意見を聞いたり、写真を撮ってもらったりできます。
打ち合わせを行う際の持ち物や服装
結婚式の打ち合わせには、メモをとる筆記用具やノート、予定を確認できるスケジュール帳を持っていきましょう。結婚式の理想のイメージを伝えるために、気になる写真をまとめたノートなどを持っていくのも良いです。スマホに写真を保存しておくのもおすすめ。スマホやカメラがあると、ドレスや会場装飾のサンプルなどを撮影できるので便利です。
服装はカジュアルでも問題ありません。ただし、式場で結婚式を行っている人達への配慮として、ダメージの多い服装や露出の多い服装などは避けた方が無難です。
結婚式4~3ヵ月前の打ち合わせ
4〜3ヵ月前に行う最初の打ち合わせでは、結婚式の流れを把握するとともに、招待状の準備を進めます。ここでは、具体的な打ち合わせ内容をみていきましょう。
結婚式当日の流れを聞く
1回目の打ち合わせでは、プランナーから結婚式当日のタイムスケジュールを教えてもらいます。挙式や披露宴の基本の流れを聞き、それを元にどんな結婚式にしたいかをすり合わせていきます。この時点では、具体的に内容が決まっていなくても問題ありません。
招待状を決める
招待状は結婚式の2ヵ月前に発送。そのため、このタイミングで招待客リストを提出し、招待状のデザインや発行部数などを決めていきます。自作する場合はこの時点でプランナーに伝えておきましょう。
衣装を決める
人気のドレスは早くに予約が入ります。そのため、衣装は結婚式場を決めた直後から探しておくと安心です。この打ち合わせまでにドレスを決定しておき、プランナーに伝えましょう。
司会者の申し込みをする
披露宴の司会者を決めます。プロフィールを元に誰に依頼するか決める、男性か女性かを選んでプランナーに任せるなど、式場によって形式はさまざまです。
結婚式2ヵ月前の打ち合わせ
2ヵ月前に行う打ち合わせは決めることのボリュームが多く、1番時間がかかります。この時期には、どんなことを決めるのかを紹介していきます。
結婚式の進行や演出を決める
結婚式で行う演出などを具体的に決めます。親への手紙、ファーストバイト、プロフィールムービーなど、取り入れたい演出を考えておくとスムーズです。BGMを自分達でセレクトするか、式場に任せるかも考えておきましょう。
料理・ドリンク・ケーキを決める
ゲストへのおもてなしである料理、ドリンクを決めます。試食会に参加しておくと選びやすいでしょう。ウエディングケーキもどんなものにするか相談します。
引き出物を決める
ゲストに渡す引き出物、引菓子、プチギフトなどを決めます。ゲストによって引き出物を変える場合は、その旨をプランナーに伝えましょう。
装花・会場装飾を決める
結婚式当日にふたりが座る高砂、ゲストテーブルに飾るお花、花嫁が持つブーケなどを決めていきます。お花の種類によって会場の雰囲気が変わるので、自分の理想や憧れのイメージをプランナーに伝えて決めると良いでしょう。お花の色に合わせて、テーブルクロスやナプキンなども決めていきます。
カメラマンを依頼する
結婚式当日の様子を残したい場合は、カメラマンを手配。フォトアルバムやDVDなど、どんなものを残すかを決めます。見本を見せてもらうと、仕上がりをイメージしやすいです。
結婚式1ヵ月前の打ち合わせ
1ヵ月前になるとゲストの人数が確定し、今まで打ち合わせしてきたものが最終決定の段階に入ります。この時期に打ち合わせする内容をみていきましょう。
席次表を提出する
この打ち合わせでプランナーに席次表を提出。テーブルごとにゲストの席を振り分け、それぞれの名前や肩書きを記載します。
司会者と打ち合わせを行う
当日の進行やふたりのプロフィールを紹介する際の内容を、司会者と打ち合わせします。幼少期や家族とのエピソード、名前の由来、ふたりの出会いなどを聞かれるので、準備しておきましょう。話してほしくないことがあれば、この時点で伝えておくと安心です。
フィッティング&ヘアメイクリハーサルをする
衣装決めの際にサイズ調整を依頼していたドレスが出来上がるタイミングなので、フィッティングをします。ティアラや身に着けるジュエリーなどの小物も決定。結婚式当日のメイクや髪型を試すヘアメイクリハーサルをするのも、このタイミングです。
結婚式2週間~10日前の打ち合わせ
いよいよ最終の打ち合わせ。2週間前~10日前の打ち合わせでは、決めたことに変更がないかの最終確認をします。詳しい内容をみていきましょう。
決めたことの最終確認をする
打ち合わせしてきた内容に変更がないか確認します。ゲストの人数の変更があれば、席次やペーパーアイテムなどの表記、枚数を変更。ここまでの打ち合わせで保留にしていた内容があれば、ここですべて決めていきます。
持ち込みアイテムを提出する
BGMやプロフィールムービーのDVDなど、持ち込みアイテムがあれば提出します。ウェルカムボードなどの受付に飾るアイテムを持ち込む場合は、どのタイミングで搬入するかを確認しておきましょう。
見積書を受け取る
結婚式の打ち合わせが完了するので、式場に最終見積もりを出してもらいます。支払いのタイミングや方法などの説明を受けるので、メモをとっておくと安心です。
結婚式の打ち合わせに関するQ&A
打ち合わせの流れの他にも、不安なことがある人もいるでしょう。そこで、ここでは結婚式の打ち合わせに関するQ&Aを紹介します。
リモートの打ち合わせは可能か
式場によっては、リモート打ち合わせを行えることもあります。式場から遠方に住んでいる、感染症の流行などで外出が心配、仕事が忙しくて時間がなかなかとれないなどの場合に役立つでしょう。
招待状などのペーパーアイテムや、ゲストに渡す引き出物なども、オンライン上で手続きできることも。あらかじめ、式場の打ち合わせの形式を確認しておくと安心です。
プランナーさんにどう希望を伝えれば良いか
打ち合わせでは決めることが多く、後から出てきた疑問や希望をプランナーに伝えるタイミングを逃す人もいます。しかし、後悔しないためにも気になる点はプランナーにきちんと相談した方が良いです。
打ち合わせ前に質問や悩みなどをまとめておき、相談するとスムーズ。プランナーは結婚式のプロデュースのプロなので、きっと悩みを解決するアドバイスをもらえるでしょう。
打ち合わせで気を付けることはあるか
打ち合わせ時間は限られているので、スムーズに進めるためにも自分達で行う準備はしっかり行うのが大切。招待客のリストアップ、席次表の決定など、次回の打ち合わせまでの宿題を出されたら、期限をしっかり守るようにしましょう。
打ち合わせの流れを把握して、結婚式の準備を進めよう
結婚式の打ち合わせでは決めることが多く、実際に準備が始まると慌てるカップルもいます。あらかじめ打ち合わせの流れを知っておくと、スムーズに進められるでしょう。納得のいく打ち合わせを行い、幸せな結婚式を挙げてくださいね。