結婚式を成功させる演出選びのポイント
結婚式を成功させる演出選びにはいくつかポイントがあります。結婚式の演出を選ぶ際のポイントを紹介します。
自分達を知ってもらうための演出を選ぶ
結婚式では新郎新婦と初対面のゲストも多いです。ゲストは新郎新婦の人となりや結婚に至るまでのエピソードを知りたいと思っています。まずは新郎新婦ふたりのことをゲスト全員に知ってもらうための演出を準備しましょう。
感謝の気持ちを伝えられる演出を選ぶ
ベールダウンやバージンロードなどの演出で親に役割をお願いしたり、育ててくれたことへのお礼の手紙を読んだりして、「今までありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。またゲストにもムービーなどで感謝の気持ちを伝えると、会場が感動に包まれます。
ゲスト参加型の楽しい演出を選ぶ
ゲストが結婚式に参加して良かったと思えるような、思い出に残る演出も取り入れてみましょう。キャンドルリレーやバルーンリリースなどゲスト全員が参加できる演出は、披露宴会場にいる人達の気持ちが1つになりますよ。
感染予防に気を配った演出を選ぶ
コロナ禍での結婚式では、感染拡大防止のため従来と同じ演出ができない場合もあります。現在、結婚式場は新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに則り運営されており、3密を避ける、大声を出す演出は控えるといったことが推奨されています。結婚式場ごとに対応が異なることもあるため、やりたい演出ができるかどうかはプランナーに相談しましょう。
結婚式のおすすめ定番演出【挙式編】
挙式では親に演出に関わってもらい、感謝の気持ちを伝えましょう。また子どもの演出があると、雰囲気が和みます。挙式でのおすすめ定番演出を紹介します。
ベールダウン
バージンロードを歩く前に、花嫁の母が娘の顔にベールを下す演出がベールダウンです。美しいベールは、新婦が新郎の待っている場所へ向かう間の魔除けの意味があります。新婦の母がベールを下すのは、娘(花嫁)が結婚後も幸せで安全に生活を送れることを願い、母としての最後の役目を終えることを意味しています。
家族とバージンロードを行進
父とバージンロードを歩む演出はゲストの感動を誘うシーン。バージンロードを父と歩き、エスコート役を父から新郎に交代します。父の代わりに母と歩いたり、親子3人で歩いたりしても良いです。
フラワーガール・リングボーイ
フラワーガール(ボーイ)はバージンロードを清めるために花びらをまく子どものこと。リングボーイ(ガール)は、リングピローに乗った結婚指輪をバージンロードの先にある祭壇まで運ぶ子どものことです。これらの演出は厳粛な挙式のムードを和らげてくれます。
ダーズンローズセレモニー
ダーズンローズセレモニーは、新郎から新婦へ12本のバラを贈りプロポーズするというヨーロッパ発祥の演出。12本のバラには感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠の意味が込められており、新郎は「全て誓う」という気持ちを込めて新婦へ贈ります。バラの花を受け取った花嫁は、1本のバラを新郎の胸ポケットに挿します。
ブーケプルズ
ブーケプルズは複数のリボンをそれぞれのゲストが持ち、花嫁が持つブーケのリボンを引いた人にブーケが贈られる演出。花嫁からブーケを贈られた人は幸せになれるというジンクスがあります。
結婚式のおすすめ定番演出【披露宴編】
ケーキ入刀やお色直し、生い立ち・馴れ初めムービーは結婚式の定番演出です。親への手紙の朗読は結婚式場にいるゲストの涙を誘うでしょう。披露宴のおすすめ定番演出を紹介します。
ケーキ入刀
新郎新婦のケーキ入刀は、披露宴で盛り上がる演出です。ふたりの写真を撮る、披露宴で1番のシャッターチャンスと言えるでしょう。コロナ禍での結婚式は、感染予防に考慮して、生ケーキをクレイケーキにしてケーキ入刀を行うと良いです。
お色直し
新郎新婦のお色直しは多くのゲストが楽しみにしている演出。披露宴が後半であることを知らせる演出でもあります。お色直し後は、キャンドルを灯した幻想的な空間から入場してみたり、内階段から登場したりするなど再入場の演出にこだわると、ゲストの印象にも残るでしょう。
生い立ち・馴れ初めムービー
ふたりの生い立ちや、恋のきっかけをまとめたムービーは会場にいる人達にふたりの自己紹介ができるぴったりの演出。幼い頃の写真にエピソードを添えると人となりを知ってもらえるでしょう。またゲストとの思い出を紹介し、新郎新婦から感謝の気持ちを込めたメッセージムービーを流すのもおすすめです。
親への手紙を朗読
自分達の親の前で、これまで育ててくれた感謝の気持ちを手紙に託し、朗読しましょう。朗読の最中に今までともに過ごしてきた思い出が溢れて、親と子が涙するシーンは、会場の感動を誘います。
新郎・新婦からのサプライズプロポーズ
相手にきちんとしたプロポーズの言葉を伝えられないまま結婚式当日を迎えた人は、サプライズ演出として、皆の前でプロポーズするのも良いでしょう。プロポーズをする際には、108本(結婚してください)または40本(真実の愛を誓う)のバラの花束を渡すと、より素敵です。
結婚式のおすすめ演出【全ゲスト参加型】
ゲスト全員で作り上げていく演出は、結婚式場全体が1つになり、新郎新婦やゲストにとって、思い出深い結婚式になるはずです。ゲスト参加型のおすすめ演出を紹介します。
【挙式】バルーンリリース
バルーンリリースはヘリウムガスを注入した風船をゲストに飛ばしてもらう定番の演出。新郎新婦の幸せが、天まで届いてほしいという意味があります。写真映えし、その上準備も簡単なので取り入れるカップルも多いです。結婚式場によっては屋外に対応していなかったり、周辺環境によっては行えなかったりすることもあるので、事前に確認をしておきましょう。
【挙式】フラワーシャワー
大階段、屋外でのフラワーシャワーは挙式後の定番演出で、写真映えする演出でもあります。もともとは夫婦が食べ物に困らないよう、小麦をかけて行っていました。現在では花の香りが周囲を清め、悪事や災難を遠ざけるという願いのもと、行われています。
【披露宴】お色直しのドレス当てクイズ
ゲスト参加型でおすすめの演出が「お色直しのドレス色当てクイズ」です。3択にして、テーブルごとに番号札を上げたり、投票ボックスを設置したりします。投票ボックスの場合は、受付時に投票してもらうのも良いでしょう。当てた人にプレゼントを渡すと盛り上がりますよ。
【披露宴】キャンドルリレー
受付の時にゲストひとりずつに蓋つきのキャンドルを渡して、キャンドルリレーの演出に協力してもらいましょう。キャンドルに火を灯した後に、蓋を閉じると炎がゆっくりと消えていく光景は幻想的です。またキャンドルにゲストへのメッセージを添え、プチギフトとして持ち帰ってもらうと良いです。
結婚式で演出をする時の注意点
結婚式の演出にこだわるのは良いですが、凝りすぎると失敗するリスクもあります。演出の時間が長い、回数が多くなる場合や、自分達だけが盛り上がり、ゲストが置いてきぼりになる場合も。結婚式で演出をする時の注意点を紹介します。
長い・回数が多い演出は避ける
長すぎる演出はゲストが疲れてしまう原因になります。また演出を詰め込み過ぎるのも控えましょう。特にさまざまな衣装を着用したいカップルは注意してください。お色直しの回数が多いと、中座の時間が長くなり、その分ゲストを待たせてしまいます。演出を減らし、ゲストとともに過ごす時間も大切にしましょう。
新郎新婦だけが盛り上がる演出も控える
結婚式は来てくれたゲストに感謝の気持ちを伝えることが本来の目的。演出に凝るのも良いですが、度が過ぎるとゲストへの感謝の気持ちを忘れてしまいがちです。自分達だけが楽しめる演出ではなく、全員で楽しめる演出を入れるのがポイント。
羽目を外した演出にも注意する
羽目を外した演出を快く思わないゲストもいます。内輪だけで盛り上がると、他のゲストが白けてしまう恐れも。演出はゲストの年齢層にも気を配りましょう。節度を持った演出を行ってくださいね。
ふたりらしい演出で結婚式を盛り上げて
結婚式で多くのカップルが行ってきた定番演出や感動的な演出、ゲスト参加型の演出などがあります。結婚式で1番大切なことはゲストに楽しんでもらい、「結婚式に参加して良かった」と満足して帰ってもらうことです。ゲストに楽しんでもらえるような自分達らしい演出を取り入れ、結婚式を盛り上げましょう。