結婚式で使うイミテーションケーキとは?メリットや演出のポイントも紹介
結婚式での定番演出のひとつがケーキ入刀。生ケーキが主流でしたが、最近では食べられないイミテーションケーキを選ぶカップルも増えています。この記事ではイミテーションケーキの概要や相場、イミテーションケーキを使うメリット、注意点、演出時のポイントなどを紹介します。ふたりの結婚式に合ったケーキ選びの参考にしてくださいね。
イミテーションケーキってなに?
結婚式のシンボルとなるウエディングケーキ。生のケーキが主流ですが、近年イミテーションケーキも人気があるようです。まずは、イミテーションケーキとはどんなケーキなのか概要を紹介します。
イミテーションケーキは演出用のケーキ
イミテーションケーキは、発泡スチロールなどの食品以外のものを土台に使って作られる演出用のケーキです。フェイクケーキやセレモニーケーキとも呼ばれています。一部分が本物になっているので、ケーキ入刀やファーストバイトもできますよ。
生クリームや本物の果物、生花などを使って作られるものは、生ケーキと見分けがつきにくいほどの高いクオリティーです。演出用ケーキなので、華やかな見た目で写真映えするデザインが多いのも特徴。
イミテーションケーキの相場は約5万円
ウエディングケーキの相場は、生ケーキなら平均7万円ほどですが、イミテーションケーキは平均5万円ほどと価格を抑えられるのも魅力です。また、費用がプランに含まれている場合は、生ケーキを用意するよりも費用を抑えやすいでしょう。
また、ゲスト用のケーキを用意する場合は、ゲストの人数が多ければ多いほど費用がかかってしまうため、デザートビュッフェを追加したり、コースのデザートを生ケーキにしたりといったケースが増えています。
イミテーションケーキを使うメリット
イミテーションケーキは食べられませんが、衛生面を気にしないで飾れるなどのメリットが。ここからは、イミテーションケーキを使うメリットを見ていきます。
高さがあって華やかにできる
生ケーキでは、費用の都合などで難しい迫力のある高さのものや繊細なデコレーションも、イミテーションケーキならオーダーすることが可能です。天井が高くて広い会場での結婚式でも、離れた席から見やすい高さにできるので、遠くの席でもケーキ入刀を楽しんでもらいやすいでしょう。
また、オリジナルのデザインも作れるため、デザインにこだわるカップルにもおすすめです。披露宴の最初から最後まで状態を気にすることなく飾っておけるので、会場の華やかさもアップしますよ。
衛生面を気にせず飾っておける
ウエディングケーキは、ケーキ入刀で使用した後も会場に飾られています。生ケーキの場合は、衛生面に配慮してカバーをしたり、冷蔵庫に保存したりするものですが、人の行き来する場所で長時間ライトに照らされていると劣化する可能性も。そのため、保存に工夫が必要です。
イミテーションケーキなら、ホコリやライトなどによる品質の劣化の心配がありません。ケーキを切り分ける必要もないため、最後まで会場に飾ることができます。コロナ対策の選択肢にもおすすめです。
イミテーションケーキを使う時の注意点
イミテーションケーキを使いたい時は、あらかじめ、式場に使用の可否を確認しましょう。ここでは、イミテーションケーキを使う時の注意点を紹介します。
イミテーションケーキに対応している式場か確認する
使用する結婚式場に、イミテーションケーキがあるのか、気に入ったデザインにできるのかなどをあらかじめ確認しましょう。また、イミテーションケーキの費用に、シェア用のケーキ費用が含まれていることもあるので、追加費用が掛かるのかも忘れずに合わせてチェックします。
当初、生ケーキの用意を考えていたが、希望のデザインが難しいと言われた場合にイミテーションケーキで代用できる可能性もあるので、そういった場合も、式場に相談をして検討するのがおすすめです。
ケーキの持ち込みが可能か確認する
ほとんどの会場は、衛生上の問題からケーキの持ち込みが禁止となっているケースが多いです。しかし、イミテーションケーキは、会場によっては持ち込み可能なことも。外部発注したものを持ち込みできるのか、その場合は持ち込み料が掛かるのかも確認しておきましょう。
ゲストとウエディングケーキをシェアできない
イミテーションケーキを使う場合、ケーキ入刀をする部分のみが本物であるため、ケーキを切り分けてゲストにシェアすることができません。ウエディングケーキのシェアは、幸せのおすそ分けという意味があるため、ゲストに食べてもらえないことを残念に思うカップルもいます。
そのため、ゲストとケーキをシェアしたい時は、食事のデザートに生ケーキを用意したり、引き出物にケーキを準備したりするのがおすすめです。ウエディングケーキでシェアできない部分をカバーする案をあらかじめ考えておきましょう。
節約したと思わせない工夫が必要
ウエディングケーキは生ケーキが主流となっているため、本物と同じように見えるといっても、イミテーションケーキでは費用を抑えていると思われてしまう可能性もあります。デザートを生ケーキにしたり、デザートビュッフェを取り入れたりなど、節約したと思わせない工夫も必要です。
イミテーションケーキを使った演出のポイント
イミテーションケーキを演出に使う際は、ゲストへの配慮も欠かさないようにしましょう。偽物のケーキだからこそできる演出を活かすために、工夫も大切です。
イミテーションケーキでもファーストバイトはできる
新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトは、披露宴で人気の演出のひとつです。「一生食べ物に困らせません」「一生おいしい料理を作ります」という意味が込められているそうです。
イミテーションケーキでも、一部分を生ケーキにすればファーストバイトの演出をすることが可能です。会場によっては、ゲストにイミテーションケーキだと分からないよう、別のお皿に生ケーキが用意されるケースもあります。
演出で使用していないケーキでコロナ対策をする
コロナ禍の現在、演出で使用したケーキをシェアするのは心配という人も。イミテーションケーキはシェアすることができないため、ゲストには別に用意されたケーキが振る舞われます。そのため、コロナ対策としても注目されている演出です。
ウェルカムスペースに手作りイミテーションケーキを置く
イミテーションケーキは、手作りすることもできるため、海外では手作りしたものをウェルカムスペースに置くのが定番の演出です。
作り方は、円形のボックスや発泡スチロールを重ねて土台にし、クリームの代わりにカベシールを塗ってベースを作ります。造花や食品サンプルなど、好みの材料を使い飾り付けをすれば完成です。生花やドライフルールなどを使うと、よりリアルな雰囲気に仕上がりますよ。
イミテーションケーキで思い出に残る結婚式をしよう
写真映えするイミテーションケーキは、披露宴を盛り上げてくれる最高のアイテムです。生ケーキと変わらない高いクオリティーでゲストの視線は釘付けです。思い出に残るウエディングケーキの演出として、豪華で見栄えのするイミテーションケーキを選んでみてはいかがでしょうか。