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コラム

2022.06.30

結婚前カップルの貯金方法!貯め始めるタイミング・結婚に必要な金額とは?

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カップルで貯金を始める理由は、結婚式・新生活・旅行の資金などさまざまです。将来ややりたいことのために、ふたりで貯金を始めてみてはいかがでしょうか。この記事では、世のカップルの貯金事情や貯金の相場、結婚するときにかかる費用、カップルでの貯金の貯め方、注意点を紹介します。

世の中のカップルの貯金事情

楽しく貯金をするカップル
旅行や同棲、結婚などに向けて、貯金をしているカップルは少なくありません。特に結婚は人生の大きなイベントで、支出も大きくなるため貯金をしておくことは大切です。まずは世のカップルの貯金事情と相場を紹介します。

カップルで貯金をする目的

カップルが貯金をするとき、多くは叶えたい目標があります。旅行やイベントなどいろいろな理由がありますが、なかでも多いのが結婚です。
目標金額は「どんな結婚式をしたいのか」「新婚旅行はどこへ行きたいのか」「ふたりだけで負担するのか」「親から援助がもらえるのか」などによって異なります。

貯金を始めるタイミング

結婚資金を貯めるタイミングは、年収や生活環境がカップルによって異なるためさまざまです。仕事が落ち着いてから始めるカップルや、同棲を機に始めるカップルもいます。結婚を意識し始めたタイミングで始めることが多いようです。

カップルの貯金相場

リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、結婚直前のカップルの貯金の貯蓄額は全国平均で 310.6万円。結納・婚約から新婚旅行までにかかった費用の全国平均は356.8万円と出ています。
しかし、親や親族から援助を受けたカップルは7割程度で、またご祝儀もあるため実質的な費用は少し減ると予想されます。

貯金前にチェック!結婚する際にかかる費用

結婚に向けて貯金を意識する女性
結婚をする予定のカップルは、結婚するためには何に費用がかかり、それぞれどのくらいの金額が必要なのかを知っておきましょう。
どんな挙式をしたいのか、披露宴の内容やゲストの数によって金額は大きく変わりますが、ここでは結婚するときにかかる平均的な費用について紹介します。

①結納金

結納と言っても、スタイルはカップルによってさまざまです。結納にかかる金額はどのようなスタイルで行うかによって変わってきます。
結納式を兼ねた食事会の全国平均は18.4万円、顔合わせを兼ねた食事会の全国平均は 6.4万円、そして結納金や結納品の全国平均は98.4万円(リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」より)となっています。

②結婚式の費用

挙式・披露宴にかかる金額は、リクルートのブライダル総研「結婚トレンド調査2021」によると全国平均で292.3万円、平均招待人数は42.8人です。しかし、親や親族からの援助やご祝儀などもあるため、実質的には150万円程度となるでしょう。
結婚式場に支払う以外にも、司会やスタッフへの心付けなどの費用も発生するため、少し多めに準備しておくと安心です。

➂新婚旅行の費用

新婚旅行に行くカップルはおよそ8割です。旅行先が国内か国外かで費用は変わりますが、お土産代を除いた旅行費用の全国平均は29.9万円、お土産代の全国平均は4.7万円(リクルートのブライダル総研「結婚トレンド調査2021」)となっています。

④新生活に必要な費用(新居・家具・家電など)

賃貸物件なら、一般的に貯金した方が良いとされているのは家賃の4~5倍の金額です。家具や家電を揃えるなど、引っ越し費用を加えると100万円程度は用意したいところ。戸建てやマンションなどを購入する場合は頭金の用意が必要で、相場は物件価格の2割程度となっています。
物件の購入代金の他に、家具や家電の購入、火災保険、不動産業者への仲介料などでも費用がかかるので、それらを踏まえた金額を用意しておくと安心です。

カップルで貯金をする際のコツ

楽しく貯金をして過ごすカップル
ここからは、カップルで貯金をする際に意識すると良いコツを紹介します。お互いに無理をせず、楽しく結婚資金を貯めましょう。

目標や金額をふたりで決めて始める

ふたりで目標や金額を決めてから、貯金を始めるのがおすすめです。目標を決めることで貯金へのモチベーションが上がるでしょう。とりあえず貯金をしようとすると継続するのが困難になる可能性が高いので、お互いが叶えたいことと、自分達の収入を照らし合わせて決めてください。

優先順位を決めて削れる費用を探す

一時を我慢すればすぐに節約できそうですが、意外と負担が大きく、やり過ぎると体調に影響が出る場合があります。無理に節約をすると長続きしないため、無理なく節約できる項目を探っていきましょう。
節約が長続きしないことが多い項目は、食費や電気代。まずは居住費や保険料、通信費などの固定費にいくらかかっているのかを把握し、見直してみるのがおすすめです。
さらに格安スマホに替えたり電気契約を見直したりすると、比較的楽に節約ができます。

別口座や貯金箱などで先取り貯金する

給料が入ったら貯蓄分を抜いて、残った金額で生活をする先取り貯金もひとつの手段です。給料の2割程度を目安に貯めると、5年で年収分が貯められます。
貯蓄分は口座を分け、手を付けないようにしてください。また、銀行の自動積立や、会社の財形貯蓄などを利用すると便利です。先に貯蓄分を抜いているため、残ったお金を自由に使えるのが利点でもあります。

カップルで貯金をするときの注意点

ふたりで貯金を始めるカップル
カップルで貯金を始めるときには、気を付けておいてほしい注意点があります。ここからは、カップル貯金で失敗しないための注意点を紹介します。

どちらかの名義の口座にだけ貯金するのは危険

どちらか名義の銀行口座を作り、そこへふたりで貯金をするのはおすすめしません。
法律では貯金全額の権利は口座名義人にあります。相手の名義で口座を作ってしまうと、もし別れた場合に自分の分を返して貰えない可能性が出てきます。結婚するまでは、それぞれの通帳や貯金箱に貯めておくのが良いでしょう。

貯蓄額が増えると浪費する可能性も

「長く付き合っているから」「結婚を前提にしているから」といっても、相手のお金の使い方に不安がある場合は、相手が把握している場所での貯金は避けましょう。
普段からギャンブルや投資などに多額のお金を使ってしまう人は、貯金につい手を出してしまう可能性があります。相手に許可が取れるのであれば、相手の把握していない口座・場所で貯金をするなどした方が良いかもしれません。
相手が貯金場所を把握したがっている場合は、本当に信頼できるのかを見極めてから打ち明けてください。

ふたりの未来のためにカップルで貯金しよう

幸せな未来を描くカップル
結婚や新生活などには大きなお金が必要になります。しかし、人によって収入はそれぞれなので、お互いに無理のない範囲で目標金額に向かって貯金をしましょう。あれこれと欲張ってしまうと切りがなくなるので、何を優先するのかをふたりで話し合うことが大切です。ふたりの未来のために楽しんで貯めていきましょう。

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