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2024.05.20

国際結婚の手続きの流れは?必要書類や注意点、結婚ビザに関する疑問も解説

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国際結婚の手続きは、日本人同士の結婚の手続きと若干異なります。特に注意したいのが、婚姻要件具備証明書を提出しなければならない点です。この記事では、日本で国際結婚をする際の必要書類や手続きの流れ、注意点、さらには国際結婚にまつわる疑問点やふたりで話し合っておきたいことを紹介します。

国際結婚の手続きに必要な書類

調べ物をするカップル
日本で婚姻の手続きをする際に必要となるのが婚姻届と戸籍謄本。国際結婚となると、加えてパスポートや婚姻要件具備証明書の提出を求められる場合があります。国際結婚において必要な書類や条件についてひとつずつ確認しましょう。

婚姻届

日本で婚姻の手続きをおこなう場合、婚姻届の用意は必須です。用紙は日本人同士の結婚と同じもので構いません。各市町村の役所で入手できる他、市販もされています。
書き方で悩むのが外国籍のパートナーの名前ですが、カタカナで記入すれば大丈夫です。

パスポート(外国籍の人)

外国籍であるパートナーの国籍を証明するためには、パスポートが必要です。日本人でもマイナンバーカードや運転免許証といった「顔写真付きの証明書」を持っていない人は、本人確認書類としてパスポートが使用できます。

婚姻要件具備証明書(外国籍の人)

日本人同士の結婚と大きく異なるのが「婚姻要件具備証明書の提出有無」です。これは、パートナーが母国での結婚要件を満たしていることを示す証明書です。婚姻要件具備証明書については次項で詳しく紹介しているので、事前にチェックしてスムーズに手続きを済ませましょう。

その他

国際結婚での必要書類は、パートナーの国籍や、提出する日本の自治体によっても異なります。例えば、外国籍の人には以下のような書類の提出が求められるケースもあります。
・出生証明書(日本語訳付き)
・在留カード など
必要書類については、必ず事前に提出予定の自治体のホームページや電話などで確認しておきましょう。なお、以前は日本国籍の人には戸籍謄本の提出が求められるケースがありましたが、令和6年3月1日より不要となっています。

国際結婚の手続きに必要な婚姻要件具備証明書とは?

結婚の書類の上に置かれたパスポート
外国人との結婚において、多くの場合に必要となるのが婚姻要件具備証明書です。その内容や、届出の際の注意点を紹介します。

婚姻要件具備証明書とは

婚姻要件具備証明書とは、主に
・外国人パートナーが独身であること
・母国の法律で結婚できる年齢に達していること
・結婚するにあたり問題がないこと
などを証明する書類です。
国籍を有する国の在日大使館か領事館で発行してもらえます。発行に必要な書類はパスポートや出生証明書など国によって異なるので、予め在日大使館もしくは領事館に確認しておいてください。

注意点① 発行していない国もある

なかには婚姻要件具備証明書の発行制度がない国もあります。発行していない国の人と結婚するには、代わりの書類の提出を求められることが多いようです。代わりの書類にはいくつか種類がありますが、代表的なものが宣誓書です。
宣誓書のもらい方は、外国籍を有する人が自国の在日大使館や領事館に行き、以下のことを宣誓します。
 ・法律で定められた結婚年齢に達していること
 ・日本人との結婚について自国の法律上問題がないこと
そして宣誓の内容が認められると発行される流れです。
在日大使館や領事館で婚姻要件具備証明書について問い合わせした際に発行していないと言われたら、代わりの書類や発行に必要な手続きについても確認しておくとスムーズです。

注意点② 日本語訳を添付して提出する

婚姻要件具備証明書を含め、外国語で作成されたすべての書類は、日本語の訳文を添付しなければなりません。戸籍法施行規則第63条の2において、「届書に添付する書類その他市町村長に提出する書類で外国語によって作成されたものについては、翻訳者を明らかにした訳文を添付しなければならない」と定められています。そのため、翻訳者については結婚する本人でも構いませんが、翻訳者の氏名の記入が必要です。

国際結婚の手続きの流れ

窓口に書類を提出するカップル
日本の方式で国際結婚の手続きをおこなう場合、まずは日本の役所に婚姻届を提出しましょう。その後、在日大使館または領事館に婚姻届受理証明書を提出する流れです。

1. 日本の市町村役所で婚姻の手続きをおこなう

必要書類をすべてそろえたら、まずは日本の市区町村窓口に持参します。ここで不備がなければ婚姻届が受理され、婚姻届受理証明書がもらえます。婚姻届受理証明書は、「日本の役所での届出が受理され夫婦となった」ことを証明する書類です。これにより、日本国側では結婚が成立したことになります。

2. 在日大使館または領事館に婚姻届受理証明書を提出する

日本の役所での手続きが終わったら、パートナーの国の在日大使館または領事館に、婚姻届受理証明書とその他の必要な書類を持参します。国によって必要な書類が異なるため、必ず事前に確認した上で用意してください。
届出が受理されれば、外国側での結婚も成立します。こちらでも婚姻届受理証明書がもらえるので、なくさないよう大切に保管しましょう。この婚姻届受理証明書は、パートナーが在留資格の変更申請をする際に必要になります。

国際結婚の手続きに関する注意点

相談するカップル
国際結婚する時には、必要書類や手続きが多かったり、書類に有効期限があったりなどの注意点があります。思わぬトラブルに発展しないよう、事前にチェックしておきましょう。

必要書類集めや手続きに時間がかかる

日本人同士なら婚姻届が受理されると即日夫婦になります。しかしパートナーが外国籍だと、双方の国での手続きが必要となるケースがほとんどです。書類を集めたり提出に行ったりということがどうしても多くなるので、夫婦として承認されるまでの手間や時間がかかることは、予めふたりで認識しておきましょう。

書類の有効期限に注意する

国際結婚ではさまざまな書類を使用しますが、公的書類の効力は有限です。一般に、日本発行の書類の有効期限は発行後3カ月以内、外国発行の書類の有効期限は6カ月以内であることが多いようです。必要な書類をそろえたら、書類の有効期限が切れないよう早めに婚姻の手続きを済ませましょう。

戸籍の筆頭者が自分になる

日本人同士の結婚では、夫婦に新しい戸籍が与えられます。一方、国際結婚の場合、性別に関係なく戸籍の筆頭者は日本人です。外国籍のパートナーは、戸籍の「身分事項欄」に外国人配偶者として記載されます。

国際結婚の手続きをする際のよくある疑問

ビザの申請を行う様子
国際結婚に伴うよくある疑問について解説します。結婚後日本で外国人パートナーが住む際に必要なビザや、パートナーの国で結婚手続きをする場合について知っておきましょう。

「結婚ビザ」を取得するにはどうすべき?

外国人パートナーが日本に住み続けるには、在留資格が必要です。日本人と結婚した外国人は、「日本人の配偶者等」の在留資格を取得するのが一般的で、通称「結婚ビザ」と呼ばれています。
「結婚ビザ」は審査が厳しいことで知られ、取得するには公的な書類の他にも偽装結婚ではないことを証明する書類の提出を求められます。例えば、ふたりのスナップ写真やメールのやりとりのプリントアウトなどが一般的です。そのため在留資格取得のためには、なるべくふたりの交際の記録をしっかりとまとめておくようにしましょう。

パートナーの国の方式で手続きするには?

外国の方式での婚姻の手続きは、国によって異なるので各国の大使館もしくは領事館に確認しましょう。国によっては、現地で結婚式を挙げただけでも婚姻が成立したとみなされるところもあります。
なお、外国で婚姻が成立した場合は、日本での婚姻届の提出は不要です。ただし3カ月以内に結婚を証明する書類とその日本語訳を、日本の大使館や領事館、もしくは本籍地の役所に提出する必要があります。

国際結婚する前にふたりで話し合っておきたいこと

話し合いをするカップル
国際結婚をする前に、日本の国籍や名字、子どもの将来の国籍について話し合っておくことは大切です。それぞれ具体的に見ていきましょう。

国籍を変えるかどうか

日本の法律では、外国人と結婚しても自分の国籍は変わりません。反対に、外国人パートナーが自動的に日本の国籍を得ることもありません。ただし日本人女性が外国人男性と結婚する場合、パートナーの国によっては国籍の選択が必要になる場合があります。選択するまでは二重国籍の状態となり、2年以内に国籍を選択しないと日本国籍を失う恐れがあるので要注意です。もし外国籍を選ぶと日本国籍は失われるため、事前に国籍についてはきちんと調べて考えておく必要があります。

名字を変えるかどうか

国際結婚の場合、日本の法律ではそれぞれの名字が維持されるので、夫婦別姓となります。外国人パートナーの名字に変えたい場合は、結婚後6カ月以内に市区町村役所へ申請が必要です。6カ月を過ぎると家庭裁判所に申し立てを行わなければならなくなるので、早めに手続きできるよう事前に名字についても話し合っておくと良いでしょう。

将来子どもの国籍をどうするか

日本は「父母両系血統主義」のため、父か母が日本人なら日本国籍を得られます。しかし世界には「生地主義」「父系優先血統主義」などがあり、パートナーの国によっては子どもが二重国籍になるケースがあります。二重国籍の子どもは、日本の法律では20歳までに国籍を選択する決まりです。将来国籍をどうするか、きちんと意見を交わし合っておきましょう。

国際結婚カップルにもおすすめのフェスタリアの結婚指輪

国際結婚を考えているふたりにとって、指輪の交換は愛の証としてとても大事なもの。最後にふたりの絆を強くするおすすめの結婚指輪を紹介します。

距離を超えてつながるふたりを表すウェーブラインの結婚指輪

フェスタリアのWavelet ウェーブレット
フェスタリアのWavelet ウェーブレット
左:¥187,000(税込)
右:¥275,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
「心臓の鼓動」をイメージした、ボリュームのある緩やかなウェーブラインが特徴的な結婚指輪です。「たとえ離れていても心はつながっている」との想いが込められています。国境を越えてひとつの家族になるふたりにぴったりのデザインです。

ふたりが歩む道を照らすダイヤモンドの結婚指輪

フェスタリアのAnnulus アニュラス
フェスタリアのAnnulus アニュラス
左:¥165,000(税込)
右:¥165,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
ふたりが歩む道、そして時を超えてつながるふたりの愛を表す星の軌道が映し出された結婚指輪です。右側の指輪には、ふたつの星が映し出されるフェスタリアオリジナルカットの “Wish upon a star®” ダイヤモンドが中央にきらめきます。肌に触れる内側にはそれぞれの「曜日石」をセッティング。新たな一歩を踏み出すふたりのお守りとしてもおすすめです。

必要書類をそろえて国際結婚の手続きをスムーズに

握手を交わす男性
国際結婚でも、日本側の手続きは一般的な婚姻手続きとほぼ同じです。ただし婚姻要件具備証明書などは別途取得しておく必要があるため、早めの準備をおすすめします。国籍や名前の変更など、ふたりや家族の将来にも関わることも、パートナーと事前にしっかり話し合いをしておきましょう。

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