結婚適齢期は何歳?平均値とライフプランから自分にふさわしい年齢を知ろう
結婚適齢期とは、結婚するのにふさわしい年齢のこと。結婚適齢期とされる年齢は男女で異なり、さらに時代によっても変化します。本記事では現代における結婚適齢期は何歳なのかを解説。加えて自分にとってのふさわしい結婚適齢期の考え方や、結婚適齢期の年代で結婚をするメリット、デメリットなどについて紹介します。
「結婚適齢期」とは結婚に適した年齢
結婚適齢期とは、結婚に最適な年齢の幅のことです。日本では民法上、男女ともに18歳以上が婚姻可能な年齢ですが、これと結婚適齢期とは別物です。結婚適齢期には何歳という明確な決まりはありません。結婚適齢期は、個人のライフスタイルや価値観はもちろん、住んでいる地域や職業によっても異なります。
平均初婚年齢と結婚適齢期について
結婚適齢期と呼ばれる年齢に、決まりはありません。しかし一般的には、平均初婚年齢を結婚適齢期と捉えることが多いようです。ここでは、日本人の男女別平均初婚年齢を紹介します。併せて、結婚適齢期の考え方も見ていきましょう。
平均初婚年齢は30歳前後
厚生労働省の2020年人口動態調査によると、平均初婚年齢は男性が31.0歳、女性は29.4歳です。女性の初婚率が最も高いのは、25~29歳の年齢層。平成5年の同データでは、男性が28.4歳、女性は26.1歳であったため、晩婚化がうかがえます。
また2019年にマイナビウーマンが行ったアンケートによると、女性が考える結婚適齢期は28歳でした。つまり、平均初婚年齢と結婚適齢期はほとんど変わらないと言えそうです。
結婚適齢期は人それぞれ異なる
平均初婚年齢=結婚適齢期として考えられることが多いですが、これはあくまで目安の1つです。そもそも、結婚適齢期は人それぞれ。個人のキャリアプランやライフプランなどによって異なります。そのため単純に何歳と言うことはできません。自分が結婚したいと思った時、結婚を決めた時、またはタイミングが訪れた時が、結婚適齢期と言えるでしょう。
自分にとってふさわしい結婚適齢期を考える方法
結婚適齢期には、個人差があります。自分にふさわしい結婚適齢期を考えるには、思い描くライフプランのどこに結婚のタイミングを設けるべきかを考える必要があります。自分の結婚適齢期がいつなのか、考え方を知っておきましょう。
1.具体的なライフプランを立てる
自分にふさわしい結婚適齢期を判断するには、まず自分が望むライフプランを具体化することが大切です。仕事で〇歳までにキャリアを積む、〇歳で家を建てるなど、具体的な年齢を考えてみましょう。子どもが欲しい女性の場合は、〇歳までに子どもを産む、など妊娠や出産の年齢も考慮します。
男性であっても、子どもが欲しいのであれば、子どもが成人する時に自分が何歳になっているのかを考えた方が良いです。漠然としたライフプランではなく、具体的に年齢を考えるのがポイントです。
2.ライフイベントから年齢を逆算する
理想とするライフイベント時の年齢を考えたら、そこから逆算して結婚する目安の年齢を考えます。例えば35歳までに子どもを産みたいなら、30代前半までに結婚するといったイメージです。20代のうちはキャリアを積むことに集中したいから、結婚は30歳以降が良いという人もいるでしょう。ライフプランは一度決めたらそのままにするのではなく、定期的に見直すことも大切です。
一般的な結婚適齢期に結婚するメリットとデメリット
結婚適齢期は個人の置かれた環境やライフプランによってまちまちですが、一般的な結婚適齢期は20代後半から30代前半。一般的な結婚適齢期に結婚をすると、体力があるので子育ての負担を少なく感じられたり、その代わり経済面で余裕がなかったりと、さまざまなメリットとデメリットがあります。
メリット①体力があるうちに出産や子育てができる
30歳前後なら体力があるため、出産や子育てに注力しやすいでしょう。企業に勤めていて産休育休を利用した場合でも、30代前半のうちに職場復帰できれば、その後のキャリアを形成しやすいのもメリット。30代後半になると、医学的に妊娠や出産のリスクが高くなることも知られています。
メリット②周囲からのプレッシャーがなくなる
結婚適齢期に結婚すれば、親や親せき、友人、会社の同僚など周りの人からの「結婚はまだ?」というプレッシャーを受けなくなります。結婚することで、親を安心させられるメリットもあります。
デメリット①経済的な余裕がない場合もある
結婚適齢期の早いうちに結婚した場合、経済面で余裕がないことも考えられます。20代であれば、男性も女性もまだまだ年収が低いことも多いでしょう。結婚後は、何かとお金がかかります。貯金があまり無いまま結婚すると、生活に余裕がなく困る場面もあるかもしれません。
デメリット②自分のために時間を使えなくなる
結婚すれば、自分が自由に使える時間は減ります。まだ独身の友人が多いなら、みんなが遊びに行っているのに自分だけ行けずに寂しい思いをするかもしれませんね。遊びに行く時間に限らず、自分のためだけに使える時間が減ってしまうのをデメリットと考える人もいるでしょう。また子どもが生まれれば、時短勤務に切り替えるなど仕事に割く時間が減る人も。キャリアをまい進する、同世代の人がうらやましくなる可能性もあります。
結婚適齢期に結婚するためにできること
自分のライフプランを考慮した上で結婚適齢期に結婚を目指すなら、さまざまな準備をしておく必要があります。最後に結婚適齢期に結婚するためにできることについて紹介します。
たくさんの人に出会う機会を作る
結婚適齢期に結婚したいなら、出会いの機会を増やすことが大切です。待っているだけでは、相手は現れません。知人に紹介してもらう、新しい習い事を始める、など出会いに向けて具体的な行動を起こしてください。
恋愛結婚した夫婦を見てみると、出会ってから結婚まで4年ほどかかっていることが多いよう。そのため結婚適齢期から、相手と出会うべき年齢も考慮することが大切です。
最短距離で結婚を目指すなら、婚活アプリや結婚相談所も効率が良い方法と言えます。最近はマッチングアプリを活用した出会いも盛んです。結婚相手と出会うチャンスはたくさんあります。理想の相手に出会えるよう、積極的に動きましょう。
結婚相手の条件を整理しておく
結婚したいなら、相手の条件を整理することも必要です。これは、相手に出会った時に結婚相手の候補として考えられるかどうかをすぐに見きわめるため。どうしても譲れない条件を絞っておくと良いでしょう。ただし高すぎる理想はおすすめできません。妥協できるポイントも整理して、柔軟に条件を設けるようにしてください。
結婚適齢期は自分のライフプランを考慮して決めよう
一般的に結婚適齢期は20代後半から30代前半と言われています。しかし、これはあくまで目安の1つです。自分にふさわしい結婚適齢期は、それぞれのライフプランを考えると、おのずと年齢が分かります。子どもが欲しいのか、仕事にどれくらい重きを置くのか、老後はどんな風に暮らしたいのかなど具体的なライフプランを考慮して、自分に最適な結婚適齢期を導き出してくださいね。