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コラム

2023.12.14

【六曜】赤口とは|結婚式や入籍は避けた方が良い?やってはいけないことも解説

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赤口とは、日柄の吉凶を占う六曜の一つ。六曜のなかでは凶とされることも多いですが、結婚式や入籍したい日に重なってしまう場合もあるでしょう。この記事では、赤口に結婚式や入籍は避けるべきなのか解説します。あわせて赤口の由来や、やって良いことと避けたいこと、赤口と吉日が重なる日取りについても紹介します。

六曜の一つ、赤口とは?

鉛筆が1本置かれているカレンダーページ
赤口は、六曜と呼ばれる日の吉凶を占う暦注の種類の一つです。まずは六曜と赤口の意味を確認しましょう。

そもそも六曜とは

六曜とは日柄の吉凶を占う考え方で暦注の一つです。読み方は「ろくよう」または「りくよう」です。鎌倉時代から室町時代に中国から伝わった占いが由来で、当時は曜日として使われていました。江戸時代からは吉凶を表すものへ変化。民衆へ浸透した六曜は、現代でも冠婚葬祭などのイベントで気になる「お日柄」として親しまれました。六曜は、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6種類です。
種類 読み方

意味
大安 たいあん 終日とも吉
「大いに安し」結婚式や結納の日に最適
友引 ともびき 朝晩は吉・昼のみ凶
友に幸せの分け合う、大安の次に結婚式や入籍向け
先勝 せんしょう
さきがち
午前中は吉、午後は凶
「先んずれば勝ち」なんでも急ぐのが良い
先負 せんぷ
さきまけ
午前は凶、午後は吉
「先んずれば負ける」、落ち着いて過ごせば良いとされる日
赤口 しゃっこう
しゃっく
昔の午の時「11時〜13時」のみ吉
「赤舌日(しゃくぜつにち)」といわれ、鬼が人々を苦慮させる日、慶事は大凶とされる。
仏滅 ぶつめつ 終日とも凶
「仏も滅するような日」一番の凶。お祝いや勝負事に向いていない。これから新しく始まる日ともされる。

赤口とは

赤口とは「赤舌神(しゃくぜつじん)」に仕える鬼が支配する日で凶日とされており、この日は何を行ってもうまくいかない日と考えられています。名前の「赤」から血液や火を連想するため、災いが起こる日とも。火事や血液を思い浮かべる刃物の取り扱いには注意が必要です。
お祝いごとでは、「仏滅」の次に避けられる日とされています。ただし、鬼が休むとされる午の刻(11時〜13時)だけは吉であり、どうしても赤口にやらないといけないことがあれば、この時間帯に行うのがおすすめです。

赤口に結婚式や入籍は避けるべき?

和装の新郎新婦
六曜のなかでも二番目に凶日である赤口。すべてが滅びる凶日で縁起が悪い日であるため、慶事には向いていません。縁起が気になるなら結婚式や入籍は避けたい日の一つです。特に親世代は気にする人が多く、反対される可能性があります。ただし、特別な理由があって赤口に結婚式や入籍をしたいなら、午の刻に合わせると良いでしょう。

赤口にしても良いこと・避けたいこと

神社でお参りをしている男女
慶事には向かない赤口ですが、しても良いとされることもあります。赤口にして良いことと、避けたいことをチェックしましょう。

赤口にしても良いこと

赤口はお祝いごとには凶日ですが、弔辞には当てはまりません。葬儀や法事などの弔辞は、しても良いとされています。仏教や神道などと六曜は宗教上関係がありませんが、友を連れて行く意味がある友引は弔辞には向いていないので注意しましょう。
宗教上関係がないことから、七五三やお宮参りなどはしても良いとされています。ただし、慶事には向かない日であることから、お日柄が気になる場合は日にちや時間帯を変えて参拝すると良いでしょう。また、宝くじの購入は赤口に関係する事柄がないため、お日柄を気にする必要はありません。
<赤口にしても良いこと>
・葬儀
・法事
・宝くじの購入
・お宮参りや七五三 など

赤口に避けたいこと

凶日である赤口には慶事に関わることは避けた方が無難です。赤から思い浮かぶ火や血液を想起させるイベントも良くありません。もしどうしても赤口に披露宴を行う場合は、火を連想させるキャンドルサービスや刃物を取り扱うケーキカットなどは控えることを検討してみてはいかがでしょうか。
<赤口に避けたいこと>
・結婚式や入籍、両家の顔合わせ
・引越し
・不動産売買
・お見舞い
・納車 など

どうしても赤口に結婚式や入籍をしたい場合の対処法

婚約指輪と小さな人形
赤口は必ずしも結婚式や入籍ができないわけではありません。考え方や日取りによっては、思い入れのある日が赤口であったとしても結婚式や入籍を実現できます。赤口を気にされている人へ向けた対処方法を紹介します。

親族に反対されたらふたりの気持ちを説明して理解してもらう

親族が赤口に結婚式や入籍を反対しているなら、どうしてもその日に行いたい理由を話したり、代替案を提案したりして納得してもらいましょう。例えば、付き合った記念日、プロポーズ記念日などふたりにとってその日が思い出のある日や特別な日であることを説明する、結婚式は赤口でも入籍日は他の日を選ぶなど分けるのも一つの方法です。
ふたりが縁起を気にしていないことや、六曜はあくまで考え方の一つであることを伝えても良いかもしれません。真剣にふたりの想いを伝えれば親族も納得してくれるかもしれませんね。

運気の良い日と重なっている日を選ぶ

六曜以外で一粒万倍日や天赦日など縁起の良い日と重なっている日を選ぶのも一つの手です。一粒万倍日は「一粒の籾が何倍にもなって実る」とされている、大安に並ぶ吉日。天赦日は「天がすべてを許す日」とされていて、年に数回しかない縁起の良い日です。一粒万倍日と天赦日が重なる日は、最強開運日と呼ばれています。赤口のなかでも運気の良い日を選べば、結婚式や入籍も良いスタートを切れるかもしれません。

【2024年・2025年】赤口と吉日が重なる日

赤口と書かれたカレンダー
赤口であっても、天赦日や一粒万倍日などの吉日と重なる日を選べば縁起の悪さの影響を受けないという説もあります。ここでは2024年、2025年の赤口と天赦日、一粒万倍日が重なる日を紹介します。

2024年の赤口と吉日が重なる日

2024年の赤口と一粒万倍日の重なっている日は10日あります。1月1日と12月26日は一粒万倍日だけではなく、天赦日も重なっている強運日です。入籍や結婚式を考えているなら、赤口と吉日が重なる日を参考にしてみてください。
日付 詳細
1月1日(月) 天赦日・一粒万倍日
4月18日(木) 一粒万倍日
4月30日(火) 一粒万倍日
5月16日(木) 一粒万倍日
5月28日(火) 一粒万倍日
10月6日(日) 一粒万倍日
10月12日(土) 一粒万倍日
10月24日(木) 一粒万倍日
12月14日(土) 一粒万倍日
12月26日(木) 天赦日・一粒万倍日

2025年の赤口と吉日が重なる日

2025年の一粒万倍日が重なる日は7日あります。特に12月21日、3月10日は一粒万倍日や天赦日が重なる縁起の良い日にちです。事前に赤口と吉日が重なる日を知っておくと、結婚式の日取りもゆとりを持って考えやすくなるでしょう。
日付 詳細
3月10日(月) 天赦日・一粒万倍日
3月22日(土)
一粒万倍日
4月13日(日) 一粒万倍日
4月25日(金) 一粒万倍日
6月3日(火) 一粒万倍日
8月18日(月) 一粒万倍日
12月21日(日) 天赦日・一粒万倍日

赤口に結婚式や入籍をするなら吉日と重なる日や時間帯を選ぼう

若い新郎新婦
赤口は凶日と考えられていて結婚式や入籍には向かないため、親族など周りの反応が気になる場合は、避けた方が無難です。ただし、記念日やふたりの思い入れのある日などどうしても入籍したい日が赤口に重なってしまった場合には、吉である午の刻に合わせたり、他の吉日と重なる日を選んだりする方法もあります。日柄がすべてではないため、ふたりで話し合って納得できる日取りを選んでくださいね。

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