結婚する意味とは?恋愛との違いを理解して幸せな決断を
結婚観の変化に伴い自由な選択ができるようになった今、あえて結婚する意味がわからないという方も少なくありません。結婚は、人生を左右することも多い大きなイベント。結婚する意味や理由、結婚をしたくないと考えている方の本音を解説します。幸せな結婚生活を過ごす秘訣についても、チェックしてみてください。
「結婚」の定義
一昔前とは違い、結婚にもさまざまな形が増えてきて、時代とともに結婚の定義も変化してきています。まずは、一般的な結婚の定義や恋愛との違いを解説します。
結婚とは
結婚は役所に婚姻届を提出することで、法律上で認められる男女の夫婦関係のことを指します。結婚をすれば同居や相互扶助義務、貞操義務が発生し、子どもが生まれれば、夫婦はそれぞれ子どもの養育に対して責任を持たなければなりません。結婚することでふたりの結びつきが強まるとともに、お互いに対する社会的な責任も発生します。
結婚と恋愛の違い
結婚と恋愛の違いは、社会的責任があるかどうかです。結婚の場合はふたりの関係だけではなく、家族への責任も生じる点が大きな違いです。
種類 |
単位 |
関係性の変更 |
結婚 |
家族・世帯 |
役所へ手続きが必要 |
恋愛 |
個人間のつながり |
ふたりで決められる |
結婚する意味や理由
結婚は、将来にわたり好きな人と一緒にいられることで心身の安定が図れます。最近は結婚観の変化によって、結婚する意味や理由がわからないという方も少なくないようです。結婚をする意味とメリットを見ていきましょう。
好きな人とずっと一緒にいられる
結婚をすれば好きな人とずっと一緒にいられるため、安定感や安心感があります。恋人同士ではお互いに会えない時間は寂しいですが、結婚したら同じ家に帰るためずっと一緒です。ふたりで同居して一緒に過ごす時間が増えれば、相手の知らなかった一面も知ることができます。お互いのことを深く理解することで、恋人同士の時より結びつきも強くなるでしょう。
家庭を持てる
結婚をして家庭を持つと、お互いを支え合って生活できます。恋人同士では、相手が辛い時にそばで支えられないこともあるかもしれません。ふたりが結婚をすれば、辛いことや大変な時に支えてくれる家族がいてくれます。子どもが欲しい場合には、子どもを家族に迎えて子育てができるメリットも。
1人でできないことでも家族でサポートすれば、心が救われたり、頑張れたりできるでしょう。
老後の不安が減る
結婚をしたら、年を重ねても一緒にいる安心感が生まれます。1人で過ごす時と比べて、老後の不安が減るでしょう。もし、恋人同士であれば老後まで一緒にいられるとは限りません。また、人に話しにくい不安も信頼しているパートナーだったら話せるかもしれません。将来、どちらかに心身の不調がある場合に、気づいてくれたり、支えあったりできるメリットもあります。
親を安心させられる
親から見れば、子どもはいつまでも心配なもの。もし、親がいなくなった時に、1人で寂しいのではないか、生活できるのだろうかと不安になる親は少なくありません。ふたりが結婚をして、安心できるパートナーがいれば、困難にあたっても乗り越えられます。自分たちがいなくても、ふたりは大丈夫だと、親も安心できるでしょう。
経済的に安定できる
ふたりで暮らすことは、1人で暮らすより経済的に安定できます。一人暮らしをしている恋人同士であれば、それぞれに家賃や光熱費などの生活費がかかってくるでしょう。それが結婚すれば同じ家で過ごすため、支出を減らせます。
総務省統計局が行った2022年の家計調査によれば、単身世帯の平均消費支出は161,753円、2人世帯の1人当たりの平均消費支出は127,659円です。共働きであれば、貯蓄や投資などに資金を当てて、ゆとりができるかもしれません。
結婚したくない人の本音は?
個人の気持ちが尊重される恋愛結婚が主流になり、結婚の選択肢も広がりました。なかには自由でありたいがゆえに、結婚したくないと考えている方もいます。ここでは、結婚したくないと考えている方の本音を紹介します。
結婚に対して良いイメージがない
浮気されて離婚した夫婦や夫婦仲が悪いなどの例が身近にいれば、結婚に対して良いイメージがない方も少なくないでしょう。それは、良い話より悪い噂の方が広がりやすく、話を耳にする傾向があるためです。しかし、結婚して良かったと思っている夫婦も多く存在します。実際に周りにいる仲良し夫婦に、結婚のイメージを聞いてみると良いかもしれません。
今の生活が充実している
自分の人生が充実していると感じていると、結婚に消極的な場合も。わざわざ結婚をしなくても、人生を楽しめると感じるからです。もし家庭に入れば家事や育児を理由に、キャリアの断念、趣味ややりたいことができなくなるなど、自由がなくなると考えてしまう方も多くいます。
事前にキャリア・ライフプランをパートナーと共有すれば、協力や応援してくれるかもしれません。もしくは、お互いの趣味を共有して楽しむのも良いでしょう。
結婚の形にこだわっていない
結婚をしなくても、パートナーと一緒に生活はできます。結婚せずともできる同棲や法律上の婚姻関係ではない事実婚の選択をしている方など、結婚の形にこだわらない方も増えてきています。ただし自由であるがゆえに、将来的に財産などの相続トラブルが発生する可能性も。トラブルに対応できるように、将来のことをふたりで話し合ってみましょう。
結婚生活を仲良く過ごす秘訣
せっかく結婚するなら、できるだけパートナーと仲良く過ごしたいと考える方は多いはず。最後に、結婚後も仲良く過ごす秘訣について紹介します。
相手への思いやりを持つ
相手に自分の理想を押し付けず、思いやりの心を持って接し、相手の過ちも受け入れましょう。ささいな気遣いで、感謝の気持ちを伝える関係性を作ることが、お互いを受け入れることにつながります。夫婦仲を円満にするには、「ありがとう」の言葉を忘れない、思いやりの心が大切です。
1人の時間を持つ
1人の時間を確保することで、適度にパートナーとの距離感を保てます。育ちや価値観も違うふたりが、何をするにも一緒では窮屈に感じてしまうかもしれません。お互いに自分の時間を作ることで、趣味へ没頭し、やりたいことができてストレス発散ができます。ふたりの時間を大切にしつつも、1人の時間を大切にしましょう。
結婚する意味を理解して、幸福な選択をしよう
結婚が当たり前だった時代は過去のものとなり、結婚をしないという選択をする方も増えてきました。そのなかで結婚する意味を見直すことは、パートナーとより深い絆を深める一歩になります。付き合っている段階で、パートナーと結婚について話し合ってみるのもおすすめです。ふたりなりの結婚する意味をみつけて、幸せな歩みを進めてみませんか。