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コラム

2024.10.28

10月の誕生石①「オパール」

並んだオパールジュエリー
10月の誕生石のひとつはオパールです。虹のような色彩を持つオパールの特徴や歴史、石言葉、色の種類、お手入れ方法を紹介します。

オパールの主な特徴

オパールの主な特徴は、見る角度により変わる虹のような色彩です。この色彩は「プレイ・オブ・カラー(遊色効果)」と呼ばれる光学効果によるもの。光学効果とは、宝石が光を受けて発する現象です。他にこの光学効果が現れる宝石は今のところなく、良質なオパールほど現れます。
オパールは何百万年をかけて、岩の隙間に入り込んだシリカというミネラルをたくさん含んだ地下水が蒸発を繰り返し、堆積され生成されます。オパールの色彩は、シリカの密度や層の違いによるものです。

オパールの歴史

オパールは古代ローマ、古代ギリシャの時代からある宝石です。神秘的な見た目から、予知能力や洞察力が形になったもの、また「神の石」と考えられてきました。シェークスピアの小説の中では「宝石の女王」として登場しています。
他にも、イギリスのビクトリア女王が愛していた宝石という話や、古代ローマの政治家マルクス・アントニウスがクレオパトラに贈ろうとした話も残っています。

オパールの石言葉

オパールの石言葉は「純真無垢」「歓喜」「希望」「幸運」「忍耐」といったポジティブなものです。身に着ける人のまだ見ぬ才能を開花させ、創造性を高めるパワーがあるとされています。また、見た目の瑞々しさと艶やかさから、アンチエイジングの宝石と言われることもあります。

オパールの色の種類

オパールは遊色効果があるプレシャスオパールと、不透明で遊色効果がないコモンオパールの2種類に大きく分類されます。
<プレシャスオパール>
名称 特徴
ブラックオパール ベースがブラックやグレーのオパール。遊色効果がより鮮やかに見える。オパールの中で最も希少価値が高い。
ボルダーオパール 母岩がついた状態で切り出し、加工されたオパール。鉄鉱石の間に入り込んだ状態で採掘される。
ファイヤーオパール 赤やオレンジが地色で、炎のゆらめきを思わす輝きのオパール。
ウォーターオパール 無色透明~青い青色のオパール。ゼリーのような、瑞々しい遊色効果が特徴。
ホワイトオパール 半透明で乳白色のオパール。日本への輸出量が多い。優しい輝きで上品な印象。
<コモンオパール>
名称 特徴
イエローオパール イエローが地色のオパール。レモン色~オレンジに近い色がある。
グリーンオパール グリーンが地色のオパール。キャッツアイ効果に似た光の筋が見られるものもある。
ブルーオパール グリーンブルー~青色のオパール。ミルキーさを兼ね備えた優しい雰囲気がある。
ハイアライトオパール 透明~半透明で、淡いブルーやグリーン色のオパール。ブラックライトを当てるとネオンカラーを発色する。
アゲートオパール アゲート(めのう)のように帯状のしま模様があるオパール。
ピンクオパールはコモンオパールとして紹介されることがありますが、厳密には違い、実際はパリゴルスカイトという鉱物です。

オパールのお手入れ方法

オパールの普段のお手入れ方法は、やわらかい布で優しく汚れを拭き取るのが基本です。水洗いする場合は、洗面器に水を張り、地金との間に目立つ汚れがあれば、オパールの表面を傷つけないように歯ブラシで優しく落としましょう。水で洗い流した後は、やわらかい布で水分を拭き取り乾燥させます。
オパールは極端な熱や乾燥に弱いため、直射日光が当たらないところで自然乾燥をさせるのがポイント。長時間、ドライヤーや冷暖房に当てないようにしてください。なお、オパールには超音波洗浄は不向きです。オパールの硬度は5.5〜6.5と低いため、超音波洗浄をすればひび割れをする可能性があります。

10月の誕生石「オパール」のおすすめジュエリー

オパールをあしらったジュエリーは、大人の品格を引き出してくれるでしょう。オパールをあしらったおすすめのジュエリーを3つ紹介します。

クラシカルな印象のオパールネックレス

フェスタリアのK10YGオパールネックレス
フェスタリアのK10YGオパールネックレス
¥25,300(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
視線を惹きつけるオパールの石座にミルグレインを施した、クラシカルな印象のイエローゴールドネックレス。イエローゴールドのチェーンが光を受けることで、きらきらと輝き、胸元に繊細なきらめきを与えます。エレガントながらもカジュアルさを備えたネックレスは、日ごろのコーディネートに取り入れやすいでしょう。

華やかな横顔を演出するピアス

フェスタリアのK18YG オパールグリーンアメシストピアス
フェスタリアのK18YG オパールグリーンアメシストピアス
¥35,200(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
優しい色味と適度な揺れ感が、横顔を華やかに演出してくれるピアスです。互い違いに配置された宝石が軽やかに動き、耳元を美しく演出します。コーディネートにフェミニンさを加えたいときにおすすめのピアスです。

可憐な印象のオパールリング

フェスタリアのK10YG オパール・ダイヤモンド リング
フェスタリアのK10YG オパール・ダイヤモンド リング
¥29,700(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
指元に可憐な印象をプラスしたい日には、オパールの両サイドにダイヤモンドをあしらったイエローゴールドリングはいかがでしょうか。シンプルなストレートラインと幅間により、オンオフ問わず身に着けられます。他のジュエリーと合わせやすいのも魅力です。

10月の誕生石②「トルマリン」

フェスタリアのK18PGピンクトルマリンピアスを身に着けている女性
10月の誕生石、ふたつめはトルマリンです。多彩な宝石である、トルマリンの特徴や歴史、石言葉、色の種類、お手入れ方法を紹介します。

トルマリンの主な特徴

トルマリンは50種(2024年現在)ほどあり、存在しない色はないと言われるほど多彩な宝石です。随時未承認の鉱物もあり、トルマリンの種類は今後も増える可能性があります。
トルマリンは鉱物により色が異なるわけではなく、成分や元素が複雑に入り混じり、結晶構造が微妙に変わることで色が変わります。50種ほどあるトルマリンですが、宝石として扱われるのは主に「エルバイト」「リディコータイト」の2種のみです。
鉱物の中で唯一電気を帯びることができるため、「電気石」と呼ばれることもあります。

トルマリンの歴史

トルマリンは、1554年、スペインの遠征者フランシスコ・スピノザによってブラジルで発掘されたのが最古の記録です。鮮やかなグリーン色だったため、当時は「ブラジルのエメラルド」だと考えられていました。
1800年代、鉱物学の発展によりエメラルドなどとは異なる鉱物種としてトルマリンが認識され、豊富なカラーバリエーションで人気が上がりました。さらに20世紀の前半にブラジルで大きな鉱床が見つかったことで市場が拡大したと言われています。

トルマリンの石言葉

トルマリンの石言葉は、「希望」「無邪気」「潔白」「友情」「寛大」「安楽」「忍耐」「心中の歓喜」など。オパール同様、ポジティブな言葉が多く、心身のエネルギーを高めるパワーストーンとしても人気があります。

トルマリンの色の種類

トルマリンの中で、宝石として扱われることが多い、エルバイトの色の種類について解説します。
名称 特徴
パライバトルマリン 鮮やかなネオンブルーのトルマリン。アレキサンドライト、パパラチアサファイアに並ぶ世界三大希少石のひとつ。
インディゴライト 深い藍色~緑色が特徴のトルマリン。パライバトルマリンに次いで価値が高いとされる。
ルベライト ルビーのような紫がかった美しい赤色のトルマリン。
ピンクトルマリン やわらかな優しいピンク色のトルマリン。
グリーントルマリン 緑色のトルマリン。青色や黄緑色が入ったものなどがある。
カナリートルマリン ネオンイエローのトルマリン。鉱山はすでに閉山されてしまったことから、入手困難な宝石のひとつ。
ウォーターメロントルマリン 周囲がグリーンで中央がピンク色のトルマリン。輪切りにしたスイカのように見える。

トルマリンのお手入れ方法

普段のお手入れは、やわらかい布を使って汚れを優しく拭き取る方法が適しています。汚れが気になる場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で軽く洗います。しっかりとすすいで、水気を拭き取り、直射日光が当たらない場所で乾かしてください。
トルマリンは紫外線の影響を受けやすいため、長時間太陽に当てると変色する可能性があります。トルマリンの硬度は7〜7.5ですが、超音波洗浄は避けるのが基本です。

10月の誕生石「トルマリン」のおすすめジュエリー

フェスタリアには、トルマリンの中でも特に人気のピンクトルマリンをあしらったジュエリーを揃えています。厳選したネックレス・ピアス・リングをひとつずつ紹介します。

トルマリンが瑞々しく輝くネックレス

フェスタリアのK18YG ピンクトルマリン・ダイヤモンド ネックレス
フェスタリアのK18YG ピンクトルマリン・ダイヤモンド ネックレス
¥49,500(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
瑞々しく輝くピンクトルマリンをあしらったネックレスです。添えられたダイヤモンドの輝きが、デコルテに華やかさをプラス。可愛らしくも凛とした印象に仕上がります。

ふたつの10月誕生石をあしらったピアス

フェスタリアのK10PG オパール・ダイヤモンド ・ピンクトルマリン ピアス
フェスタリアのK10PG オパール・ダイヤモンド ・ピンクトルマリン ピアス
¥29,700(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
オパールとピンクトルマリン、ふたつの10月誕生石をあしらったピアスです。可憐で優しい印象のピンクトルマリンと、上品な輝きを見せるオパールとダイヤモンドが顔周りを彩ります。

凛とした印象のピンクトルマリンリング

フェスタリアのK18PG ピンクトルマリン リング
フェスタリアのK18PG ピンクトルマリン リング
¥88,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
モダンでシンプルなフォルムと、トルマリンのほのかな甘さが指元に凛とした雰囲気を与えるリングです。ピンクトルマリンを左右異なる留め方にすることで、あらゆる角度から美しいデザインを楽しめます。

10月の誕生石をあしらったジュエリーを身に着けよう

フェスタリアのK10PG オパール・ダイヤモンド ・ピンクトルマリン ネックレスを身に着けている女性
10月の誕生石「オパール」と「トルマリン」は、どちらも色の種類が多い宝石です。石言葉や歴史はもちろん、身に着ける場面やコーディネートに合わせてカラーを選ぶのも良いですね。誕生石を身に着けると幸運が訪れる、願いが叶うと言われているので、10月生まれの人は誕生石ジュエリーを身に着けてみませんか。

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