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ダイヤモンドについて

2020.07.16

ダイヤモンドの「カラット」の意味と語源

ダイヤモンドの指輪
カラットは「大きさ」の単位であると勘違いしている人も多いようですが、実は「重さ」を表す単位です。

カラットの起源と語源

ダイヤモンドの1カラットの重さは0.2gと決められています。

ダイヤモンドを始めとする宝石類の重さの単位がカラットになった起源は紀元前にまでさかのぼります。当時は宝石の重さを量る道具として、一粒の重さがほぼ均一で0.197g である植物、「イナゴマメ」の豆果を使っていました。イナゴマメは古代ギリシア語で「Keration(ケラチオン)」と呼ぶことから、その名残で現在のカラットになったといわれています。

カラットの表示

ダイヤモンドのカラットを表示する時は、小数点第3位を「8捨9入」します。つまり、0.999カラットの場合は1カラットと表示され、0.998カラットなら0.99カラットと表示されます。これはGIA(米国宝石学会)という宝石に関する教育・研究・鑑別・グレーディングを行っている機関の表示方法で、国際価値基準になっています。

日本における婚約指輪の人気カラットは?

一般的にダイヤモンドがあしらわれた指輪を選ぶのが一般的である婚約指輪。ダイヤモンドのカラット数で指輪の印象も大きく変わります。例えば、カラット数の大きなダイヤモンドがついた婚約指輪は華やかで存在感があり、カラット数の小さなダイヤモンドがあしらわれた婚約指輪は繊細で上品な印象に。

海外では1カラット以上の大きく豪華なダイヤモンドがついた婚約指輪が好まれるようですが、日本の場合は豪華さよりも上品なイメージを好む傾向があります。そのため、0.3カラット前後のダイヤモンドリングが人気です。

ダイヤモンドの価値は、カラットだけでは決まらない

ダイヤモンドの指輪
ダイヤモンドは、大きければ大きいほど価値が高いと思われがちです。しかし、カラットだけでダイヤモンドの価値が決まるわけではありません。カラットの他にも、カラー・カット、クラリティの「4C」と呼ばれる価値基準や、シンチレーション(煌めき)など複数の評価基準があるのです。まずは、基本的なダイヤモンドの4Cについて知っておきましょう。

ダイヤモンドのカット

宝石の価値は重さや大きさだけでなく、その魅力を最大限に引き出すカットの良し悪しも深く関係します。

カットには5段階の評価があり、ダイヤモンドのスタンダードな研磨方法である「ラウンドブリリアントカット」の中で、最も高い評価を示すのが「エクセレント」です。

同じカラットのダイヤモンドであっても、カットが悪いと光の反射率が低下し、輝きが損なわれてダイヤモンドの価値は下がってしまいます。できるだけカラットを変えずに、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出せるかは職人の腕にかかっています。

23等級に分かれるダイヤモンドカラー

ダイヤモンドは一見すると無色透明に見えますが、実際には色がついています。ダイヤモンドのカラーは23等級もあり、無色透明に近いダイヤモンドほど評価が高くなります。一番無色透明に近い等級は「Dカラー」と呼ばれ、そこからE、F、Gと続きます。

一方で、ある一定の色のラインを超えると「ファンシーカラーダイヤモンド」という分類になり、その希少性や美しさなどを他の基準で評価されます。ファンシーカラーダイヤモンドには「ピンクダイヤ」「ブルーダイヤ」などがあり、 どれも高価であることがほとんどです。

ダイヤモンドの透明度を表すクラリティ

ダイヤモンドの評価基準には「クラリティ」もあります。クラリティとはダイヤモンドの透明度のことで、11段階で判定されます。特に婚約指輪では、純粋なイメージを大切にしたい気持ちから、クラリティを重視する傾向があります。

ダイヤモンドは、何万年もの時間を費やして出来上がる天然の鉱物です。そのため、インクルージョンと呼ばれる内包物や傷があるのが当たり前です。

肉眼ではほとんど見えないものでも、宝石のグレーダーは10倍以上に拡大してクラリティを確認、判定します。

指輪をエレガントに魅せる「メレダイヤ」の魅力

ダイヤモンドをピンセットに持ち上げる
エレガントな指輪をお探しなら、「メレダイヤ」を検討してみましょう。パヴェリングやエタニティリングなど、華やかな指輪に欠かせないメレダイヤの魅力を解説します。

メレダイヤとは

メレダイヤは、0.1カラット以下のダイヤモンドのこと。「メレ」はフランス語で「小粒石」をあらわすmelleが由来です。

メレダイヤは、中央の宝石を引き立てることはもちろん、指輪そのものの輝きやデザイン性を増す役割も果たします。ダイヤモンドのサイドにメレダイヤをあしらったサイドメレや、メレダイヤを敷き詰めたパヴェやエタニティなど、メレダイヤをあしらうことでデザインの幅が広がります。

メレダイヤをあしらったリングデザイン

・Wish upon a star Gemini ジェミニ

Carat:0.15〜0.50ct
価格:220,000円~
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

中央のダイヤモンドに添えられた2つのメレダイヤ。まるでこれからの2人の未来を象徴するかのように、エレガントに輝きます。薬指に馴染むウェーブラインが、指先を優しい印象に。
・Shooting Star シューティングスター

Carat:女性:0.05ct
価格:女性:181,500円 男性:143,000円
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
流れ星が流れるような優しいウェーブデザインに心惹かれるリング。ふとした時に指先に目を落とすと、プラチナの凛とした輝きが心を明るく照らします。女性のリングにあしらわれたメレダイヤがほどよく華やかに。
・Wish upon a star IZUMO -Chikai- チカイ
Carat:0.05/0.07ct
価格:女性:209,000円 価格:154,000円
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。

2人の未来が光が輝くように、そう願いを込めて敷き詰められたメレダイヤ。最高純度のプラチナで作られた豪華なデザインの中に"Wish upon a star"が一際美しく輝きます。

フェスタリアにおけるメレダイヤへのこだわり

メレダイヤは通常のダイヤモンドと異なり、グレーディングレポートがありません。そのため、プロの選択眼だけが頼りとなります。

フェスタリアでは、ダイヤモンド選定歴30年のプロがメレダイヤを1ピース1ピース見極めて選定。カットや透明度などを瞬時に見分け、高品質なメレダイヤをセレクトしています。

ダイヤモンドリング選びのポイント

ダイヤモンドの結婚指輪
ダイヤモンドをできるだけお得に購入するために、知っておくべきポイントをご紹介します。さらに、婚約・結婚指輪ならではのダイヤモンドリング選びのコツもみていきましょう。

マジックサイズが狙い目

ダイヤモンド業界では「マジックサイズ」と呼ばれる大きさがあります。マジックサイズと呼ばれるのは「0.5カラット」「0.75カラット」「1カラット」で、このカラット数を境目として価格が大きく変わります。

例えば1カラットを基準に考えてみましょう。1カラットをわずかに超えるダイヤモンドとわずかに下回るダイヤモンドでは、0.06カラットほどのほんのわずかな差で見た目にはほとんど変わらなくても、価格は約20%以上も違ってきます。

もし、それほどカラット数にこだわらなければ、マジックサイズにわずかに届かないカラットを選ぶことで見た目と価格ともに満足できるダイヤモンドリングを購入できるでしょう。

単一か総重量かで価値が全く変わってしまう

実店舗で商品を見ながら購入する場合には問題ありませんが、実際に手に取ることができないネット通販などでは、単一か総重量かは大きな違いとなります。

小さなダイヤモンドが散りばめられたデザインの指輪を目にすることもあるでしょう。これらは「メレダイヤモンド(小粒石)」と呼ばれています。ダイヤモンドの世界では、「一粒ダイヤ」のカラットを価値として重要視します。そのため、メレダイヤの総重量と単一ダイヤモンドのカラット数が同じであっても価値は異なるのです。

ネット通販などでは商品の詳細をよくチェックし、 表記されているカラット数は単一か、メレダイヤモンドの総重量かしっかりと確認しておきましょう。

婚約・結婚指輪のカラットを大きくするメリットとは

婚約・結婚指輪は、これから何十年もともにする指輪です。年齢とともに体型が変わるように、指もシワが目立ったり、太くなったりしてダイヤモンドが小さく見えてしまうことも。また、何十年か経ってリフォームしたいと思った場合も、大きめのダイヤモンドの方がフレキシブルな変更が可能です。
未来の自分にも似合うものを想像して選ぶのが、長く愛用できるポイント。

ダイヤモンドのカラットだけに惑わされず、自分に合ったリングを

手でハートを作る男女
ダイヤモンドの魅力は、カラットだけではありません。カットの美しさや透明度など、さまざまな面の評価を総合して価値となります。さらに婚約・結婚指輪においては、カラットの大きさで愛情は測れません。ダイヤモンドも生涯の伴侶も自分にぴったりと合ってこそ「縁」といえるでしょう。

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