SEARCH

ダイヤモンドについて

2024.12.24

ダイヤモンドは4Cの優先順位を決めて選ぼう!選び方・おすすめの婚約指輪を紹介

  • facebook
  • twitter
  • LINE

ダイヤモンドは、4Cと呼ばれる4つの基準によって評価されます。その中で優先順位を決めることで、予算と理想をどちらも叶えられるものを見つけられるでしょう。この記事では、ダイヤモンドの4Cの意味や優先順位の決め方、価格を抑えたい場合の選び方、フェスタリアおすすめの婚約指輪を紹介します。

ダイヤモンドの4Cとは

ダイヤモンドの鑑定をする様子
4Cとは、ダイヤモンドのランクを決める4つの評価基準の総称です。各基準の頭文字が「C」なので、そう呼ばれるようになりました。ダイヤモンドの品質を評価するとき、国際的に用いられています。
<ダイヤモンドの4C>
  • カラット(CARAT):重さ
  • カラー(COLOR):色(黄色・茶色味を帯びている度合い)
  • クラリティ(CLARITY):透明度(内包物やキズの有無)
  • カット(CUT):研磨の状態と正確性
各グレードが高いものほど良質ですが、その分高価になります。予算内で理想に近いダイヤモンドを手に入れるには、何を重視するかを決めることが大切です。まずは4Cそれぞれの意味とランクについて紹介します。

①Carat(カラット:重さ)

たくさんのダイヤモンドとルーペ
カラットは宝石の重さを表す単位です。重さが増えるとサイズも大きく見えるため、カラットが大きさを示すと誤解されることもありますが、ダイヤモンドの形状によって見え方は異なります。1カラットは0.2gで、直径はカットの種類やバランスにより異なりますが、ラウンドブリリアントカットの場合は約6.5mmが基本で、0.1カラット増えるごとに0.6〜0.8mm大きくなります。

②Color(カラー:色)

ダイヤモンドのカラー評価のイメージ
カラーはダイヤモンドの色味の評価。無色に近いものほど価値が高く、最高ランクのDから始まり、黄色味や茶色味が増していくごとにZまで下がります。
<カラーのグレード>
グレード 色味
 D・E・F Colorless(無色)
G・H・I・J Near Colorless(ほぼ無色)
K・L・M Faint(かすかな色味)
N~R Very Light(非常に薄い色味)
S~Z Light(薄い色味)
ColorlessとNear Colorlessの違いを肉眼で確認するのは非常に難しいものの、色が最も濃いZのものは肉眼でわかるほど黄みが強く表れます。また、はっきりと色があるピンクダイヤモンドやイエローダイヤモンドなどはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、カラーグレードの対象外かつ価値が高いものとして扱われています。

③Clarity(クラリティ:透明度)

ダイヤモンドを拡大レンズで見る様子
クラリティはダイヤモンドの透明度のことで、インクルージョン(内部の混入物)やブレミッシュ(表面のキズや欠け)を基に評価します。ダイヤモンドを10倍に拡大して検査し、大きく分けた6段階と、細分化した11段階でグレーディングされます。
<クラリティのグレード>
グレード 特徴の程度
Flawless(FL) 内包物やキズが見つからない
Internally Flawless(IF) 内包物が見つからない 
Very Very Slightly Included
(VVS1・VVS2)
10倍拡大で見つけるのが困難な非常に僅かな内包物
Very Slightly Included
(VS1・VS2)
10倍拡大で見つけるのがやや困難な内包物 
Slightly Included(SI1・SI2) 10倍拡大で内包物を確認できるが肉眼では困難 
Included(I1・I2・I3) 肉眼で内包物やキズを確認できる
Flawless(FL)のダイヤモンドはきわめて希少価値が高く、一般の市場で手に入れることは非常に困難です。

④Cut(カット:研磨)

ピンセットで摘まれたラウンドブリリアントカットダイヤモンド
カットはダイヤモンドの輝きを決定づけるもので、人が技術で介入できる唯一の要素です。カットではシェイプ(形)が評価されるのではなく、プロポーション(全体のバランス)、ポリッシュ(研磨の良し悪し)、シンメトリー(対称性)の3つの観点を総合して5段階で評価されます。
<カットのグレード>

・Excellent
・Very Good
・Good
・Fair
・Poor
カットはダイヤモンド研磨士(カッター)によって行われます。また、ダイヤモンドの原石からカット・研磨・仕上げまで一貫して行っているブランドはカッターズブランドと呼ばれることも。なかでも、ロイヤル・アッシャー、ラザールダイヤモンド、モニッケンダムの3社は、世界3代カッターズブランドとして有名です。
日本のジュエリーブランドであるフェスタリアも、オリジナルカットの "Wish upon a star®" ダイヤモンドを原石から厳選し、自社で研磨(カット)しています。"Wish upon a star®" ダイヤモンドは、カッティングできるのが世界で十数人しかいないほどの高度な技術によって生み出されています。

ダイヤモンドの4Cの優先順位を決める方法

ジュエリーショップで婚約指輪を試着する女性
4Cの優先順位を決めるときは、理想のダイヤモンドの特徴に注目しましょう。イメージ別に、優先したい評価基準を紹介します。

きらきらした輝きに憧れる人は「カット」を最優先に

ダイヤモンドの輝きは、カットの評価に大きく左右されます。なかでも、カットグレードのPolish(研磨)とSymmetry(対称性)もExcellentのものは3Excellent(トリプルエクセレント)と呼ばれ、最上級グレードとされています。婚約指輪や結婚記念日などの大切な記念品には、Excellentが好まれます。
なお、カットグレードは市場に多く流通しているラウンドブリリアントカットのみが対象です。ラウンドブリリアントカット以外はファンシーカットと呼ばれ、鑑定書(グレーディングレポート)にはカット以外の3項目の評価が記されます。ファンシーカットで質の良いものを選びたい場合は、以下のポイントを確認してみてください。
・白く強い輝きをたくさん反射しているか
・左右に揺らしたときに、きらめきを発しているか
・白熱灯の下で虹色の輝きが見えるか
・明るい部分と暗い部分のコントラストのバランスが良いか
・光源が変わっても美しく見えるか

品のある無色にこだわりたい人は「カラー」に注目

天然ダイヤモンドはわずかな黄色や茶色を帯びていることがほとんどですが、無色に近いほど、洗練された上品な印象が強くなります。一生ものの婚約指輪には、カラーの評価がG以上のものがおすすめです。特にDなら、黄色味がいっさいないカラーレスダイヤモンドが手に入ります。

透明感溢れるダイヤモンドを探している人は「クラリティ」を重視

クラリティにこだわると、透明度の高いダイヤモンドに出会えます。天然の鉱物には内包物が含まれていて、ダイヤモンドでは黒い斑点やモヤのように見えることも。内包物が多いと光の反射を妨げますが、内包物が少ないほど光の反射を妨げるものが少なく、美しい輝きを放ちます。
婚約指輪では肉眼で内包物が見えるダイヤモンドは滅多に扱われませんが、さらに十分な透明感を求めるならVVS2、VVS1がおすすめです。希少性ゆえに高価になりますがInternally Flawless(IF)も選べる場合があるので、希望する場合はショップに確認してみましょう。

華やかで存在感のあるものが好みの人は「カラット」がポイント

「一生に一度の記念品には華やかで大きなダイヤモンドを」と考えている人はカラットを重視してみてください。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」の調べでは、婚約指輪のダイヤモンドに最も多く選ばれるカラット数は0.2〜0.3カラット、次いで多かったのは0.3〜0.4カラットでした。0.2〜0.4カラットを選ぶ人が半数以上を占めていることがわかります。
華やかなものを求めるなら、0.3カラット前後を基準に予算と相談しながら決めてみましょう。年齢を重ねても存在感のある輝きを楽しみたい人には、0.5〜1カラット以上のダイヤモンドがおすすめです。

ダイヤモンドの指輪の価格を抑えたい場合の優先順位

カラットの異なるダイヤモンド
価格に最も影響するのはカラットです。「カラットにはこだわりたいけれど予算内に収めたい」という場合は、その他のグレードを抑えめにして調整してみましょう。例えば、カラーやクラリティは肉眼で差がわかりにくいので、優先順位を下げても満足しやすいかもしれません。
また、手の大きさによっても見栄えは変わってきます。手の小さな人はカラットを抑えても存在感が出るので、その分カットやカラーにこだわってみるのも良いでしょう。

ダイヤモンドの4Cを確かめる方法

ダイヤモンドと鑑定書
4Cのグレードは、宝石の鑑別機関が発行する鑑定書(グレーディングレポート)で確認できます。ダイヤモンドの鑑定書の内容、国内外で権威のある鑑別機関を紹介します。

4Cは鑑定書(グレーディングレポート)で確認できる

鑑定書(グレーディングレポート)とは、ダイヤモンドの品質の評価が記載された証明書のことです。内容は、国際基準である4C、発行する鑑別機関独自の検査項目、写真・図など。鑑定書が発行されるのはダイヤモンドのみです。他の宝石に発行される証明書は鑑別書と呼び、その宝石が天然のものか人工的に作られたものかが記されています。

信頼できるダイヤモンドの鑑別機関

鑑定書の内容を確認するときは、発行元が信頼できる鑑別機関かをチェックしましょう。国内外で特に権威がある鑑別機関は下記のふたつです。
①GIA(米国宝石学会)
今や国際基準となっている4Cを考案した組織。ダイヤモンドの鑑定以外にも宝石学の教育や研修を行っていて、世界で最も権威がある鑑別機関です。
②CGL(中央宝石研究所)
日本で最大規模の鑑別機関で、日本の宝石業界の中心的存在です。ハートアンドキューピッド(H&C)という研磨の対称性を測る検査を、世界で初めて鑑定書に盛り込みました。

良質なダイヤモンドをあしらったフェスタリアの婚約指輪

最後に、フェスタリアがおすすめする鑑定書(グレーディングレポート)付きの婚約指輪を3つ紹介します。婚約指輪はほぼセミオーダーで、4Cは個々の希望と予算に応じて選べるのも魅力です。
今回は、フェスタリアのふたつの星が映し出される “Wish upon a star®” ダイヤモンドがあしらわれた婚約指輪を3つ厳選しています。 “Wish upon a star®” ダイヤモンドはカットグレードが記載されませんが、カット技法の独自性と研磨技術が評価され、GIAの鑑定書(グレーディングレポート)に名称が表記されるオリジナルカットです。シンプルなデザインながらも個性を大切にしたい人は、特にチェックしてみてくださいね。

きらめき放つ王道の立て爪タイプの婚約指輪

フェスタリアのSirius シリウス
フェスタリアのSirius シリウス
¥253,000~(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
婚約指輪の王道、立て爪タイプの婚約指輪です。ダイヤモンドを持ち上げるようにセッティングしているので、より多くの角度から光を受けて輝きが一段と引き立ちます。現在のふたりを表す小さな星と幸せに輝く未来のふたりを表す大きな星が浮かび上がる、フェスタリアオリジナルカットの “Wish upon a star®” ダイヤモンドを使用。存在感がありながらシンプルなので、結婚指輪との重ね着けも楽しみやすくなっています。

凛とした輝きが印象的な一粒タイプの婚約指輪

フェスタリアのPolaris ポラリス
フェスタリアのPolaris ポラリス
¥220,000~(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
フェスタリアオリジナルカットの “Wish upon a star®” ダイヤモンドを主役にした、ソリティアデザインの婚約指輪です。ダイヤモンドの輝きを引き立たせつつ、優しいウェーブを描くアームが品の良い輝きを添えてくれます。ダイヤモンドのきらめきも上品さも両立したい人におすすめです。

オリジナリティ溢れるメレタイプの婚約指輪

フェスタリアのGemini ジェミニ
フェスタリアのGemini ジェミニ
¥264,000~(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
オリジナリティのある婚約指輪を探しているなら、メレタイプはいかがでしょうか。メレダイヤモンドとは、メインのダイヤモンドに添えられた小粒のダイヤモンドです。寄り添うように並んだふたつのメレダイヤモンドは、これからのふたりの愛を表しています。薬指にきれいに沿うようなデザインも特徴的。メレの色や数、デザインによっても印象が変わるので、メインはもちろんメレダイヤモンドにもこだわってみてください。

ダイヤモンドの4Cの優先順位を決めることが理想を叶える鍵

婚約指輪を持つジュエリーショップの店員
ダイヤモンドの4Cは、輝きや品、透明感などに関わる重要な評価基準です。自分がこだわりたいポイントに合わせて4Cの優先順位を決めれば、予算を考慮しながら理想の婚約指輪を選べるでしょう。

RELATED