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ダイヤモンドについて

2023.12.01

ダイヤモンドの4Cとは

4Cは、天然ダイヤモンドに付属する鑑定書(グレーディングレポート)で確認ができます。まずは、ダイヤモンドの4Cとは何を示すのか見ていきましょう。

ダイヤモンドの品質を表している

4Cとは、GIA(米国宝石学会)と呼ばれる宝石の鑑定機関が定めた、ダイヤモンドの品質を評価する基準のことを指します。1950年に発表されてから現在に至るまで、国際的に使用されています。
4Cという名称は、評価項目であるCarat(カラット=重さ)・Cut(カット=研磨)・Color(カラー=色)・Clarity(クラリティ=透明度)の4つの頭文字が由来です。それぞれの項目のランクが高いダイヤモンドほど、希少性や美しさに優れ、価値があるとされています。4Cは天然ダイヤモンドに付属する鑑定書(グレーディングレポート)で確認できます。

ダイヤモンドを選ぶときは4Cに優先順位をつけて

予算に合わせたダイヤモンド選びは、4Cで優先順位をつけることがポイント。ダイヤモンドに対して何を重視するかで、優先するべき項目は変わります。大きさを重視するならカラット、輝きを重視するならカット、天然の鉱物としての品質の良さを重視するならカラーとクラリティを優先すると良いでしょう。特にこだわりがない場合は、目視で区別しやすいカラットとカットを優先するのがおすすめです。

ダイヤモンドの4C①Carat(カラット:重さ)

カラット数の異なるダイヤモンド
カラットは宝石の大きさを示していると思われがちですが、実はサイズの単位ではありません。まずは婚約指輪選びで悩みがちなカラットについて見ていきましょう。

カラットの意味とランク

カラットは、宝石の大きさではなく重さを表す単位です。カラットが大きさを示すと思われやすいのは、重さが増えるのに比例してサイズも大きくなるためでしょう。1カラットの重さは0.2gで、直径はカットの種類や仕上がりによっても異なりますが、およそ6.5mmです。0.1カラット増えるごとに、直径は約0.6〜0.8mm大きくなります。大きなダイヤモンドは希少価値が非常に高いため、カラット数が大きいものほどランクと価格が上がります。

結婚指輪に求められるカラット数の基準

婚約指輪に求められるダイヤモンドのカラット数は、購入予算や好みによって変わります。大きなダイヤモンドを着けたい人もいれば、小さいものを着けたいという人もいるためです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022(首都圏)」の調べでは、婚約指輪のダイヤモンドに最も多く選ばれるカラット数は0.2〜0.3カラットという結果になりました。次いで多かったのは0.3〜0.4カラット。アンケートの結果から、0.2〜0.4カラットを選ぶ人が半数以上を占めていることがわかりました。もしカラット数に迷ったときは0.2〜0.3カラットを基準に、予算と相談して決めることをおすすめします。

ダイヤモンドの4C②Color(カラー:色)

色味の異なるダイヤモンド
自然から形成されるダイヤモンドには、色味がついていることがあります。4Cのひとつであるカラーの項目では、その色味を評価します。

カラーの意味とランク

カラーはダイヤモンドの色味の評価で、D~Zまでのカラーグレードに分けられています。無色に近いものほど価値が高いとされていて、最高ランクのDから始まり、黄色味が増していくごとにZまで下がっていきます。
<ダイヤモンドのカラーグレード>
グレード D・E・F G・H・I・J K・L・M N~R S~Z
色味 Colorless
(無色)
Near Colorless
(ほぼ無色)
Faint
(かすかな色味)
Very Light
(非常に薄い色味)
Light
(薄い色味)
ColorlessとNear Colorlessの違いは、一般の人だと肉眼で確認するのは非常に難しいでしょう。対して、色が最も濃いZのものは、肉眼でも分かるくらいに黄みが強く表れます。また例外として、ピンクダイヤモンドやイエローダイヤモンドなどのはっきりとした色のものはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、カラーグレードの対象外かつ価値が高いものとして扱われています。

婚約指輪に求められるカラーの基準

婚約指輪に使われるのはD~Hまでのカラーであることがほとんど。婚約指輪のダイヤモンドは、純粋さや無垢さを連想できる無色のものが理想的とされているためでしょう。カラーグレードがD~Fのダイヤモンドは、肉眼だと違いがほとんどわかりません。カラーに対してこだわりがあるのであれば、Dランクのダイヤモンドを選ぶと良いでしょう。

ダイヤモンドの4C③Clarity(クラリティ:透明度)

ピンセットでつままれたダイヤモンド
クラリティは4Cの中でも肉眼での確認が特に難しい項目です。クラリティの意味や評価についても詳しく見ていきましょう。

クラリティの意味とランク

クラリティは透明度を示すもので、インクルージョンやブレミッシュと呼ばれる特徴の程度を評価します。インクルージョンは、ダイヤモンドが形成されるときに混入した他鉱物や結晶構造の歪みといった内包物や内部の特徴のこと。ブレミッシュは、ダイヤモンド表面の欠けや擦れなどです。グレーディングはダイヤモンドを10倍に拡大して行い、大きく分けた6段階と、それをさらに細分化した11段階で評価されます。
<クラリティのグレード>
グレード Flawless
(FL)
Internally Flawless
(IF)
Very Very Slightly Included
(VVS1・VVS2)
Very Slightly Included
(VS1・VS2)
Slightly Included
(SI1・SI2)
Included
(I1・I2・I3)
特徴の程度 内包物やキズが見つからない 内包物が見つからない 10倍拡大で見つけるのが困難な非常に僅かな内包物 10倍拡大で見つけるのがやや困難な内包物 10倍拡大で内包物を確認できるが肉眼では困難 肉眼で内包物やキズを確認できる
天然のダイヤモンドは高熱や強い圧力にさらされて形成されるので、不純物が全くないものはほぼ存在しません。そのためFlawless(FL)のダイヤモンドはきわめて希少価値が高く、一般の市場で手に入れることは非常に困難です。

婚約指輪に求められるクラリティの基準

婚約指輪に使われているダイヤモンドは、VVS~VSランクのものが多い傾向。クラリティの違いを肉眼で確認するのは難しいため、予算内に収めたいときにランクを下げて調整して選ぶのもひとつの選択肢です。反対に、価格が上がっても限りなく透明に近い最高ランクのものを求めるのであれば、希少なIFを探してみるのも良いでしょう。

ダイヤモンドの4C④Cut(カット:研磨)

ブリリアントカットのダイヤモンド
ダイヤモンドは、人の手でカット・研磨されることで輝きが引き出されます。4Cで評価されるカットについて詳しく見ていきましょう。

カットの意味とランク

カットはダイヤモンドの輝きを決定づけるもので、人が技術で介入できる唯一の要素です。カットではシェイプ(形)が評価されるのではなく、プロポーション(全体のバランス)、ポリッシュ(研磨の良し悪し)、シンメトリー(対称性)の3つの観点を総合して、5段階のランクがつけられます。

<カットのランク>

  • Excellent
  • Very Good
  • Good
  • Fair
  • Poor
カットに関する3項目がすべて最高の「EXCELLENT」と評価されたダイヤモンドは、「3EX(トリプルエクセレント)」と呼ばれています。
カットの評価がされるのは、現在最も一般的で市場に多く流通しているラウンドブリリアントカットのダイヤモンドのみ。
ラウンドブリリアントカット以外のものはファンシーカットと呼ばれ、グレーディングレポートにはカット以外の3項目の評価が記されます。カットの種類によって特徴や魅力は異なります。肉眼で見ても、個性の違いをはっきりと感じられるでしょう。

婚約指輪に求められるカットの基準

婚約指輪のダイヤモンドでは、カットグレードが「Excellent」「Very Good」のものが人気です。輝きに重点をおくのであれば、上記の評価がついたものを選ぶと良いでしょう。また、表面にキューピッドが持つ矢と、底面にハートのパターンが8個浮かぶ「ハート&キューピッド」が見えるダイヤモンドも人気があります。
ファンシーカットで質の良いものを選びたい場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。
  • 白く強い輝きをたくさん反射しているか
  • 左右に揺らしたときに、きらめきを発しているか
  • 白熱灯の下で虹色の輝きが見えるか
  • 明るい部分と暗い部分のコントラストのバランスが良いか
  • 光源が変わっても美しく見えるか

高品質なダイヤモンドをあしらったフェスタリアの婚約指輪

フェスタリアの婚約指輪にあしらわれるダイヤモンドには、すべてグレーディングレポートがついています。フェスタリアのふたつの星が映し出されるオリジナルカット “Wish upon a star®” ダイヤモンドは、カットグレードは記載されませんが、ふたつの星が映し出されるカット技法の独自性と、ダイヤモンドの輝きを最高に引き出す研磨技術の高さが評価され、GIAのグレーディングレポートに名称が表記されるオリジナルカットとして認められています。

星のような輝きを放つ婚約指輪

フェスタリアのLumiere リュミエール
フェスタリアのLumiere リュミエール
¥253,000~(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
星のような輝きを放つカットのダイヤモンドを、スターセッティングで包むように留めた一体感のあるデザイン。シンプルな一粒デザインだからこそ、ダイヤモンドの輝きがよく映えます。

寄り添うようなデザインが愛らしい婚約指輪

フェスタリアのAntares アンタレス
フェスタリアのAntares アンタレス
¥242,000~(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
メインのダイヤモンドの脇に寄り添うように、もう一石をあしらったデザイン。大きさに差をつけることで、メインのダイヤモンドの特別感が引き立ちます。

メレダイヤモンドをあしらった優雅な婚約指輪

フェスタリアのAlbireo アルビレオ
フェスタリアのAlbireo アルビレオ
¥264,000~(税込)
※商品価格は予告なく変更する場合がございます。
白鳥座にふたつ並んで輝く二重星、アルビレオをモチーフにしたデザイン。メインのダイヤモンドの両サイドに、白鳥の羽のようにメレダイヤを敷き詰めています。

婚約指輪選びはダイヤモンドの4Cにも注目を

婚約指輪を着けた手を繋ぐ新郎新婦
ダイヤモンドの品質を示す4Cは、婚約指輪に付属するグレーディングレポートで確認できます。自身がダイヤモンドに何を重視するかをイメージして、4Cに優先順位をつけると婚約指輪が決めやすくなるでしょう。ぜひ、ここで紹介した内容を参考に、ふたりの門出にふさわしいと思えるダイヤモンドを見つけてみてください。

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