ゲストを案内する「エスコートカード」とは?おしゃれなアイディアも要チェック
エスコートカードとは、結婚式に招待したゲストに、披露宴会場で座る席を案内するためのカードです。海外発祥のエスコートカードは、近年、日本の結婚式でも人気を集めています。簡単におしゃれなカードが作れるので、ぜひ自分達の結婚式に取り入れてみてくださいね。今回はエスコートカードの飾り方や作り方、おしゃれなアイディアを紹介します。
海外風の演出を叶える「エスコートカード」とは
海外では、結婚式に招待したゲストを案内するためにエスコートカードを使うのが一般的です。座席を案内する意味では、日本での席次表と同じ役割を果たしますが、厳密には別物です。ここではエスコートカードの意味や席次表との違い、取り入れるメリットについて紹介します。
エスコートカードの意味
エスコートカードは先述の通り、結婚式のゲストに座る席を案内するためのアイテムです。海外ウエディングでは、受付が済んだ順にエスコートカードを受け取ります。カードに記載されているテーブル番号や名称を基に、自分のテーブルを探し、好きな席を選んで座ります。
近年では、日本の結婚式でもエスコートカードを取り入れるカップルが増えていますが、海外とは異なり、あらかじめ席が決まっているのが一般的。そのため、エスコートカードと席札はセットで準備する場合が多いです。
エスコートカードと席次表の違い
日本の結婚式ではエスコートカードと同様に、座席案内の役割を果たす席次表があります。しかし、エスコートカードと席次表では趣旨が異なります。エスコートカードは基本的に、ゲストの名前とテーブル番号が記載されているアイテム。一方、席次表はゲスト全員の座席と肩書きが記載されており、披露宴会場全体の座席を把握できます。
さらに、ふたりのプロフィールや写真、メニュー表なども記載されていることもあり、読み物としての側面もあります。そのため、エスコートカードとは別に席次表を用意しておくとより丁寧です。
エスコートカードを取り入れるメリット
エスコートカードは比較的簡単に作れるのがメリット。材料も100円ショップなどで入手しやすいです。また、最初にゲストを迎えるウエルカムスペースに華やかさも与えます。さらに、エスコートカードは自由度が高いアイテムなので、自分達らしさにこだわった装飾が可能です。日本の結婚式ではまだ珍しい演出なので、ゲストの印象にも残るでしょう。
もう1つのエスコートカードのメリットとしては、席次表のようにゲストの肩書きを記載しないため、両家の招待数の偏りが気にならないという点が挙げられます。
ゲストに喜ばれるエスコートカードの作り方
エスコートカードは手軽に作れるアイテムですが、少しの工夫でおしゃれな雰囲気に仕上げられます。次はゲストに喜ばれるエスコートカードの作り方とアレンジ方法を紹介します。
基本の作り方
エスコートカードの作り方は、ゲストの名前とテーブル番号を記載するのみ。手書きでもパソコンでも作れます。パソコンで作る時は、ネット上にあるイラスト素材やテンプレートを活用すると良いでしょう。テーブル番号は100円ショップなどで販売されている文字スタンプを使用すると、おしゃれに仕上がりますよ。
アレンジの仕方
エスコートカードはアレンジも自由自在。例えばマスキングテープで縁取るだけでも十分おしゃれですし、複数のテープと組み合わせるとカラフルなカードが作成できます。また、カードを好きな形にカットするのも良いでしょう。テーマカラーのリボンや、ドライフラワーで装飾するのもおすすめですよ。
近年人気のシーリングスタンプを活用する方法もあります。シーリングスタンプとは、熱で溶かした蝋にハンコを押したアイテム。アンティークの雰囲気を演出できると人気があります。
エスコートカードのおしゃれな飾り方
エスコートカードの飾り方には、つるしたり立てたり、または貼ったりする方法があります。カードのデザインが引き立つ飾り方を選びましょう。次に、エスコートカードのおしゃれな飾り方を3つ紹介します。
方法1.クリップで挟んで紐につるす
麻紐を渡し、木製ピンチでカードを挟んでつるす飾り方です。ゲストが自分のカードを探しやすいように、目線の高さに飾ると良いでしょう。木製ピンチの代わりにマスキングテープで留める方法もあります。
方法2.ふたつ折りにして立てる
エスコートカードをふたつ折りにして立てる飾り方です。画用紙や名刺カードなどの丈夫な紙は、しっかりと立てられるのでおすすめです。
方法3.シールなどで貼る
先ほど紹介したシーリングスタンプの裏に両面テープを貼り、シールとして活用する方法もおすすめです。マスキングテープで貼るのも良いでしょう。ボードに貼り付けて飾ると、披露宴会場の入口に置くウエルカムボードとしても活用できますよ。
SNSで人気!エスコートカードのアイディア5選
エスコートカードには、タッセルを使ったおしゃれなタイプや花や葉を装飾したタイプなど、さまざまなアイディアがあります。ここでは、SNSで人気のエスコートカードのアイディアを紹介します。
1.タッセルがおしゃれなエスコートカード
エスコートカードにタッセルを付けると、おしゃれな雰囲気がグンとアップします。タッセルは市販品を使用するのも良いですが、好みの糸で手作りする方法もあります。また、結婚式のテーマカラーで統一しても良いでしょう。作り方は台紙に糸を巻き、ある程度の量になったら上側をまとめます。糸の先をハサミでカットすると、手作りタッセルの完成です。
2.かすみ草を添えたエスコートカード
エスコートカードに小さいドライフラワーを添え、グルーガンで留めるのもおすすめ。かすみ草のドライフラワーを飾ると、上品で清楚な印象のカードになります。小さく控え目な花なので、他のドライフラワーと組み合わせても素敵ですね。
3.葉っぱを装飾したエスコートカード
葉っぱを装飾したエスコートカードは、ナチュラルな結婚式にぴったり。グリーン系では青々とした新緑の葉や、丸い形をしたユーカリの葉、レモンの葉などがあります。秋の結婚式では、赤や黄に色づいた葉っぱを装飾しても素敵ですね。
4.マカロンの美味しそうなエスコートカード
結婚式に来てくれた人へのプチギフトとして、エスコートカードにお菓子に添えるのもおすすめです。クリアケースにマカロンを入れると、見た目も可愛く仕上がります。クッキーやキャンディなどのお菓子でも良いですね。帰宅後も楽しめるエスコートカードは、ゲストにもきっと喜んでもらえるでしょう。
5.多肉植物を取り入れたエスコートカード
海外ウエディングでおなじみの多肉植物をプチギフトにしたエスコートカードは、ナチュラルな結婚式のムードを、より高めてくれます。多肉植物は初心者にも育てやすい植物。結婚式後にお部屋のインテリアとして楽しめる物も、ゲストにとっては嬉しいでしょう。
エスコートカード以外でも!ゲストを楽しませるウエルカム演出
ゲストを迎えるための演出は、エスコートカードの他にもいくつかあります。最後に、ウエルカムスペースがさらに華やぐ演出をふたつ紹介します。
結婚式のテーマに合わせたウエルカムボード
披露宴会場の入口に置くウエルカムボードは、いわば結婚式の顔。ボードや紙に結婚式の日付やふたりの名前、メッセージを書き、イーゼルに立てたり額縁に挟んだりして飾ります。最近では手作りするカップルも増えています。グリーンや花、木の実や、リボンなど好きな物で装飾しましょう。ふたりの写真や趣味がわかる飾り付けで個性を演出するのもおすすめですよ。
ふたりの写真を飾ったフォトコーナー
ウエルカムスペースには、ふたりの写真を飾ったフォトコーナーを置いておくのもおすすめ。幼い頃から今までの写真を飾ったり、家族の写真を並べたりすると、幅広い年代のゲストに楽しんでもらえます。写真と併せて、思い出や趣味、出身地にまつわるアイテムを置き、カードにエピソードを書いておくとゲストも楽しめるでしょう。
おしゃれなエスコートカードを手作りし、ゲストを案内しよう
エスコートカードは簡単に作れるアイテムだからこそ、どんなカードにするのかアイディアが重要です。来てくれたゲストの印象に残る素敵なカードをぜひ手作りしてみてください。自分達らしさを表現したおしゃれなエスコートカードで、ゲストを案内してくださいね。