華やかな手元を演出するリストブーケ
リストブーケとは、手首に飾るブーケのこと。リストコサージュやリストレットとも呼ばれています。手首に身に着けるため、ブーケよりも両手を自由に使えます。手元を華やかに演出するため、ブーケだけでなく、グローブの代わりに取り入れる人も多いです。
リストブーケは花嫁だけでなく、付添人のブライズメイドとお揃いで身に着けるのも素敵です。リストブーケは花やリボンで印象が変わります。ドレスや結婚式の雰囲気に合うリストブーケを選んだり、作ったりしてみましょう。
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リストブーケのおすすめデザイン
花の色や組み合わせ方で印象が変わるリストブーケ。花の種類や色はたくさんあるため、リストブーケのデザインも豊富です。ここではリストブーケのおすすめデザインを紹介します。
大きな花を使った華やかなリストブーケ
大きな花のリストブーケはボリュームがあり、華やかです。メインの花の周りにグリーンや小花を付け足すと、よりおしゃれに仕上がります。大きな花はどの角度からも映えますよ。
大人カラーでまとめたリストブーケ
濃い色の赤、もしくは青などの色は大人の女性を演出します。濃い赤はウエディングドレスによく映え、青色はサムシングブルーにぴったり。黄色やピンクなどのかわいらしいカラーは控えて、大人っぽいカラーでまとめましょう。
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グリーン多めのリストブーケ
グリーンが多めのブーケはナチュラルで上品な印象。グリーンもウエディングドレスに映えます。メインをグリーンにして白や黄色の小花をプラスしたり、多肉植物を取り入れたりしてみましょう。
やわらかな印象のリストブーケ
優しい雰囲気を演出したい人は、少しくすんだスモーキーな花を使ったリストブーケがおすすめ。スモーキーな花に少しグリーンを加えると、ナチュラルでやわらかな印象のリストブーケに仕上がります。
小ぶりの花を使ったブレスレット風のリストブーケ
小ぶりの花を、手首一周させたタイプのリストブーケ。花のブレスレットをしているようで、かわいい印象です。カスミソウやマトリカリアなどの花を使って、作ってみてください。
リストブーケに必要なものと作り方
リストブーケは土台に花をつけるだけで、簡単に作れるので、手作りをする花嫁が多いです。リストブーケを作る際に必要なものや作り方を紹介します。
リストブーケを作る際に必要なもの
まずは、リストブーケを作る際に必要なものを紹介します。
<必要なもの>
- 造花
- 太めのワイヤー
- 0.28ミリのワイヤー
- フローラルテープもしくは緑のマスキングテープ
- リボン
- はさみ
- ペンチ
リストブーケの作り方①下準備
まずは、造花をつける下準備をしましょう。茎が針金で作られているタイプは、茎を数センチ残してペンチでカットします。針金でない茎の場合は、花から1センチ残してペンチで切り、1センチの茎に細い針金を巻きつけ、ねじります。巻きつけた針金をフローラルテープ(もしくはマスキングテープ)で補強したら、下準備の完了です。
リストブーケの作り方②土台を作る
次に土台を作りましょう。まず、太めのワイヤーを40センチ幅に切り、両端に輪っかを作ります。輪の間の部分のワイヤーをねじりながら巻きつけてください。何本か補強して巻きつけると強度が増します。輪と輪の間をフローラルテープ(もしくは緑のマスキングテープ)で巻き、ワイヤーが手に刺さるのを防いでください。テープを巻いたところに、リボンを添わせて巻き付けたら、土台の完成です。
リストブーケの作り方③土台に花をつける
続いて、土台に花を巻きつけていきましょう。花の茎の部分の針金を土台に巻きつけます。このとき、グルーガンを使うと、より補強できます。仕上がりが綺麗にするため、隙間なく密集させましょう。輪に太いリボンを通したら完成です。
より簡単に作りたい人は、土台作りの代わりに幅の広いブレスレットを使って作ってみてください。ブレスレットの花をつけたい場所に、厚紙を貼り、その上に花をつけます。厚紙が見えないように花を盛りつけたら完成です。
リストブーケに向いている花
作るのが苦手な人は、花屋にオーダーするのも良いでしょう。ただし、リストブーケを扱っていない花屋もあるため、事前に確認してくださいね。ここではリストブーケに向いている花を紹介。花屋にオーダーするときや生花で作るときの参考にしてくださいね。
ブーケの王道「バラ」
大きなバラはとても華やかで、リストブーケの主役になります。また、小さなバラをつけたリストブーケもおしゃれです。バラ+白の花+グリーンの花を使ったリストブーケは清楚な印象で、ピンクのバラのリストブーケはかわいい印象に。淡いピンクを中心とし、濃いピンクのバラを添えると、大人かわいいリストブーケに仕上がります。
大きくて華やかな「シャクヤク」
シャクヤクはたくさんの花びらが重なり合っている華やかな花。ピンクや白、赤、オレンジ、黄色、紫などの色があります。大きな花なので、濃い色のものだとインパクトのあるリストブーケに、淡い色だとかわいい印象のリストブーケに仕上がります。
清楚な印象の「コチョウラン」
コチョウランは独特な形をした花。花嫁を引き立て、清楚な大人の女性を演出します。エレガントな会場にもぴったりで、寒色系のドレスと相性の良い花です。
ぽんぽんのような「ピンポンマム」
小さな花びらがいくつも重なり合っている、ぽんぽんのようなかわいらしい花。ピンクや赤、白、オレンジなどの色があり、それらを組み合わせてリストブーケを作るのもおしゃれです。ガーリーなイメージの結婚式にぴったりです。
モダンな印象の「多肉植物」
多肉植物は落ち着いた色合いとさまざまなフォルムにより、海外の花嫁の間で人気が高まっています。バラなどの花とも相性抜群。多肉植物を取り入れると、モダンな印象のリストブーケに仕上がります。
可憐な「カスミソウ」
白くて小さなカスミソウは、メインの花に添えられることが多いです。可憐な印象のカスミソウをブレスレット風にするのもおすすめ。ナチュラルでかわいいリストブーケになります。
キュートな葉の形の「アイビー」
アイビーは結婚の花言葉を持つ、葉の形がかわいらしい植物です。ツルが上に伸びていくのもあり金運がアップするとの言い伝えもあります。メインの花に添え、少し垂らすようにすると、動きのあるリストブーケに仕上がります。
リストブーケを作るときのワンポイントアドバイス
リストブーケは、リボンの色でも雰囲気が変わります。白や黒、ネイビー、ブラウンなどのカラーリボンはシックな雰囲気を演出。花とのバランスを考えながら、リボンのカラーを選びましょう。また、リボンを大きくすると、インパクトのあるリストブーケに仕上がります。
生花のリストブーケの作り方と保存方法
リストブーケは生花でも作れます。最後に生花のリストブーケの作り方と挙式後のリストブーケの保存方法を紹介します。
生花のリストブーケの作り方
生花でリストブーケを作るのに必要なものや作り方を紹介します。
<必要なもの>
生花、土台もしくはブレスレット、リボン
<作り方>
- 生花や葉を洗い汚れを落とす
- 生花の茎を3~5ミリ残してカット
- ワイヤーをU字に曲げて茎に引っかけ、茎にワイヤーを巻きつける
- ワイヤーを隠すようにフローラルテープ(もしくは緑のマスキングテープ)を巻く
- リストブーケの作り方を参考に土台を作る。(ブレスレットを用意している人は土台作りは省く)
- 土台もしくはブレスレットに花を巻きつけたら完成
強度を上げたい人はグルーガンを使ったり、全体にスプレータイプののりをかけたりしてみてくださいね。
生花のリストブーケの保存方法
生花をドライフラワーにすると、長期間保存できます。結婚式で使用したリストブーケを直射日光が当たらない、風通しの良い場所に吊るしておくと、花が乾いていきます。1~2週間を目安に吊るしてみましょう。できるだけ綺麗な状態で早く乾燥させたい人は、扇風機やエアコンの風が当たる場所に干したり、浴室乾燥を使ったりする方法もあります。
アイディアを参考に自分好みのリストブーケをイメージしてみよう
手首を華やかにするリストブーケ。花の種類や色、他の花との組み合わせ方やリボンで印象が変わるため、あなたの結婚式にぴったりのリストブーケを作れます。ドレスや会場の雰囲気に合う花や使いたい色などをイメージして、自分の作りたいリストブーケを探してみてください。