【結婚式】新郎の胸元を彩るブートニア。儀式の意味と選び方を解説
ブートニアとは、新郎の胸ポケットにさすコサージュのこと。結婚式の演出に取り入れる新郎新婦もいるようです。この記事ではブートニアの意味や結婚式で行う演出、種類や選び方、ブートニアにおすすめの花を紹介します。ブートニアの意味を知り、選ぶ際の参考にしてくださいね。
ブートニアの儀式の意味と結婚式での演出
ブートニアには中世ヨーロッパから伝わる素敵な言い伝えがあります。ブートニアの儀式の意味と結婚式での演出を紹介します。
ブートニアの儀式の意味
ブートニアは中世ヨーロッパから伝わる言い伝えが由来とされています。ひとりの青年が花を集めたものでブーケをつくり女性にプロポーズし、女性が了承の証として、花束の中から1輪の花を青年の胸元にさしたのが始まりと言われています。
ブートニアはフランス語でボタンホールの意味。しかし、日本ではボタンホールには通さず、ピンでとめたり、胸元にさしたりすることが多いです。
ブートニアの結婚式での演出
衣装を着るときに身に着ける人が多いブートニアですが、結婚式の中の演出として行うこともできます。また、演出とは関係なく、控室で花嫁や親が新郎に身に着けるのも素敵です。ブートニアの演出の流れを紹介します。
【演出の流れ】
結婚式でブートニアの演出を行う場合は、由来と同じでプロポーズをする場面から始めましょう。先に新郎がバージンロードを歩き、参列者から12本のバラを集めてブーケを作り、祭壇の前で待ちます。新婦と新婦の父が入場し、祭壇の前まで歩き、新婦の父が新郎に新婦のエスコートを託します。そして、新郎が新婦に12本のバラを渡してプロポーズを。新婦は承諾の証として、ブーケの中からバラを1本抜き、新郎の胸元に挿してください。
ブートニアの種類
ブートニアには生花で作られたものと造花で作られたものがあります。ブートニアの場合、ブーケに合わせて種類を選ぶ人が多いです。ここでは、ブートニアの種類について紹介します。
ブートニアの種類①生花
生花でブーケを作る人が多いため、ブートニアも生花の場合が多いです。生花ならではの華やかさと香りを楽しめます。ブートニアに使うリボンやラフィア、デニムなどの素材もブーケと合わせるのが一般的です。ただし、ブートニアは小さいため、リボンの太さはブートニアに合うサイズを。また、生花は長持ちしないため、前撮りと同じものを用意できなかったり、前日に仕上がりを確認できなかったりすることがあります。その点は把握しておきましょう。
ブートニアの種類②造花
ブーケが造花の場合は、ブートニアも造花のものにしましょう。造花とはプラスチックなどを加工して造られた花のこと。生花とは違い長期間の保存が可能です。
最近の造花はとても美しく、生花と見間違える人も多いです。しかし、香りがないため、近くから見ると気づく人もいます。
ブーケに造花だけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーなどを取り入れている場合は、ブートニアにも同じものを取り入れましょう。
ブートニアの選び方
ブートニアはブーケとお揃いのものを選ぶ人が多いですが、衣装やネクタイ、結婚式のテーマに合わせて選ぶのも素敵。ブートニアの選び方を紹介します。
ブーケとお揃いにして選ぶ
ブーケとブートニアを合わせる人が多いです。新婦のブーケと揃えると、ふたり一緒に並んでいるときにお似合い感が増します。花だけでなくリボンなどの色味も合わせるのがポイント。業者にブーケと一緒にブートニアも依頼しましょう。
衣装の色に合わせて選ぶ
結婚式ではお色直しのときなど、新郎がひとりになる場面もあります。ひとりでもおしゃれな雰囲気を演出できるブートニアを選ぶと良いでしょう。
白やネイビーのタキシードには、爽やかさをアップできる白のブートニアがおすすめです。白いバラに白いリボンのブートニアは、新郎の清潔感を引き立てます。黒い衣装の場合は、オレンジや赤など暖色系の色の花を使ったブートニアを選び、大人らしさを演出してみてくださいね。
ネクタイの色や柄に合わせて選ぶ
ネクタイとブートニアの色を合わせると、おしゃれなコーディネートに仕上がります。グレーのタキシードの場合は、ダンディーな雰囲気を演出できるボルドーのネクタイとブートニアを合わせてみて。落ち着いた雰囲気を演出します。チェックやボーダーなどの柄物のネクタイの場合は、同じ柄のリボンを合わせるとよりおしゃれに仕上がります。
結婚式のテーマに合わせて選ぶ
結婚式のテーマに合わせてブートニアを選ぶのも良いでしょう。例えばナチュラルをテーマにした結婚式では、グリーンでまとめたブートニアがおすすめです。ビーチリゾートの場合は、パールやヒトデ、貝殻を使ったブートニアが似合います。テーマに合わせて選ぶときは、式場の飾りと合っているか、確認してくださいね。
【ブートニア】結婚式にぴったりの花言葉を持つ花
最後にブートニアにぴったりの素敵な花言葉を持つ花を紹介します。花を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
由来の言い伝えの花とも言われているバラ
バラは結婚式によく使われる定番の花。白いバラは「尊敬」、赤いバラは「愛」や「情熱」、オレンジは「絆」の意味があります。どのバラの色もブートニアにぴったりです。また、幸せを呼ぶサムシングブルーとして、青いバラを選ぶのもおすすめです。青いバラには「神の祝福」などの意味があります。
清らかな美しさが魅力的なカラー
カラーの花言葉は「清浄」。マーメイドラインのドレスを着用した新婦のブーケにぴったりの花です。白くて大きな花のため、新郎の胸元にも似合います。
鮮やかな色が特徴のガーベラ
「希望・前進」の意味を持つガーベラ。これから新しい道を歩んでいくふたりにぴったりの花言葉です。ピンクや赤、黄色、オレンジなど鮮やかな色が特徴で、新郎の胸元を華やかにします。
ゴージャスな雰囲気のコチョウラン
コチョウランの花言葉は「清純」 。花びらが蝶のように見えることからコチョウランと言われています。長持ちするため贈り物として使われることが多いです。ゴージャスな雰囲気で、華やかな結婚式にぴったりの花です。
ブートニアの意味を理解して、選び方を決めよう
ブートニアの儀式には素敵な意味があります。意味を理解するとより素敵なブートニアを選べるでしょう。結婚式での演出も考えてみてくださいね。またブートニアでは花選びも大事。ブートニアに使う花も意味を調べて、ふたりの門出にふさわしいものを選んでくださいね。