国内でハネムーンに行ったカップルの割合と理由
近年行われた調査では、ほとんどのカップルがハネムーンの旅先を国内にしたという結果が出ています。具体的な割合と、国内を選んだカップルの理由を紹介します。
ハネムーンを国内にしたカップルは8割以上
ゼクシィが2020〜2021年に挙式をしたカップルを対象に行った調査によると、ハネムーンの予約を既にとったカップルは27.5%、行く予定と答えたカップルは41.6%と、ハネムーンを予定しているカップルは全体の70%近くに昇ります。その中でハネムーンの旅先を日本国内にしたカップルは80%以上。コロナ禍などの影響もあってか、海外よりも国内旅行が圧倒的人気となっているのが近年の傾向です。
ハネムーンで国内を選んだ理由は?
ハネムーンの旅先を国内にしたカップルには、それぞれ理由や事情があるようです。ここでは、一部の意見を抜粋して紹介します。
- 初めてふたりで旅行した場所に、ハネムーンでもう一度来ようと決めていた
- 国内でリゾートウエディングをした後、そのまま旅行も楽しんだ
- 近年の状況を踏まえて、国内にいながら海外気分を味わえる場所を選んだ
- 自分の地元が遠方なので、里帰りも兼ねて旅行をした
- もともと国内にずっと行きたいと思っていた場所があった
- 短期休暇でもゆっくりできるよう国内にした
- 妊娠中だったのでいざというときに安心な国内にした
なぜ選ばれる?国内ハネムーンの魅力
コロナ禍の影響はあるものの、それ以上に国内ハネムーンはメリットがたくさんあります。海外旅行にはない国内ならではの魅力を紹介します。
贅沢な旅を満喫できる
海外に比べると国内の旅は移動費が大きく抑えられるので、その分宿泊場所やアクティビティなどにお金を回せます。海外の場合、ふたり分の移動費を50万円以下にするのは難しいですが、国内なら沖縄・北海道でも30万円前後、巡る場所やプランによってはもっと安く抑えることも可能です。余った予算でランクの高いホテルに泊まってみたり、豪華なディナーを予約したりするのも良いかもしれません。
言葉や文化の違いで戸惑うことがない
海外では使われている言葉やマナー、食文化などが異なるので、海外旅行の経験がないカップルは特に旅への不安がつきまとうでしょう。しかし国内では、言葉や慣習などの違いで戸惑うことはありません。
3〜5日でも充実の旅ができる
国内なら、3〜5日程度でも充実した旅にできるというのもメリットです。海外でのハネムーンとなると、移動時間・自由時間を十分に確保するために、休みは1週間ほどほしいところ。しかし、移動時間が短い国内なら1週間もなくてもゆっくりと過ごせます。仕事や家の事情などで長い休みを取りにくいカップルも、比較的スケジュール調整しやすいでしょう。
治安を気にせず安心して楽しめる
日本は世界的に見ても治安が良い国なので、落ち着いた気持ちで旅行を楽しめます。妊娠中の女性は、体調の急変があっても近くの病院にかかりやすいのでより安心です。
【エリア別】国内ハネムーンのおすすめスポット8選
日本各地にある人気観光スポットの中でも、特に新婚カップルにおすすめの場所を8ヵ所、エリア別に紹介します。同じ国内でもそれぞれ全く異なる表情を持っているので、ふたりで気になる場所を探してみてください。
【沖縄】リゾート気分満点の人気スポット
まず紹介するのは、海外を押さえてずば抜けて人気の沖縄。先の「
ゼクシィ結婚トレンド調査2022」の結果では、沖縄を旅先に選んだカップルは32.5%でした。気軽にリゾート気分を楽しめるのが人気の理由です。
石垣島の魅力は、なんと言っても美しいエメラルドグリーンの海です。マリンアクティビティの他、観光や食事、買い物も楽しめます。
ホテルやヴィラがたくさんあり、ゆったりとした贅沢な旅を満喫できるのが宮古島です。真っ白な砂浜と、東洋一と言われる透き通った海、夜は満点の星空を眺められます。また、宮古島は島全体がパワースポットと言われるほど、ご利益があるとされる観光名所が点在しています。
【北海道】自然を満喫できる人気スポット
雄大な自然が人気の北海道。夏でも涼しく、冬はウィンタースポーツが楽しめます。
富良野は、美しい景色を堪能できる絶好のハネムーンスポットです。有名な観光名所であるラベンダー畑では、初夏~初秋にかけて多彩な花を鑑賞できます。季節や気候によって色が変わる白金青い池も、富良野で人気の絶景スポットです。
温泉地でゆったり過ごしたいカップルにおすすめしたいのが洞爺湖です。最近では、国内で数少ない雲海が見られるスポットとしても有名に。ハネムーンに雲海が見られるホテルで、優雅に過ごすのも素敵です。雲海を見るなら初夏ごろが狙い目なので、ぜひ時期を見計らって足を運んでみてください。
【京都】歴史を感じる人気スポット
京都・大阪・神戸・奈良など、人気の観光地が多い関西エリア。なかでも、日本古来からの風情が楽しめる京都はハネムーンにぴったりです。
京都は世界遺産が数多く、歴史や古き良き日本を体感したい人から人気のスポットです。清水寺や三十三間堂がある祇園・東山エリア、渡月橋や天龍寺が有名な嵐山エリア、伏見稲荷大社のある宇治・伏見エリアなど、観光名所はさまざま。ふたりで浴衣や着物を着て、美しい京都の街並みを歩いたり、記念写真を残したりしてみてはいかがでしょうか。
【九州】ハネムーンにぴったりの人気スポット
九州は自然が美しい場所や歴史的建造物が有名な場所、有名な温泉地、異国情緒溢れるスポットなど、人気スポットが盛りだくさんです。ひとつの県を満喫するも良し、複数の県の魅力を堪能するのも良いでしょう。
湯布院はハネムーンでよく選ばれる大分の温泉地です。近くには緑が水面に美しく反射する「金鱗湖(きんりんこ)」があり、冬の早朝は水面に霧が立ち込める幻想的な風景が見られます。
長崎で見逃せないのが、まるでヨーロッパにいるような気分を味わえるテーマパーク、ハウステンボスです。広大な敷地の中には四季折々の花やたくさんのアトラクションがあり、夜はイルミネーションが光り輝きます。ハウステンボスだけでも、1日をしっかりと満喫できるでしょう。
屋久島は9割が森林とされる自然豊かな島。観光客からは、縄文杉を見に行くトレッキングが人気です。森の中から見上げると空がハート型に見えるという、新婚カップルにぴったりのスポットもあります。
マタニティ・子連れの国内ハネムーンの注意点
マタニティや子連れで行くハネムーンは、時間や行動にゆとりを持つことが大切です。それぞれの注意点を紹介します。
マタニティハネムーンは体調優先
妊娠中であるマタニティの人は、まずは体調を優先すべく、かかりつけ医に「旅行に行っても大丈夫か」を相談しましょう。また、旅先は体への負担を考え、なるべく移動時間が短い場所にすると安心です。旅行には母子手帳を持参して、旅先の産婦人科も調べておくことをおすすめします。
旅のスケジュールは、体調が悪くなってしまったときを考慮して余裕を持つのが大切です。何かあったときのためにも、ホテルを予約する際は妊婦であるとあらかじめ伝えておきましょう。ホテルによっては、食事や寝具など配慮してもらえる場合もあります。
子どもに安心してもらえる体制を整えて
子連れの場合、飲食店やホテルで食事をする際は、子どもが食べられるものがあるかを確認しておきましょう。問題なさそうな場所へ行くとしても、念のため食べ慣れた食品を持っていくのがおすすめです。おもちゃも、いつも使っているものを持っていくと子どもが安心しやすくなるでしょう。
また、子どもが疲れにくくなるよう配慮してプランを立てておくと、旅の途中で駄々をこねてしまうのを防げます。小さい子どもは体調を崩しやすいので、万が一のことを考えて近くの病院を調べておきましょう。
国内ハネムーンで一生に一度の思い出を作ろう
国内には、非日常を味わえる絶好のハネムーンスポットが多くあります。ふたりが心惹かれる場所を選べば、きっと一生に一度の特別な旅となるでしょう。今回紹介したスポットで気になる場所があればぜひ候補に加えて、ふたりで素敵な思い出を作ってくださいね。
ハネムーンを楽しむポイントや当日までの流れは、こちらの記事をご覧ください。