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コラム

2020.05.14

婚約からの同棲。メリットやデメリット、注意点を知ろう

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プロポーズから婚約、そして同棲。幸せな2人にとっては自然な流れのように見えますが、同棲に関しては注意も必要です。「ただ何となく」で婚約から同棲に踏み切ると、2人とも後悔する日がくるかもしれません。婚約後の同棲を考えているなら、流れやメリット・デメリットを把握しておくことは大切です。婚約後の同棲にあたり必要な費用やタイミング、引っ越しについてのあれこれを紹介します。

婚約から同棲する場合の流れ

男性に何かを相談する幸せそうな若いカップル
婚約後すぐに同棲する場合、どのような流れになるのでしょうか。同棲のタイミングや両家への挨拶、部屋探しの注意点をみてみましょう。

同棲するタイミングを決める

婚約後に同棲する場合、まずはどのタイミングで一緒に暮らし始めるか話し合わねばなりません。

一般的にはプロポーズをしてお互いの意志を固めたら、まず双方の親に報告。両家で結納を交わした後、入籍または結婚式を行うという流れです。

このとき、ひとつターニングポイントとなるのが結納でしょう。世間的には結納で「結婚が確定した」という印象なので、このタイミングで同棲するカップルも少なくありません。

ただし近年は結婚のスタイルが多様化し、結納を省略するケースも増えています。必ずしも世間一般のタイミングにこだわる必要はありません。

両家へ挨拶に行く

同棲すると決めたら、まずは両家にお互いの意志を伝えます。プロポーズの時点で同棲を決めていたのなら、両家の顔合わせのときにでも伝えればよいでしょう。一方、顔合わせや結納後なら、改めて両家を訪れて報告する必要があります。

親世代には「同棲は入籍後」「結婚式後」などこだわりを持つ人も散見されます。反対されたり意見を言われたりすることもあるので、部屋探し前に報告しておくのがベターです。

「結婚は当人同士の問題」と考えるカップルなら、同棲に親の許可や承諾は不要と考えるかもしれません。しかし、結婚とは家同士の問題でもあります。親世代は礼儀を重んじる人も多いですし、同棲前に筋を通しておくことは大切です。結婚後も良好な付き合いを続けていくなら、たとえ親でも礼儀をわきまえて行動することをおすすめします。

住む部屋を決める

両家に報告し承諾をもらったら、2人で住む部屋を探しましょう。同棲を始めるときの選択肢としては、「新しく物件を探す」「どちらかの部屋に住む」の2つがあります。

このとき、事前に必ずチェックしておきたいのが、「2人で住める物件か」という点。特にどちらかの部屋で同棲する場合、入居可能人数についてきちんと契約書を確認しておきましょう。もしも単身者用の物件なら、その部屋での同棲はできません。

また、契約上問題ないとしても、入居人数が変わる旨を管理会社に報告する必要があります。黙って同棲すると何らかのペナルティを受ける可能性もあるため、注意してください。

初期費用を準備しておこう

2人に新居として新しい部屋を借りる場合、必要な初期費用は家賃の6~7カ月ぶんといわれます。加えてそれぞれの引っ越し代金もかかりますから、それなりにまとまった費用が必要です。

新居を借りる際必要な費用としては、次のようなものがあります。

・敷金
・礼金
・仲介手数料
・前家賃(タイミングによっては当月の日割り家賃も必要)
・火災保険料
・カギの交換費用
・家賃の保証料など

また、お互い1人暮らしならば現在住んでいる部屋の精算も必要です。瑕疵があれば別途料金を請求される場合もありますから、状態によっては痛い出費となるかもしれません。

詳細な費用を計算せずに引っ越しを決めると、後で資金繰りに困ります。お互いによく話し合い、「何にいくらかかるか」を厳密に把握しておくのがベターです。

婚約後の同棲。メリットとデメリットは?

寝転んでノートパソコンで調べ物をする若い男女
結婚前から同棲するカップルは増えていますが、一緒に暮らし始めると生活はどのように変わるのでしょうか。結婚前に同棲するメリットやデメリットを紹介します。

メリット①出費を抑えられる

婚約後に一緒に住めば、生活費や家賃などを折半できます。婚約後は、結婚式費用や新婚旅行費用などでなにかと出費が増えるもの。少しでも出て行くお金をセーブできるのは大きなメリットです。

加えて一緒にいれば、デート費用もかかりません。毎日がデートのようなものですから、お出かけ費用や外食費用がカットできます。

メリット②2人の時間がたくさんある

同棲すれば、忙しくて話ができなくても、2人の帰る場所は同じ。多少寂しさを感じたとしても、「帰れば会える」と安心して過ごせるでしょう。休日には朝から晩まで、2人だけの時間を満喫できます。

加えて、プロポーズ後は結婚式の準備でバタバタしがちになるもの。お互いにしっかりコミュニケーションが取れれば、準備も楽しくスムーズに進みます。

デメリット①1人の時間が確保しにくくなる

2人の時間が増えるということは、1人の時間が減ってしまうということ。お互いに個室があるならよいですが、そうでない場合はプライバシーの無さがストレスとなるかもしれません。

また、自由気ままな行動ができなくなるのもデメリットのひとつ。気軽に外食や外泊しにくくなる点は覚悟しておきましょう。

たとえ好きな人でも、誰かと暮らすのは気を遣うものです。慣れてしまえば平気ですが、それまでは「1人が良かった」と思う場面もあるかもしれません。

デメリット②婚約中でも「別れたい」と思うかも

四六時中一緒にいると、相手の知らなかった一面も見えてきます。それが「生理的に無理」「絶対に許せない」ものであった場合、一緒に住むのが耐えられなくなる可能性があります。

また、同棲によるストレスが溜まれば、ケンカも増えてくるものです。このときうまく仲直りできなければ、結婚を目前にして破局することもありえます。

同棲により相手のイメージが一変すれば、「こんな人とは結婚したくない」と思ったり思われたりする可能性があるでしょう。

婚約からの同棲。気をつけたいポイントは?

引っ越しの荷物を運ぶカップル
婚約から結婚までをスムーズにするためには、同棲中にお互いを理解しあうことが大切です。2人の暮らしを円満に過ごせるよう、注意したいポイントを紹介します。

引っ越しはスケジュールを決めて段取りよく

同棲のスムーズなスタートには、段取りのよい引っ越しが必須です。「○月×日から一緒に住む」と決めたら、その日から逆算してスケジュールを立てましょう。

引っ越しで必要な手続きなどは以下のとおりです。
・水道、電気、ガス、インターネット、NHK等の解約または住所変更
・転出・転居届の提出
・旧居、新居の掃除・ご近所への挨拶品の用意
・旧居の退去手続きと立ち会い
・旧居のガス使用停止・新居のガス開栓の立会い

ただしこのとき注意したいのが、どちらか一方の負担が大きくならないようにすること。例えば、彼女にすべてのスケジュール手配を任せるなどすると、後でケンカのもととなります。よく話し合い、お互いに協力しましょう。

同棲のルールを決めておく

婚約後の同棲が楽しくストレスのないものになるよう、まずは同棲のルールを作る必要があります。このとき注意したいのが、「お互いが平等であること」。どちらかに負担が大きくなるならば、再考が必要です。

具体的には、「金銭管理」「家事分担」「連絡のルール」について最低限決めておくことをおすすめします。

特に、金銭の管理は不満やトラブルが出やすいポイント。公平性を保つなら、共有口座を作り、生活費等はそこから出すのがベターです。お金の流れがよく見えるので、余計なケンカの心配がなくなります。

相手を尊重する

結婚して家族になるとはいえ、お互いは別の人間同士です。一緒に住むなら、最低限のマナーは守りましょう。

「相手が困っていたら手を貸し、助けられた方はきちんとお礼を言う」「イレギュラーな事態が発生したら、勝手に行動せずにまず相談する」…。このようなことはごく当たり前に見えますが、意外とできない人もいるものです。

お互いに心地よく暮らせるよう、相手の立場に立った行動を忘れてはいけません。

婚約後の同棲でお互いへの理解を深めよう

引っ越し作業中のカップル
婚約後に同棲すると、お互いのよいところや悪いところがよく分かります。まずは生活のルールを決めて、スムーズな同棲を目指してください。

同棲中には喧嘩することも増えますが、これは2人の絆を深めるチャンス。相手を尊重して話し合いを重ねれば、カップルとしてあるいは家族としてかけがえのない存在になれるでしょう。

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