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コラム

2024.10.28

モアサナイトとは?特長・キュービックジルコニアとの違い・おすすめジュエリーを紹介

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モアサナイトはダイヤモンドのような輝きと、豊富なカラーバリエーションを持つ宝石。市場に流通している合成モアサナイトは強い輝きを放ち耐久性に優れているだけではなく、ダイヤモンドと比較してリーズナブルであることから近年注目されています。この記事では、モアサナイトの特長やキュービックジルコニアとの違いなどを紹介します。

モアサナイトとは

ピンセットで摘まれたモアサナイト
隕石から発見された歴史を持つモアサナイトは、人工的に製造できるようになったことでジュエリーの新たな選択肢として注目されています。まずはモアサナイトとはどのような宝石なのか紹介します。

宇宙から飛来した隕石から発見された鉱物

モアサナイトは隕石から発見された鉱物で、ダイヤモンドに匹敵する特性を持つ宝石として近年注目されています。主成分は炭化ケイ素で、ダイヤモンドと同様に高い硬度と輝きを持っているのが特長的。硬度や剛性、耐熱性、耐薬性、熱伝導性などに優れているため、ジュエリーとしてだけではなく産業にも用いられています。モアサナイトという名前は、発見者であるアンリ・モアッサンの名前が由来しています。

モアサナイト誕生の歴史

モアサナイトは1893年に発見されました。アメリカ合衆国アリゾナ州にある、約5万年前から500万年前に飛来したとされる隕石によって作られた隕石孔「バリンジャー・クレーター」で発見された、隕石の破片に含まれていました。当初はダイヤモンドと思われていましたが、1893年にフランスの化学者アンリ・モアッサンが新種の鉱物であることを発表。1905年には新種の鉱物であることが認められ、モアサナイトと命名されました。その後、1998年にアメリカのチャールズ&コバルト社が人工合成に成功し、宝石として市場に出回るようになりました。

天然モアサナイトは希少な存在

天然モアサナイトは、地球上では隕石中に含まれているものしか存在しないため一般の使用は禁止されています。そのため、市場に流通しているモアサナイトはほぼ人工的に生成されたものと言えます。

ジュエリーの新たな選択肢のひとつ

モアサナイトは輝きや耐久性がダイヤモンドに劣らないだけではなく、価格がリーズナブルといった特長もあります。近年では、ジュエリーショップでモアサナイトのアイテムを見かけることも増えてきました。この点からも、新たなジュエリーの選択肢としてモアサナイトが注目されていると言えるでしょう。

合成モアサナイトの特長

モアサイトのネックレス
合成モアサナイトはダイヤモンドのような輝きや優れた耐久性を持つため、ファッションジュエリーやブライダルジュエリーに使用されることが増えてきました。合成モアサナイトの特長を紹介します。

輝きが強い

モアサナイトの大きな特長のひとつは、ダイヤモンドよりも輝きが強いこと。光の屈折率は2.64-2.69と、ダイヤモンドの2.41-2.42を上回ります。また、分散度もダイヤモンドの0.044に対してモアサナイトは0.104と、2倍以上の数値を示します。全体が強く輝くのに加え、ダイヤモンドにも見られるファイアという虹色の光を放つのも魅力です。

カラーバリエーションが多い

モアサナイトはカラーレス(無色透明)だけではなく、ピンク、ブルー、イエロー、グリーンなど、さまざまなカラーバリエーションが存在します。主流なのはカラーレスですが、カラーバリエーションがあることでデザインの幅が広くなるといったメリットもあります。

耐久性が高い

宝石の硬さを示すモース硬度では、モアサナイトは9.25~9.5と、ダイヤモンドの10に次ぐ硬さを示します。炭素とケイ素が交互に配列されているため特定方向に割れる劈開性(へきかいせい)がなく、衝撃による欠けや割れの抵抗力を指す靭性(じんせい)が高いといった特長もあります。このことから、モアサナイトは傷や割れに強く、日常使いのジュエリーにも適していると言えるでしょう。

リーズナブルに購入しやすい

モアサナイトはダイヤモンドよりも手ごろな価格で購入できるといった魅力も。同じカラット数でも、ダイヤモンドの約10分の1の価格で購入できる場合があります。コストパフォーマンスが高いため、ファッションジュエリーに限らずブライダルジュエリーでの需要も増加傾向にあります。

お手入れがしやすい

モアサナイトは油脂に対する親和性が低いという特性を持っています。皮脂などの汚れを吸着しにくく輝きが長く持続するため、お手入れの頻度が少なくても美しい状態を保ちやすいでしょう。汚れが気になる時はやわらかい布で軽く拭き取る他、衝撃に強いので超音波洗浄機の使用も可能です。

合成モアサナイトとキュービックジルコニアとの違い

ラウンドカットのキュービックジルコニア
キュービックジルコニアとモアサナイトは人工的に作られた点では同じですが、全く異なる宝石です。キュービックジルコニアは自然界には存在しない化学組成・結晶構造を持つ人工の宝石です。1976年にジュエリー市場に初めて流通し、ダイヤモンドの類似石として人気となりました。モアサナイトよりも容易に製造できて安価ですが、経年変化で黄色く変色することがあります。
キュービックジルコニアと比較すると、モアサナイトの方が屈折率・分散度が高く、輝きが強いといった違いも。また、硬度もキュービックジルコニアの8.25に対しモアサナイトは9.25なので、モアサナイトの方が傷が付きにくい性質と言えます。

モアサナイトジュエリーを選ぶ3つのポイント

モアサナイトのピアスを着けた女性
モアサナイトジュエリーを安心して購入したいなら、品質保証書や検証を行っているショップを選ぶのがおすすめ。モアサナイトジュエリーを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

1.4Cの評価

モアサナイトを婚約指輪として選びたい場合など品質にこだわるなら、グレードが明記されているものを選ぶのがおすすめ。モアサナイトには、ダイヤモンドと同様に4Cと呼ばれるグレードがあります。4Cはカラー(色)、クラリティ(透明度)、カラット(重さ)、カット(研磨)の総称で、評価によって価格も変動します。
ファッションジュエリーとしてのモアサナイトは、グレードが明記されていないことがほとんどです。品質にこだわりたい場合は、無色に見えるか、透明感はあるかを確認して納得できるものを選ぶと良いでしょう。

2.品質保証書の有無

モアサナイトの品質保証書を発行しているショップで購入すれば、偽物を購入してしまう心配はありません。また、クリーニングや修理などのアフターサービスを行っている店舗を選ぶと、より安心して購入できるでしょう。フェスタリアでは、店頭にてクロス磨きや超音波洗浄などのクリーニングを無料で行っています。修理やメンテナンスは、購入時に付属する品質証明書の内容に応じて有償で行っています。

3.管理システム

カラーレスの宝石の取り違えが心配な場合は、店舗が独自のシステムで管理を行っているかも確認しておくと良いでしょう。モアサナイトテスターやダイヤモンドテスターなどで、出荷前にしっかりと検証が行われていると安心して購入できます。

モアサナイトをあしらったフェスタリアのおすすめジュエリー

フェスタリアでは品質にこだわってセレクトしたモアサナイトジュエリーを取り扱っています。日常使いしやすいおすすめのジュエリーを紹介します。

モアサナイトの1粒ネックレス

K10WG モアサナイト ネックレス
K10WG モアサナイト ネックレス
¥22,000(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
シンプルな1粒デザインのモアサナイトネックレス。ホワイトゴールドとモアサナイトの輝きが凛とした印象を作ってくれます。オンオフを問わず身に着けられるデザインなので、日常使いしやすいジュエリーを探している人にもおすすめです。

モアサナイトのチェーンピアス

K10YG モアサナイト ピアス
K10YG モアサナイト ピアス
¥39,600(税込)
※価格は予告なく変更する場合がございます。
揺れる度にきらめくデザインチェーンに、モアサナイトをあしらったピアス。チェーン部分は取り外し可能で、1粒デザインとしても使える2WAY仕様です。ファッションやシーンに合わせて使い分けを楽しめるのが魅力です。

モアサナイトジュエリーは日常使いにもおすすめ

モアサナイトのネックレスを身に着けた女性
モアサナイトはダイヤモンドにも劣らない強い輝きと、日常使いしやすい耐久性の高さが大きな魅力。また、リーズナブルに購入できるメリットもあります。近年注目されているモアサナイトのジュエリーを、コーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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