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2022.03.17

挙式をスムーズに行う流れって?リハーサル時の確認ポイントや気を付けることを解説

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結婚式をスムーズに進行するには、あらかじめ挙式の流れをつかんでおくのが成功のコツ。そのためには、リハーサルで一通りのチェックをしておきましょう。この記事では、挙式の種類やそれぞれの流れと、人気の教会式の詳しい流れや気を付けたい点、リハーサルでの確認ポイントを紹介します。これから式場選びをする人は要チェックです。

スタイルはさまざま!挙式の種類と流れ

挙式のスタイルは大きく分けて4種類。主に宗教によって分けられますが、最近では形式にとらわれないスタイルも出てきています。それぞれの特徴と流れ、平均予算を紹介するので、自分達の憧れのスタイルを探してみましょう。

ウェディングドレスを着て行う教会式

チャペルでの結婚式の様子
教会式は「キリスト教式」とも呼ばれ、キリスト教の教えに則って、教会やチャペルで行う結婚式のことを言います。ウエディングドレスを着て、バージンロードを歩いて入場し、結婚指輪の交換や誓いのキスなどを行った後、フラワーシャワーなどで退場する人気スタイルです。なお、宗派によって少し内容が異なります。代表的なカトリックとプロテスタントの違いをみてみましょう。
カトリック プロテスタント
式の進行役 神父 牧師
バージンロードの色 赤や緑
教会の雰囲気 祭壇にキリストの像などが掲げられている 装飾は少なくシンプル
※教会によって異なる場合あり
また、ホテルなどに併設されているチャペルで行う「チャペル式」も教会式に含まれます。教会型の結婚式場をチャペルと呼び、キリスト教の儀式を取り入れているものの、宗教色は弱く、誰でも挙げやすいスタイルです。
教会式の平均的な費用は約10~20万円です。

日本で伝統的な神前式

神社での結婚式の様子
神前式とは、神道をベースに神社などで行う、日本の伝統的な結婚式のことを言います。白無垢や色打掛などの豪華な和装を着られるのが魅力の1つです。
式に列席できるのは、基本的に両家の親族のみ。神社の宮司が式の進行役となり、結婚を伝える祝詞(のりと)を奏上した後、新郎新婦がお酒を酌み交わす儀式である三三九度(さんさんくど)や、神前に玉串を捧げる儀礼である玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行って、夫婦の契りを結ぶのが大まかな流れです。
神前式の平均的な予算は約5~20万円です。

親族のみで行う仏前式

和装の新郎新婦のうしろ姿
仏教の教えに基づき、先祖にふたりの愛を誓う形で行われるのが仏前式です。親族のみが参列し、両家どちらかの先祖のお墓があるお寺(菩提寺)で執り行うか、自宅に僧侶を招いて仏壇の前で行うのが一般的です。
基本的な流れは、僧侶が新郎新婦に赤白の念珠を授ける念珠授与(ねんじゅじゅよ)という儀式と指輪の交換を行います。結婚の誓いを立てた後に、誓杯(せいはい)を交わして夫婦となります。
仏前式の平均的な予算は約10~25万円です。

オリジナルの演出ができる人前式

ガーデンウエディングを行う新郎新婦
宗教・形式にとらわれないオリジナルの挙式スタイルを人前式と呼びます。例えば、ガーデンウエディングやビーチウエディングなどが代表的。会場も演出もすべて自分達で決めたいカップルにおすすめです。
スタンダードな流れは、結婚の誓いと指輪の交換をした後に、結婚証明書にサインをします。その後、ゲストからの承認を受け結婚成立の宣言を行います。ゲストからの承認は、拍手やベルを鳴らしてもらう演出が人気です。
なお、予算は選んだ会場や演出によって異なります。

【教会式】挙式本番の流れ

聖壇の前で手をつなぐ新郎新婦
結婚式といえばウエディングドレス!のイメージを持つ人も少なくないでしょう。ウエディングドレスを着る教会式は、挙式スタイルの中でも選ばれることが多いです。ここでは、教会式の詳しい流れを解説します。流れを頭に入れておくと本番やリハーサルも落ち着いて行えるので、チェックしておいてくださいね。

①身支度

式場に入場する前に、新婦の控室またはチャペル前で、親や家族に花嫁のベールをおろしてもらう「ベールダウン」を行います。「ベールダウン」は、花嫁を邪悪なものから守ってもらえますように、との思いが込めらたセレモニーです。親に「ここまで大事に育ててくれてありがとう」など、お礼を伝えるのにも絶好のタイミングとなるでしょう。

②入場

新郎が先に入場し、聖壇前で新婦の入場を待ちます。新婦は親または親族にエスコートされながら、バージンロードを歩いて新郎の元へ向かいます。

③挙式

挙式本番にはいくつかの儀式を行います。一般的な流れは以下です。
  1. 賛美歌斉唱
  2. 神父(牧師)による聖書の朗読
  3. 誓いの言葉を述べる
  4. 指輪の交換と誓いのキス
  5. 結婚の宣言をして結婚証明書へサイン
  6. 神父(牧師)が結婚成立を報告
  7. 退場

④挙式後

退場後は、チャペルの外で祝福セレモニーを行うことが多いです。ここではフラワーシャワーやライスシャワーなど、さまざまな演出が選べます。その後、来てくれたゲストへ感謝を伝えるとともに、新しい夫婦のお披露目をするために披露宴・二次会へと進みます。
挙式と披露宴との違いついて知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

挙式中に気を付けること

笑顔で手をつなぐ新郎新婦
挙式中は、少しの心がけで振る舞いをより美しく、上品に見せられます。同時に、ゲストへの気遣いも忘れないようにしましょう。ここでは挙式中に気を付けたいことを紹介します。

セレモニーでは所作を意識し優雅に振る舞う

セレモニー中は優雅で上品に振る舞いたいもの。そのためには、常に見られているという意識を持ち、ひとつひとつの儀式や動作を丁寧に行うと良いでしょう。そして、気持ちに余裕を持つことも大切です。

ゲストにおもてなしの気持ちを忘れない

新郎新婦は主役でありながら、おもてなしをする立場でもあることを忘れないようにしましょう。挙式中は緊張して難しいかもしれませんが、なるべく笑顔を心がけるのが大事です。「おめでとう」と声をかけられたら、会釈やお辞儀で対応すると印象が良くなります。ただし、ヘアセットやヘッドドレスが崩れないよう落ち着いてゆっくり上品に振る舞うのがポイント。

挙式前のリハーサルの流れと確認ポイント

手を握る新郎新婦
慣れない儀式が多い挙式をスムーズに進行するには、しっかりとリハーサルを行う必要があります。リハーサルは、挙式当日に行う場合が多いです。リハーサルの流れや確認ポイントを紹介します。

リハーサルはいつ行うのか

リハーサルは挙式の当日、本番前に行うことがほとんどです。会場のセッティングが整った状態で、本番の流れをひと通り確認します。所要時間は30分くらいが目安ですが、式場によって異なるので事前に確認しておいてください。

リハーサルで挙式の流れを一通り行う

リハーサルでは、本番の流れを把握できるよう挙式の一通りの流れを実践します。本番の緊張を和らげるには、実際の衣装を着てあらかじめ段取りをつかみ、不安を取り除いておくのがコツ。式場スタッフが進行や儀式での振る舞い方などをレクチャーしてくれるので、わからないことがあればその場で聞いておくと安心できるでしょう。

リハーサルでは細かい所作まで確認する

リハーサルのうちにふたりで細かい動作を合わせたり、ルールを決めたりしておくと、本番で綺麗に見せられます。例えば、以下の点に気を付けるだけでも見違えますよ。
<チェックしておきたい動作>
  • 入退場の歩き方・歩く速度
  • 宣誓の声出し
  • 誓いのキスの向きや長さ
  • お辞儀の角度や長さ

挙式の流れを把握して、優雅に本番を迎えよう

抱き合う新郎新婦
理想の結婚式を挙げるには、まず挙式の種類や特徴を知って、自分達に合ったものを見つけてくださいね。スタイルが決まったら詳しい流れをチェックして、事前にリハーサルで実践しておくと、本番でも気持ちに余裕が生まれます。ぜひ今回の記事も参考に、素敵な結婚式を迎えましょう。

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