ドレスコードとは
場所や時間帯、場面などにふさわしいとされる服装のルールをドレスコードと言います。その場所にいる参加者の服装がバラバラだと雰囲気を損なってしまうため、ドレスコードが取り入れられるようになりました。結婚式やパーティー、ホテルやレストランなど、オケージョンにふさわしいドレスコードを意識することは、大人のマナーのひとつとも言えます
【女性のドレスコード】種類別の服装マナーと着用シーン
ドレスコードは大きく7つの種類に分けられます。服装マナーと着用するシーンを見ていきましょう。
フォーマル（正礼装・正装）：結婚式や式典の主催者
フォーマルは最も格式が高いドレスコードで、日本では「正礼装」や「正装」とも呼ばれています。結婚式や記念式典などにふさわしく、結婚式では新郎新婦やその親、媒酌人などの主催者側が主に着用しています。
フォーマルは昼と夜（17時から18時頃から）で服装が異なります。昼は肌の露出が少ないアフタヌーンドレスを着用するのが一般的。結婚式では、襟元が詰まったデザインで、七分袖以上、ミディアム～ロング丈のものを選びましょう。胸元や袖にレースをあしらったデザインが特に人気です。
夜は、上品で華やかなイブニングドレスを着用します。イブニングドレスはつま先が見えるくらいの丈で、襟元や袖の部分が露出したドレスです。きらびやかなデザインを選んだり、ジュエリーで華やかさをプラスしたりするのがおすすめです。露出が気になる時は、薄手のショールを羽織るなどすると良いでしょう。
セミフォーマル（準礼装）：結婚式や祝賀会のゲスト
セミフォーマルは「準礼装」とも呼ばれ、結婚式ではゲストにとって最もかしこまったドレスコードです。結婚式だけではなく、披露宴や祝賀会、ホテルや高級レストランで行われるパーティー、入学式、学校の式典など、多くの場面で着用されています。フォーマルと同様に、セミフォーマルも昼と夜で着用する服装が変わります。ただし、フォーマルと比較すると色や袖、スカート丈、露出などの自由度は高い傾向です。
昼に適したセミアフタヌーンドレスは、光沢がない生地で、背中や胸元の露出は控えめ、3分以上の袖丈、スカート丈は膝より長いものが基本。ノースリーブの場合は、同色のショールやボレロを羽織ります。
夜はシルク素材のセミイブニングドレスや、カクテルドレスなどの華やかなドレスを着用します。友人の結婚式なら、セミフォーマルの範囲内であれば自由に選べることが多いでしょう。会社関係の結婚式やパーティーに参列する時は、無地のデザインで、膝丈下のスカートが好印象です。
入学式や学校の式典の際は、上品なスーツスタイルが一般的です。お祝いの場にふさわしい華やかなスーツを選びましょう。
インフォーマル（略礼装・平服）：格式ばらない結婚式・お宮参り・七五三
インフォーマルは格式ばらない結婚式や、子どものお宮参りや七五三などで着用するドレスコードです。日本では「略礼装」とも呼ばれていて、セミフォーマルよりもカジュアルな印象があります。平服の指定がある場合は、インフォーマルの服装で参列するのが一般的です。
結婚式や二次会の場合はドレスやワンピース、行事・食事会ではワンピースが良いでしょう。どちらもきれいめなものを選ぶのがポイントです。露出が多いデザインのものは避け、ノースリーブの場合はショールなどを羽織るのがおすすめです。
スマートエレガンス（略礼装）：パーティーや食事会
スマートエレガンスは、インフォーマルに比べてカジュアルなドレスコードです。ガーデンやレストランなどで行われるウエディングやパーティーで、平服の指定がない場合にぴったり。レースやフレア、プリーツなどのきれいめで華やかなワンピース、もしくは上品なスーツ（パンツスタイルも可）が該当します。
ただし、カジュアルになりすぎないよう肌の露出は控え、上品なものを選ぶようにしましょう。
カジュアルエレガンス：食事会・お見合い
スマートエレガンスよりも、さらにカジュアルなドレスコードです。レストランでの食事や、お見合い・顔合わせの際に着用します。スッキリとしたデザインのワンピースや、ブラウスなどのトップスとスカートを合わせた上品な装いを意識しましょう。
ビジネスアタイア：ビジネスシーンのパーティー・食事会
企業主催の式典や仕事関係のパーティーなどで指定されるドレスコードです。礼儀をわきまえつつも、華やかな場にふさわしいスーツを着用しましょう。
おすすめのアイテムは、優しい印象を与えられるノーカラージャケットです。ライトグレーやベージュ、ホワイトなどの明るい色のものを羽織ると、華やかなスタイルに仕上がります。
スマートカジュアル：ホテルやレストランでのランチ・学校行事
ホテルや少し高級なレストランでのランチ、授業参観、面談などにはスマートカジュアルが適しています。堅い印象に仕上げる必要はありませんが、上品なトップスとフレアスカートなど、きちんと感が出る装いをしましょう。膝が隠れる丈のきれいめなワンピースや、ブラウスとパンツスタイルのコーディネートもおすすめです。
ドレスコードの指定はないけれどカジュアルすぎるファッションは適さないと感じる場には、スマートカジュアルやカジュアルエレガンスを選ぶと良いでしょう。
結婚式でドレスコードの指定がない場合は？
ドレスコードの指定がない結婚式に招待された場合は、一般的な慣例に合わせた服装を選ぶのが基本。指定がないからといってカジュアルすぎる服装が許されるというわけではなく、暗黙の了解があると考えるのが無難です。
新郎新婦の媒酌人として参列するのであればフォーマル、叔母・従姉妹・姉妹・友人はセミフォーマルを着用すると失敗することはないでしょう。また、レストランなどで行うカジュアルな結婚式や2次会に参加する場合は、インフォーマルを選びましょう。
心配な場合は、主催者や式が開催される会場に尋ねてみるのもひとつの方法です。
女性のドレスコードに合わせた小物を選ぶポイント
コーディネートは服だけではなく、小物も含まれます。ドレスコードを意識した服装で出かける場合は、小物選びにもこだわりましょう。ドレスコードに合わせた小物選びのポイントを紹介します。
靴・ストッキング
季節を問わず、肌色のストッキングを着用するのがドレスコードのマナーです。冬場の寒い時期であっても、タイツはカジュアルな印象が強いため避けるようにしましょう。靴はヒールの高さが3～5cmのパンプスが基本。特にサテンやエナメルなどのツヤがある素材は、フォーマルなシーンによく似合います。
ロングドレスの場合は、脚長効果があるポインテッドトゥパンプスを履くと、全体のバランスが良くなります。つま先が開いているオープントゥは、カジュアルな印象になるため避けましょう。靴の色は、羽織やバッグの色に合わせるときれいにまとまります。
バッグ
バッグは会場の雰囲気に合わせて選びます。結婚式にはパールやビーズ、レースをあしらった華やかなパーティーバッグやクラッチバッグが適しています。格式の高いホテルやレストランでは、小ぶりなバッグで特別感を。記念式典に出席する時はフォーマルバッグがおすすめです。
スマートカジュアルの際はフォーマルバッグやパーティーバッグではなくても問題ありませんが、なるべく小ぶりできれいめなデザインを選ぶようにしましょう。
ジュエリー
どのドレスコードであっても、ジュエリーは目立ちすぎない上品なものを選ぶのが基本です。特に昼間に行われる結婚式では、輝きの強いジュエリーはマナー違反とされているため注意が必要です。シンプルなダイヤモンドやパールのジュエリーなら昼夜を問わずどんなシーンでも合わせやすいので、ひとつ持っておくのがおすすめ。パールのジュエリーは、バロックパールのように歪な形だとカジュアルな印象が強いので、真円のものを選ぶようにします。
女性のドレスコード時におすすめのジュエリー
ドレスコードを指定されている催しに出かける際は、パールやダイヤモンドのジュエリーを身に着けて、華やかさをプラスしましょう。ドレスコード時におすすめのジュエリーを紹介します。
パールネックレス
フェスタリアのK18YG アコヤパール ネックレス
¥49,500（税込）
※価格は予告なく変更する場合がございます。
真円のアコヤパールを満月に見立てたネックレス。上品な輝きとシンプルなデザインなので、結婚式だけに限らず、さまざまなドレスコードに合わせられます。
ダイヤモンドネックレス
フェスタリアのPt900/850ダイヤモンド ネックレス
¥55,000（税込）
※価格は予告なく変更する場合がございます。
デコルテを美しく彩るダイヤモンドネックレス。小さな爪にセッティングされたダイヤモンドが、胸元を美しく見せてくれます。裏面の仕上げにもこだわっていて、肌当たりが良いのも魅力です。夜に行われる結婚式やパーティーにおすすめです。
ダイヤモンドピアス
フェスタリアのPt950/900 ダイヤモンド ピアス
¥49,500（税込）
※価格は予告なく変更する場合がございます。
眩い輝きを放つダイヤモンドピアス。シンプルな一粒ダイヤモンドは、どんなドレスコードにも似合います。世代を問わず、永く身に着けられるのも魅力的です。
ダイヤモンドブレスレット
フェスタリアのK10YG ダイヤモンド ブレスレット
¥39,600（税込）
※価格は予告なく変更する場合がございます。
ダイヤモンドをゴールドでひし形に縁取った、繊細な印象のブレスレット。チェーンの途中に配置したゴールドのパーツが、さり気なく変化を与えてくれます。結婚式では腕時計の着用はマナー違反ですが、ブレスレットは問題ないので手元のアクセントにしてみてはいかがでしょうか。
女性のドレスコードマナーをおさえて、シーンにふさわしい着こなしを
結婚式や式典ではドレスコードを守り、その場にふさわしい服装で参加するのがマナーです。フォーマルやセミフォーマルは時間帯によってドレスコードが異なるので、開催される時間にも注意しながら選んでくださいね。また、服装だけではなく、バッグや靴、ジュエリーなども、その場にふさわしいものを身に着けましょう。
