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コラム

2023.03.13

挙式のみの結婚式の費用相場は?1日の流れ、ご祝儀・引出物など気になる疑問を解決

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海外挙式や子連れ婚、オンラインウェディングなど、近年結婚式のスタイルも多様化しています。披露宴を行わない挙式のみの結婚式もその1つ。費用や準備の負担が少なく、ふたりらしいスタイルの結婚式ができるとして注目を集めています。本記事では挙式のみの結婚式について、費用や1日の流れを解説。ご祝儀や引き出物など気になる疑問についても紹介します。

挙式のみの結婚式とは?

海の近くで挙式をあげるカップル
まずは挙式のみの結婚式とはどんな結婚式なのか、メリット・デメリットとともに解説します。

披露宴を行わない結婚式

挙式のみの結婚式とは、披露宴を行わないスタイルの結婚式を指します。一般的な結婚式は挙式の後に披露宴を行いますが、挙式のみの結婚式では神社や教会などで結婚の誓いを交わすのみです。ただし披露宴の代わりに、参列者と会食を行う場合もあります。

挙式のみの結婚式のメリットとデメリット

挙式のみの結婚式のメリットは、費用と準備にかかる時間や手間を大幅に減らせること。少人数で行うことが多く本当に自分達が招待したい人だけを呼べるため、アットホームな雰囲気でふたりらしい結婚式にできます。
デメリットとしては、華やかさや賑やかさに欠けることが挙げられます。また挙式に招待しない人には、別途挨拶が必要になる場合もあります。

挙式のみの結婚式はどんな人におすすめ?

顔を寄せ合う新郎新婦
挙式のみの結婚式を選ぶ理由は、人それぞれです。例えば、以下のような人や状況に向いています。
・人前に出るのは苦手だが、親に花嫁姿を見せたい人
・結婚披露宴にあまり憧れはないものの、けじめとして結婚式を挙げたい人
・結婚式の費用を抑えたい人
・妊娠中などで体に負担をかけたくない人
・新郎新婦どちらか、または両方に婚姻歴がある場合  

挙式のみの結婚式の費用

結婚のための貯金
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、挙式、披露宴・ウェディングパーティーの総額平均は303.8万円でした。挙式のみの結婚式であれば、この金額より大幅に費用を抑えられます。挙式のみの結婚式には、具体的にどれくらいの費用が必要なのか紹介します。

挙式にかかる費用

挙式のみの結婚式を行う場合の費用は、エリアや時期によっても異なりますが、30~40万円が相場です。結婚式場で挙式のみのプランも数多く展開されていて、なかには10万円以下のプランも。ただし前撮りや演出などオプションを追加すれば、その分費用は上がります。一般的な挙式のみのプランに含まれるのは以下の内容です。
・挙式料
・衣装代
・美容着付代
・写真撮影代
チャペルウェディングの場合はフラワーシャワーのような演出や、人前式なら司会者代などが含まれる場合もあります。結婚式場のパッケージプランを利用する場合は、どんな内容が含まれるのかしっかり確認してくださいね。

挙式後の会食にかかる費用

挙式後に食事会を行う場合の費用は、人数と食事の内容次第です。会食は格式が高い料亭やホテルのレストラン、ウェディングに特化したレストランなどで行われることが多いので、一人あたり1~2万円くらいの予算を見ておきましょう。

オプションにかかる費用

挙式のみのプランには、さまざまなオプションをプラスできます。例えば結婚式より前に記念写真を行う前撮りは、人気のオプションです。撮影場所や衣装の数にもよりますが、前撮りの相場は10~15万円ほどです。

挙式のみの結婚式の1日の流れ

写真撮影をする新郎新婦
挙式のみの結婚式であっても、流れは一般的な挙式披露宴とほとんど変わりません。
①着付・ヘアメイク・ヘアセット(約1時間)会場に着いたらすぐに支度がスタート。新婦はノーメイクで会場へ向かいます。
②挙式リハーサル・打ち合わせ(約1時間)スタッフと一緒に挙式のリハーサルを行います。不安があれば、しっかり質問してください。会場で写真撮影を行う場合もあります。
③挙式スタート(約30分)教会式でも神前式でも人前式でも、挙式はだいたい30分。一般的には、指輪交換や結婚の誓いを交わすなどのセレモニーが行われます。
④記念撮影(約30分)挙式後はゲストとともに記念撮影を。挙式後の会食がなければ、ここでゲストを見送って終了です。
⑤会食(約1時間~)会食を行う場合は、会場へ移動します。

挙式のみの結婚式の気になるポイント

プランナーと打ち合わせをする男女
近年増えてきているとはいえ、まだまだ一般的ではない挙式のみの結婚式。ご祝儀は受け取っても良いのか、引き出物や招待状は必要なのかなど、さまざまな疑問点もあるでしょう。ここでは挙式のみの結婚式の気になる疑問点について回答します。

ご祝儀は受け取っても良い?

挙式のみの結婚式では、ご祝儀を辞退することが大半です。ゲストには「ご祝儀は遠慮します」とあらかじめ伝えておきましょう。もし当日にご祝儀をゲストが持参してくれたら、後日内祝いを贈ります。挙式後に会食を行う場合なら、会費制にしても良いかもしれません。

引き出物は準備する?

挙式のみの結婚式でご祝儀を辞退する場合は、引き出物は準備しなくても構いません。来てくれたゲストに感謝の気持ちを表したいなら、引菓子とプチギフトを用意すると良いでしょう。

ゲストに決まりはある?

挙式のみの結婚式のゲストに決まりはありません。親族や兄弟姉妹など身内だけ呼ぶ人も多いようですが、友人や知人を招待する人もいます。家族とも顔なじみの友人なら、アットホームな雰囲気の結婚式になりそうですね。

招待状は必要?

挙式と披露宴を行う場合はゲストへ招待状を送るのが一般的ですが、挙式のみの結婚式の場合は必須ではありません。口頭のみで済ませることもできますが、ゲストが日時や場所を確認しやすいというメリットがあるため、できれば送るようにしてください。ご祝儀を辞退する旨も、招待状に書いておくと良いでしょう。
招待状を送るのは手間やコストがかかるので、Web招待状を活用するのもおすすめです。

挙式に招待できなかった人への報告方法

ガーランドを持つ新郎新婦
挙式のみの結婚式の場合、ゲストは少人数に絞られるため、友人や仕事でお付き合いのある人などは招待できない場合もあります。そんな場合は別途、結婚の報告をする必要があるでしょう。挙式に招待できなかった人への報告方法について紹介します。

挨拶回りをする

結婚式へ招待していなくても、友人や職場の人から祝電や結婚祝いをもらうこともあります。お祝いをいただいたら、できるだけ早くお礼を伝えるようにしましょう。職場であれば、結婚式後出社したらすぐに挨拶回りをしてください。遠方の親せきなどには、ふたりで手土産を持って結婚の報告に行くと喜ばれます。

結婚報告のはがきや手紙を送る

住所がわかる人には、結婚報告はがきを送るのも良いでしょう。結婚式の写真を使ってはがきを作れば、ふたりの晴れ姿が見られなくて残念に思っていた人も喜ぶはず。はがきには、一言手書きでメッセージを添えてくださいね。はがきではなく写真を添えた手紙でも構いません。その他、SNSにアップして報告する方法もあります。

食事の席を設ける

挙式には親族だけしか招かなかったという場合、後日報告のための食事の席を設けて報告する方法もあります。友人達への報告を飲み会スタイルにすれば、カジュアルで気を遣わずざっくばらんに盛り上がれるでしょう。親しい間柄なら、自宅に招いても良いですね。自宅であれば、結婚式のDVDやアルバムを見てもらうことも可能です。

費用を抑えられる挙式のみの結婚式でふたりらしいウェディングを

背中合わせに座る新郎新婦
挙式のみの結婚式は、費用や準備の負担が少なくても実現可能な結婚式のスタイルです。結婚式はけじめや親への感謝の気持ちを伝えるための場にしたい、人前に立つのは苦手でもウェディングドレス姿を記念に残しておきたいなど、挙式のみの結婚式を選ぶ理由は人それぞれ。メリットとデメリットを比較しながら、挙式のみの結婚式を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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