ビジュ ド ファミーユとは？世代を超えて受け継がれる「想い」を形に
「ビジュ ド ファミーユ」とは、親から子へ宝石を受け継ぐヨーロッパに伝わる素敵な慣習。引き継がれたジュエリーをリフォームして甦らせることもできます。この記事では、ビジュ ド ファミーユについて、活用方法やビジュ ド ファミーユとしてのダイヤモンドの選び方とともに紹介します。
ビジュ ド ファミーユとは
ビジュ ド ファミーユは、ヨーロッパに古くから伝わる家族でジュエリーを受け継ぐ習慣です。今でもプロポーズや結婚式などに取り入れられています。
世代を超えて宝石を受け継ぐヨーロッパの習慣
「ビジュ ド ファミーユ（Bijou de famille）」はフランス語で「家族の宝石」という意味です。ヨーロッパでは、祖母や母から世代を越えて宝石を受け継ぐ古い習慣があります。なかには何十年・何百年もの年月を超えて受け継がれているジュエリーも。プロポーズをする際に、家族で受け継がれてきた婚約指輪をパートナーへ贈ることもあるようです。
英国王子もプロポーズに贈った
近年よく知られているビジュ ド ファミーユと言えば、英国のウィリアム王子がキャサリン妃に贈ったサファイヤの指輪。その指輪はウィリアム王子の母、故ダイアナ妃のものでした。
ダイアナ妃の遺品の形見分けとして、当初ウィリアム王子は腕時計、弟のヘンリー王子はサファイヤの指輪を選んだそうです。しかし、ウィリアム王子がプロポーズをする際にヘンリー王子にお願いをしてふたりの遺品を交換し、キャサリン妃にサファイヤの指輪が贈られたといわれています。
サムシングフォーのひとつにも使われる
花嫁に幸せをもたらす4つの物「サムシングフォー」の中のひとつとして、ビジュ ド ファミーユが取り入れられることもあります。サムシングフォーとは、サムシングオールド（古い物）、サムシングニュー（新しい物）、サムシングボロー（借りた物）、サムシングブルー（青い物）の4つのこと。結婚式当日にサムシングフォーのアイテムを身に着けると幸せな結婚生活が送れるといわれています。
大切な人から受け継いだジュエリーは、サムシングオールドにぴったりです。ビジュ ド ファミーユのジュエリーを身に着ければ、思いがこもった素敵な結婚式になるでしょう。
ビジュ ド ファミーユとして家族の「想い」を形にする方法
祖母や母から譲り受けたジュエリーは、婚約指輪や新しいデザインにリフォームして活用する方法があります。ビジュ ド ファミーユの活用方法を紹介します。
婚約指輪として受け継ぐ
祖母や母の婚約指輪をビジュ ド ファミーユとして娘や花嫁へ贈れば、思いが詰まった贈り物に。サイズが合わない場合は、サイズ直しをすればぴったりのサイズで身に着けることができます。
大幅なサイズ直しが必要な場合や、自分の好みのデザインにして着けたい場合は、ダイヤモンドを外して新しいフレームをつけることも可能です。デザインを変えても、思いのこもったダイヤモンドを受け継ぐことができます。
ネックレスにリフォームする
譲り受けた指輪をネックレスにリフォームするのもおすすめです。ずっと使われていなかった指輪が、別の形のジュエリーとなって甦ります。引っ掛かりが気になる立爪のダイヤモンドリングも、ネックレスにすればぐっと身に着けやすくなるでしょう。婚約指輪だけではなく、複数のジュエリーから宝石のみを取り外し、ひとつの新しいジュエリーにする方法もあります。
イヤリングやピアスにリフォームする
複数のダイヤモンドがあしらわれた指輪を普段使いしやすいイヤリングやピアスにリフォームすることもできます。真珠のネックレスからきれいな真珠を選び、イヤリングやピアスにする方法も。母親からだけではなく、父親が使っていた真珠のカフスをピアスにするのも良いでしょう。
ブローチにリフォームする
受け継いだジュエリーが、ブローチとして生まれ変わることも。ブローチにすれば、お守り代わりに身に着けられるでしょう。
翡翠（ヒスイ）が使われている着物の帯留めをブローチにリフォームする人もいます。孫娘に譲りたい、祖母の形見として身に着けたいといった気持ちがあっても、大半の人は着物を着る機会があまりありません。ブローチにリフォームすれば普段使いはもちろん、ちょっとしたパーティにも使用できます。
ビジュ ド ファミーユとしてのダイヤモンドの選び方
婚約指輪はダイヤモンドをあしらったデザインを選ぶカップルが多くいます。ダイヤモンドは地球上で最も硬い天然の鉱物といわれ、希少価値と輝きの美しさから、ふたりの大切な思いを込めて身に着け、代々受け継ぐことができる宝石です。ふたりが結婚して子どもが生まれ、やがて大切な人へと引き継ぐなら、質の高いダイヤモンドを選んでおくことをおすすめします。
ダイヤモンドの評価は、「4C」によって定められています。4Cとは、carat（重さ）、color（色）、clarity（透明度）、cut（研磨）の4つの評価基準の頭文字Cを取ったものです。4Cだけでは測りきれない「輝き」の評価を重視して選ぶのも、高品質のダイヤモンドを選ぶうえで大切です。
ビジュ ド ファミーユとして選びたいフェスタリアのジュエリー
ビジュ ド ファミーユとして、永く愛用できて次世代に受け継ぐのにおすすめのフェスタリアのジュエリーを紹介します。
シンプルなデザインのダイヤモンドリング
フェスタリアのDiamond Fairy ダイヤモンド フェアリー
¥220,000～（税込）
大小ふたつの星が映し出されるフェスタリアオリジナルカット “Wish upon a star®” ダイヤモンドがセッティングされたリングです。バレエ作品「眠れる森の美女」からインスパイアされて誕生しました。王子さまとお姫さまの結婚を祝して、ダイヤモンドの精が伸びやかに舞うシーンを表現しています。シンプルだからこそ、ダイヤモンドの魅力が引き立つデザインです。
優雅なラインが魅力的なダイヤモンドリング
フェスタリアのAlbireo アルビレオ
¥264,000～（税込）
光の羽を広げた白鳥のように優雅なラインが魅力的なリング。白鳥座にふたつ並んで輝く二重星「アルビレオ」のように、ふたり並んで歩んでいけるよう願いが込められています。中央には至高の輝きを放つフェスタリアオリジナルカット “Wish upon a star®” ダイヤモンドをセッティング。傷や凹みがつきにくく、美しい輝きを保つ「ハードプラチナ950」を使用しています。
流行を問わないベーシックな1粒ダイヤモンドネックレス
フェスタリアのPt950/850 ダイヤモンド ネックレス
¥220,000（税込）
トレンドやシーンを問わず、時代を超えて愛されるぺーシックな1粒ダイヤモンドのネックレスです。極小の爪留めがダイヤモンドの輝きを最大限に引き出します。品質にこだわり厳選されたダイヤモンドがデコルテに上質なきらめきをプラス。強度があるプラチナチェーンなので、安心して永く愛用できます。
ビジュ ド ファミーユを視野に入れたジュエリー選びを
世代を超えて家族の思いを引き継ぐのがビジュ ド ファミーユ。婚約指輪だけではなく、ネックレスなど新しいデザインのジュエリーにリフォームすれば、家族の絆を感じられる贈り物として甦ります。婚約指輪やジュエリーを購入の際は、ビジュ ド ファミーユを視野に入れて選んでみてはいかがでしょうか。
