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婚約指輪・結婚指輪

2020.03.19

結婚指輪と婚約指輪の違いは?意味や価格相場も紹介

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人生の一大イベント、結婚。その始まりは「プロポーズ」ですよね。一緒に指輪を渡すのは定番。今回は、2人の夫婦生活の大事なアイテムである2つの指輪について、違いや値段の相場、実はあまり知られていないルールなどを解説します。

婚約指輪と結婚指輪の違いとは?

結婚指輪と婚約指輪の違いは、漠然と「渡すタイミングの違いかな・・・」などイメージされます。では、2つの指輪が持つ意味はどう違うのでしょうか。結婚指輪と婚約指輪の違いをより詳しく探ってみましょう。

婚約指輪の渡すタイミングとつけ方

婚約指輪は、基本的にはプロポーズや、結婚が決まった時に渡しますが、最近は2人で一緒に選んで購入する人も多いです。

婚約指輪は、左手の薬指か右手の薬指につけるのがスタンダードですが、決まり事なわけではありません。さらにタイミングについても、婚約期間中いつもつけていないといけないものではありません。結婚後は多くの人が結婚指輪をしますが、婚約指輪をつけてはいけないというルールもありません。

しかし、一般的に婚約指輪は宝石がついているものを贈る人が多いため、仕事や家事の最中に気になってしまうということも。そのため、普段使いするという人は少ないでしょう。

婚約指輪で注意したいのが、結納のときに持参すること。結納をする可能性がある場合は、結納品に含まれるということを覚えておきましょう。

婚約指輪の起源と意味

婚約指輪の起源は古代ローマとされています。古代ローマでは、婚約時に鉄の輪を贈る風習がありました。当時は結婚よりも婚約という契約が重要だったようで、力の象徴であった鉄の輪を贈っていたとされています。また、婚約が決まった女性は純潔を守る証としても、鉄の指輪をつけたとされます。なぜ女性だけが婚約指輪をするのかはここに理由があるようです。

宝石のついた婚約指輪が使われだしたのは中世の頃で、当時はサファイアなどが流行しました。日本に婚約指輪の文化が根付くのは結婚指輪よりも遅く、昭和中期です。婚約指輪を代々受け継いでいく家もあったようです。

結婚指輪の渡すタイミングとつけ方

結婚指輪を渡すのは、結婚式の「指輪の交換」のときが多いです。結婚式までに2人で選び、式に持参します。

注意すべき点は、結婚式に間に合うように用意することです。刻印をほったり、オリジナルのデザインで発注したりと時間がかかるので、3ヶ月以上前から準備を開始することが望ましいです。フルオーダーだと半年以上かかる場合もあります。

結婚指輪は、左手の薬指につけるのが一般的です。その理由は後で解説しますが、絶対的なルールではありません。むしろ、必ずはめなければいけない物でもなく、結婚指輪を作らないカップルもいます。さらに、必ずしも男女で同じデザインである必要はありません。

結婚というイベントとセットのような結婚指輪ですが、その取り扱いは思っている以上に自由です。

結婚指輪の起源と意味

結婚指輪の起源は9世紀のローマ、教皇が妻に指輪を贈ったのがはじまりとされます。それ以来、結婚の象徴として指輪をする習慣が浸透していきました。

結婚式で指輪の交換をするのが定着したのは、11世紀頃とされています。終わりのない円形をした指輪は、永遠の愛の象徴と考えられました。

日本で指輪が広まったのは江戸時代後期とされます。古墳から装飾品の一つとして指輪が出土するなどありますが、奈良時代以降、日本文化に指輪はなじみがありませんでした。宣教師によって再び伝えられ、江戸後期に次第に広まっていきます。一般的に結婚指輪が定着したのは戦後です。

意外と知らない婚約指輪と結婚指輪のルール

婚約指輪と結婚指輪を重ねづけするときは左手の薬指につけるのが一般的ですが、そこにはどんな理由があるのでしょうか。さらに、婚約指輪と結婚指輪を重ね付けするときにもルールがあります。意外と知られていない、婚約指輪と結婚指輪のルールについて紹介します。

結婚指輪を左手の薬指につける理由は?

結婚指輪を左手の薬指につけるのは、古代ギリシャの考え方が由来しているとされます。古代ギリシャでは、左手の薬指の血管が心臓へつながっていると信じられていました。左手の薬指に指輪をつけることは、心はつながっている、心を捧げるという重要な意味を持っていました。

さらに指輪は、どの指につけるかで意味や込められた思いが異なります。例えば、左手の薬指は恋やチャンスを引き寄せる、左手の中指は対人関係をうまく運ぶなどです。左手の薬指には、愛や絆を深めるという意味があります。

ヨーロッパから始まった愛を誓う指輪は、外すと不吉だと考えらたときもありましたが、必ずつけていなければならないものではありません。仕事上外さないといけない場合などもあるでしょうから、つける場所やタイミングにはあまりとらわれず、そこにある思いを大切にしましょう。

重ねてつける場合は結婚指輪が下

婚約指輪と結婚指輪を重ねてつける人もいます。婚約指輪は結婚後つける機会が減ってしまいがちなので、身に着ける機会を作るのもいいです。重ねてつける場合、実は、重ね方に順番があります。先にもらうのは婚約指輪ですが、重ねづけするときは結婚指輪を下にします。結婚指輪は2人の愛の証、それを婚約指輪という契約でより強固にする意味合いがあります。

とはいえ、これも絶対的なルールなわけではなく、石がついていて重みがある婚約指輪を下にしたほうがバランスがいいという側面もあります。実はそういった意味があるということを、頭の片隅においておきましょう。

結婚指輪と婚約指輪、相場や素材はどう違う?

「婚約指輪は給料3ヵ月分」と言われた時代もありましたが、実際のところ、結婚指輪と婚約指輪にはどのくらいの予算が必要なのでしょうか。2つの指輪の相場はかなり違うようです。指輪に適している素材とあわせてチェックしていきましょう。

結婚指輪と婚約指輪の相場

一般的に、結婚指輪よりも婚約指輪にお金をかける傾向があります。婚約指輪の相場は20~40万円ほどです。前述した「婚約指輪は給料3ヵ月分」という考え方は今はほとんどなく、給料の1~2ヵ月分を使っている男性が多いようです。
結婚指輪は、2人で20~30万円ほどが相場です。彼女の分だけの婚約指輪と比較して、だいぶ金額が下がります。また、男性が全額を負担するのではなく、女性と出し合って購入するカップルもいます。

10万円前後で購入する男性もいます。必要以上に高級、豪華である必要はないようです。しかし、安すぎるのも避けたいところです。安価な指輪が材質が限られるので、歪んだり変色したりする原因になるためです。

結婚指輪と婚約指輪の素材

では、結婚指輪と婚約指輪にはどの材質を使ったものがよいのでしょうか。日本で多く見られるのは、プラチナです。プラチナのメリットは、純度にもよりますが強度があり、アレルギーを引き起こしにくいことです。また、白い光沢があり結婚の純白のイメージに合致しています。

海外を見てみると、ゴールドを使用していることが多いようです。ゴールドも強度のある素材で、プラチナよりも安価であることがメリットです。金色は目立ちすぎるからと避ける人もいるようですが、ホワイトゴールドやピンクゴールド、シャンパンゴールドなど色味が豊富で、日本人の肌にも肌なじみがよいです。

婚約指輪に使われる宝石は、ダイヤモンドが定番となっています。婚約指輪にダイヤモンドが使われだしたのは1400年代、日本でダイヤモンドの婚約指輪が一般的になったのはごく最近です。必ずダイヤモンドである必要はなく、誕生石などを贈る人もいます。

2人の大切な結婚指輪と婚約指輪を選ぼう

結婚指輪と婚約指輪は、起源や意味は少し違うけど、2人の愛を象徴するものであることは変わりません。付け方や値段などにこだわるのではなく、長く愛していける指輪を見つけたいですね。「これだ」という指輪を選び指にはめれば、結婚や相手への思いもより強いものになります。愛を誓いあう大切なアイテム、結婚指輪と婚約指輪。納得のいく一品を選んでくださいね。

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