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コラム

2022.08.25

結婚式の引出物の相場はどれくらい?選び方やマナー、喜ばれるアイテムも紹介

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結婚式の引出物の相場は、友人や上司、親族など、相手との関係性によって異なります。また、夫婦で出席したゲストも単身ゲストとは異なる相場です。この記事では、引出物の意味や数などの基礎知識、引出物の相場や選び方、マナーを紹介します。ゲストが喜ぶ引出物の具体例も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

結婚式の引出物とは?意味や決まり

結婚式の引出物
まずは、結婚式の引出物の基礎知識を紹介します。引出物の意味や数、ゲストに贈らないケースについてみていきましょう。

引出物の意味

結婚式の引出物とは、新郎新婦が出席してくれたゲストに贈るお礼の品です。昔は披露宴の料理を手土産とするのが引出物でしたが、時代とともにゲストに贈る記念品へと変化していきました。
一般的に、ご祝儀の額に合わせた品を贈るケースが多いです。ご祝儀ひとつに対して引出物ひとつが基本のため、夫婦や家族で出席したゲストには引出物をひとつ贈ります。    

引出物の数

引出物の数は2~3品が一般的です。内訳はメインの品(食器やカタログギフトなど)、引菓子(焼き菓子、バウムクーヘンなど)、縁起物(鰹節や昆布など)ですが、最近は縁起物を省略するケースもあります。
ただし「偶数は割り切れる数で縁起が悪い」といった考えもあるため、ゲストによっては3品にするなどの配慮ができると丁寧です。北海道は引菓子のみ、名古屋は5品贈るなど、地域によって風習が異なるため、式場スタッフに相談しながら決めると良いでしょう。
また、プチギフトは引出物とは別物なので気を付けてくださいね。プチギフトについては、以下の記事でも紹介しています。

引出物を用意しないケース

挙式のみ行う、会費制の結婚式を挙げるなどの場合は、引出物を用意しないこともあります。挙式のみ行う場合は食事会がないため、ご祝儀を用意しない参列者もいます。当日は引出物を用意せず、ご祝儀を用意してくれたゲストには後日内祝いを贈るのがおすすめです。
会費制の結婚式もご祝儀をもらわないため、引出物の用意は必要ありません。結婚式に出席してくれたお礼として、プチギフトなどで気持ちを伝えると素敵ですね。
また、ご祝儀不要と伝えていても、ゲストによってはご祝儀を用意してくることも考えられます。断るのはかえって失礼になるので、受け取って後日内祝いを贈りましょう。

結婚式の引出物の相場は?

プレゼントとチェックリスト
引出物の相場は、贈る相手によって異なります。一般的には、引出物のメインの品をご祝儀の10パーセント程度の価格にするのがマナーと言われています。ここでは、贈る相手別に引出物の相場をみていきましょう。

友人や同僚

友人や同僚からのご祝儀は3万円前後が相場のため、全ゲストのなかでは引出物の額も控えめです。引出物の相場は3,000円~7,000円。メインの品は3,000円前後、引菓子は1,000円前後、縁起物は1,000円前後といったケースが多いです。

上司や親族

上司や親族からのご祝儀は5万円前後が相場のため、引出物も5,000円~10,000円と相場が少し高めです。内訳のイメージは、メインの品が5,000円前後、引菓子が1,000円前後、縁起物が1,000円前後。普段からお世話になっている上司、付き合いが今後も続いていく親族には、他のゲストよりもランクアップした引出物を選ぶケースが多いです。

夫婦で出席したゲスト

夫婦や家族で出席する場合、単身ゲストの1.5倍ほどのご祝儀をもらうことが多いです。ご祝儀に合わせて、引出物の相場は5,000円~10,000円。ふたりに対しての引出物のため、単身ゲストよりも単価を引き上げます。最近は引出物をまとめずに、単身ゲストと同じ金額でひとつずつ用意するケースもあります。  

地域差にも配慮する

引出物に関しては地域差があるため、親や式場にも確認しながら決めるのがおすすめです。例えば、会費制の結婚式の多い北海道では引出物を贈らない、もしくは全員に同じ引出物を贈ります。華やかな結婚式の多い東海や北陸地方では、引出物も豪華になる傾向にあります。

結婚式の引出物の選び方

ラッピングされた引出物のボックス
結婚式の引出物と一口に言っても、種類が豊富で迷ってしまうこともあるでしょう。ここでは、引出物の選び方を紹介します。

かさばらないもの

引出物はかさばらないものを選ぶのがポイント。ゲストは正装で結婚式に出席しており、特に女性はヒールなどを履いていて足に負担がかかり、かさばるものや重いものを持ち帰るのは大変です。ゲストに配慮しながら引出物を選びましょう。大きさや重さのある引出物を贈りたい場合は、宅配サービスなどを利用するのも手です。

実用的なもの

実用的で使う人を選ばない引出物は、ゲストに喜ばれます。かつては定番だった新郎新婦の名前入りの品などは、使いづらいので避けるのが無難です。流行や個性的なものよりも、万人受けするものを選ぶようにしましょう。「消えるもの」「減るもの」「いくつあっても困らないもの」などを意識して選ぶのがおすすめです。

結婚式で喜ばれる引出物

結婚式の引出物は、メインの品、引菓子、縁起物の3つです。ただし、先述した通り、縁起物は省略するケースもあります。ここでは、メインの品、引菓子、縁起物それぞれのおすすめアイテムを紹介します。    

メインの品

白いカップとソーサーの入ったプレゼント
メインの品は、ゲストの多くが喜ぶものを意識して選んでみてください。特に人気のあるものは以下の3つです。
<カタログギフト>
カタログギフトは、定番の引出物で多くのカップルに選ばれています。価格帯がいくつか用意されているので、ゲスト別の贈り分けもしやすいです。ゲスト自身が欲しいものを選べるので、安心して贈れます。
<食器・カトラリー>
ブランドの食器やカトラリーも人気があります。高級感があってゲストからも喜ばれる品です。白を基調にしたものやシンプルなデザインのものだと、ゲストも使いやすいでしょう。
<生活用品>
タオルや石鹸などの生活用品も引出物の定番です。実用性のある消耗品なので、ゲストから喜ばれます。

引菓子

バームクーヘン
引菓子は日持ちするものがおすすめです。かつては紅白饅頭が定番でしたが、最近はバームクーヘンが定番の引菓子とされています。
<バームクーヘン>
バームクーヘンは、幾重にも重なった生地の層が樹木の年輪のように見えるため、末永く幸せが続くことを表すとされています。
<焼き菓子>
定番のバームクーヘンとは違うものを贈りたいというカップルは、クッキーやマドレーヌ、フィナンシェなどの焼き菓子を贈るのも良いですね。好き嫌いが少ないお菓子なので、贈りやすいでしょう。
<ケーキ>
チョコレートケーキやプチケーキなどのケーキ類も人気があります。式場やホテル限定のパウンドケーキなどを選ぶケースもあるようです。

縁起物

鯛のお菓子
かつお節や昆布など渋い印象の縁起物ですが、実はおしゃれなパッケージのものが多いです。縁起物にも地域差があり、栃木ではお赤飯とかつお節、富山ではかまぼこなど定番商品があるので、親や式場に相談しながら決めると良いでしょう。
<かつお節>
雄節と雌節を合わせると一対になるかつお節は、夫婦円満を表します。だしパックを詰め合わせた華やかなギフトもあり、縁起物として人気です。
<昆布>
繁殖力の強い海藻である昆布は、子孫繁栄の意味が込められています。同じ縁起物のうどんの出汁として昆布が詰められていることもあります。
<鯛>
鯛はお祝いの席で振る舞われてきた縁起の良い魚です。鯛型のお吸い物などアレンジして縁起物に用いられており、見た目も可愛く人気があります。

結婚式の引出物のマナー

引出物の準備をする女性の手元
ゲストが気持ちよく引出物を受け取れるように、マナーについても把握しておきましょう。ここでは、結婚式の引出物のマナーを紹介します。  

贈り分けする際は、紙袋を同じにする

引出物は、ゲストによって贈り分けすることがあります。例えば、ご祝儀が多いことが予想される親族や上司には少しランクアップしたものを贈る、ゲストの年齢に合わせて喜ばれるものを贈るなど。もし贈り分けする場合は、紙袋を同じにして明らかな差が出ないようにするのがマナーです。

のしは「結び切り」にする

引出物ののしは、水引の端が上を向いた「結び切り」という結び方を選びます。水引の上に入れる文字は「寿」、下に入れるのはふたりの名前です。式場で手配する場合は問題ありませんが、自分達で準備する場合はのしについても把握しておきましょう。
のしについては以下の記事でも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

相場やマナーを押さえて、ゲストに喜ばれる引出物を選ぼう!

笑顔の新郎新婦
引出物の相場は、相手との関係性によって異なります。地域差もあるので、迷う時は式場や親に相談しながら決めましょう。相場やマナーを押さえるとともに、ゲストが受け取って喜びそうな引出物を考えてみてくださいね。

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