最高のメッセージを刻みたい。結婚・婚約指輪の刻印のすべて
一生の記念になる婚約指輪や結婚指輪には、二人だけの特別な思いを込めたいですよね。そんな思いを目に見える形にしたのが「刻印」です。この記事では、結婚・婚約指輪の刻印について余すことなく紹介します。お二人の指輪選びや刻印を決める参考にしてくださいね。
結婚・婚約指輪の刻印に関する疑問を解決
結婚・婚約指輪の刻印についての疑問に、まるごとお答えします。まずは「刻印」について詳しく知り、二人が婚約指輪を選ぶ第一歩としましょう。
刻印を入れるのは一般的?
一生のうちで最も大切な指輪といっても良い婚約指輪や結婚指輪。思いを込めて購入する指輪は二人のこだわりが詰められているはずです。さまざまなアンケートを調べてみると、一番少ない割合でも半数を超えるカップルが指輪に刻印を入れているようです。刻印を入れた理由、入れなかった理由について見てみましょう。
<刻印を入れた理由>
彼女への気持ちを表すため。
二人の今後に込めた気持ちを表したいから。
盗難や紛失時に自分の物と分かりやすいから。
記念日を忘れないように。
<刻印を入れなかった理由>
指輪のデザインに合わなかったから。
指輪を購入したお店が、刻印に対応していなかったから。
結納や結婚式に、納期が間に合わなかったから。
刻印を入れなかった人の中には、指輪の価値が下がるからという意見もあったのですが、基本的には刻印を入れても価値が下がることはありません。
どんな内容の刻印を入れているの?
一般的な刻印の内容は、「2人のイニシャル」や「2人にとって特別な記念日」または「プロポーズの言葉(日本語・外国語」などです。
個性的なものでは、「自作のイラスト」や「モチーフ」、「結婚指輪と婚約指輪を重ねると完成するイラストや文章」や「2人の共通の趣味などに関係したもの」「家紋」などがあります。
緊急時に役立つものとして「電話番号」や「血液型」を刻印したカップルもいるようです。
結婚指輪と婚約指輪の両方に刻印を入れる人は、内容が同じものにならないように注意してくださいね。
刻印にかかる費用や日数はどれくらい?
費用や日数は購入するお店で異なりますので、事前に確認しておきましょう。
一般的な刻印にかかる費用は、指輪を購入したお店で頼むと無料~数千円です。同じデザインでも刻印方法によって費用が異なります。また一文字〇〇円で費用が決まるお店もあるようです。またオリジナルデザインを依頼すると、デザイン料が加算されるお店もあります。
刻印にかかる日数は、シンプルな物なら1週間~数週間、オリジナルのデザインを依頼すると1カ月~数カ月ということもあるようです。
結納や顔合わせの時期は挙式の6~7カ月前が一般的なので、間に合うように早めの指輪探しがおすすめ。
刻む内容によっては、納期に開きがあるので注意が必要です。
どの部分に刻印を入れるの?
刻印を入れる一般的な場所は指輪の内側ですが、あえて外側に指輪のデザインの一部として入れるカップルも。
それ以外にも、ダイヤモンドのガードル部分(ダイヤモンドの上部と下部の境界線)に、ごく細かい字で刻印を入れることができるお店もあるようです。
結婚・婚約指輪の刻印おすすめの内容
二人だけが見ることのできる指輪の刻印に何を刻みますか?この章では、一般的なものから個性的なものまで紹介していきます。
日本語の場合
一番分かりやすく内容がストレートに伝わるのが日本語のメッセージ。あまりにもストレートで恥ずかしいという意見もありますが、和装での結婚式や和風の指輪を選んだ人にはおすすめです。
<定番のメッセージ>
愛を込めて
ずっとそばにいて
<単語>
絆
愛
<四文字熟語>
夫婦円満
相思相愛
結婚に際し「ずっと指輪をつけること」など、二人だけにしかわからない約束事を刻む人もいるようです。
英語の場合
指輪の刻印で、最も一般的なのが英語のメッセージです。内容は日本語同様、愛を誓うものが多くなっています。
<短文>
With love 愛を込めて
With you あなたとともに
Stay with me 一緒にいて
With all my Love 私の大切なものすべて
<長文>
I promise love of the eternity. 永遠の愛を誓います。
I love you deeply, and with all my heart. 心の底から深く愛しています。
その他外国語の場合
日本語、英語以外にラテン語やフランス語も人気があります。刻印の言語に、ハワイ語などの新婚旅行先の国や地域の言語を使うのもおすすめです。
【ラテン語】
<単語>
Amor 愛
Amos 最愛の人
Corculum 愛しい人
<メッセージ>
Con Todo Me Amore 私のすべての愛を込めて
totus tuus 身も心もすべて、あなたに捧げます
【フランス語】
<単語>
Eternite 永遠に
Bonheur 幸せ
Confiance 信頼
<メッセージ>
Pour Amour 愛を込めて
Je marche la vie ensemble 人生をともに歩もう
【イタリア語】
<単語>
Cara 愛しい人
Eterna 永遠
<メッセージ>
Ti amo tanto とても愛してる
Sono pazza di te あなたに夢中
Sei tutto per me あなたは私のすべて
【ハワイ語】
<単語>
Aloha 愛
Mahalo 感謝
Ipolani 最愛の人
<メッセージ>
Hau'oli mau loa 永遠の幸せ
Me ke aloha 愛を込めて
E hoomau maua kealoha ふたりの愛は永遠に
言葉以外もおすすめ
オリジナリティを求める人には、言葉以外の刻印も。
言葉以外では、手書きのイラストや家紋などがあります。二人の指輪を合わせて一つのデザインにするものもありますよ。またオリジナルデザインをデザイナーに頼むことも可能です。
結婚・婚約指輪の刻印で後悔しないためのチェックポイント
一生に1つだけの指輪。その刻印で後悔しないためにも、発注する際の注意点を紹介します。
結婚・婚約指輪の購入店は刻印が可能か
まずは、指輪を購入したお店で刻印できるか確かめましょう。お店によっては、サービスを行っていないところもありますので注意してくださいね。
刻印方法には、大きく分けて下記の3つがあります。
<手彫り> くっきり深く刻まれ、読みやすい。
<彫刻機> 精度は高いですが、指輪のデザインが限られる場合も。
<レーザー彫刻機> 指輪の素材を選ばず刻むことが可能。手書き文字やイラストもOK。
納期の長さ
先述の通り、指輪の刻印にかかる日数には依頼する内容で開きがあります。予定の日に間に合わせるためには、早めに準備を始めましょう。またオーダー方法によっても、納期が異なるのでチェックしておいてくださいね。
<セミオーダー> 決まったデザインの組み合わせですが、余裕を持って一~二ヶ月前の予約がおすすめ。
<フルオーダー> デザインの打ち合わせが必要なので、最低でも二ヶ月以上前から予約が必要。
刻印可能な指輪のデザインか
選んだ指輪のデザインにより、刻印できない可能性もあることを知っておきましょう。
例えば細い指輪(2.0mm〜2.5mm幅のリング)や、光穴(ダイヤモンドを輝かせるために開ける穴)が多い指輪などです。また将来サイズ直しが必要になることを考えて、指輪や刻印のデザインを選ぶことも大切に。
このように、婚約・結婚指輪選びは日常使いのジュエリーとは違い、チェックポイントがたくさんあるので難しいと感じる人もいます。一生使い続ける指輪選びは、相談できるプロのいるお店がおすすめです。
刻印可能な文字数制限
指輪の裏には、貴金属の種類やダイヤモンドのカラット数などが刻印されるため、スペースが意外と少ないのを知っていますか?指輪のデザインによっては、光を取り込む穴が開いていてさらにスペースが少ない場合もあります。
メッセージを決めるときには、事前に文字数を確認しておきましょう。シンプルなデザインでサイズが9号の指輪の場合は、刻印できる文字数が以下のとおりになります。
<結婚指輪>約12~20文字
<婚約指輪>約5~10文字
おすすめの結婚・婚約指輪の選び方
二人を勇気づけたり、初心を再確認できたりするメッセージを結婚・婚約指輪に刻めたらすてきですよね。
しかし、指輪選びは難しいものです。そんな時はフェスタリアの「ブライダルコンシェルジュ」に相談してみませんか。限られた準備期間、指輪選びは専門家にサポートしてもらい、二人でじっくり考えて決めるのがおすすめ。
フェスタリアのブライダルコンシェルジュなら、ご希望の刻印に合わせた指輪選びの提案が可能です。お二人らしさを指輪に刻んで素晴らしいスタートを迎えてくださいね。